「会議」は、様々な場面で行われます。
特に、サラリーマン生活をしていれば必須ですね。
ところで、「会議」を、前後を入れ替えた言葉「議会」があります。
実はこの「会議」と「議会」、全く意味が違ってくるらしい…。
ということで、この「会議」と「議会」、いったい何がどう違うのか徹底調査してみましたよ!
本記事では、「会議」と「議会」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「会議」と「議会」の意味の違い!
最初に、「会議」と「議会」の意味の違いを簡潔にお伝えします。
「議会」とは、選挙で選ばれた議員が、法律やその他案件を合議により決定すること。
簡単に言ってしまえば、こういった違いになります。
では、さらに詳細に紐解いていきますね。
①「会議」と「議会」の最大に違いはその参加者!
「会議」と「議会」は、どちらも複数の人が話し合いをします。
その「話し合いをする人間」が、最大の違いのポイント。
「会議」については、誰が行っても成立します。
どんな人間が行っても「会議」なのですね。
しかも、いつでもどこでも行うことができるのです。
一方の「議会」は、メンバーが公的な選挙で選出された議員に限られます。
誰でも参加できるものではありません。
しかも、議会の日程や場所などは、法律に基づき行われます。
②「会議」と「議会」の違いは決めるか決めないか!
「会議」は、複数の人が話し合いをするのですが、必ず物事が決定するとは限りません。
決めることが何もない、「相談」だけだとしても「会議」です。
また、決定する目的があったとしても物別れに終わる場合がありますが、これも「会議」。
もちろん、「会議」は決定する場合もありますよ。
一方の「議会」は、必ず決定します。
たとえば、新しい法律を決定します。
また、どのような案件でも最終的には多数決によって決定する流れになるのですね。
③「会議」と「議会」の違いを整理!
ここで一度、「会議」と「議会」の違いを整理します。
「会議」のメンバーには何も制限がありません。
誰でもいつでもどこでも開催が可能です。
「議会」は、公的な選挙で選ばれた議員が集まって行うもの。
誰でも参加できるものではありません。
「会議」は物事が決定する運びとなるとは限りませんが、「議決」は必ず物事が決定されます。
2.「会議」と「議会」の辞書での意味!
続いて、「会議」と「議会」の意味が辞書ではどうなっているのか確認していきます。
①「会議」の辞書での意味!
【会議】
・関係者が集まって相談・議論・決定すること。また、その集まりや機関。「―に諮る」
引用元:旺文社国語辞典
「関係者」が対象であり、それ以上の参加者の定義はありません。
そして、「相談」「議論」「決定」するのが会議です。
必ず「決定」するとは限らないということ。
②「議会」の辞書での意味!
【議会】
①選挙で選ばれた議員が、人々の意志を代表して活動し、立法・議決をする合議制の機関。
②国会。
引用元:旺文社国語辞典
「選挙で選ばれた議員」が、参加対象者。
「立法」「議決」をしますので、これはつまり必ず決定するということです。
意味②で「国会」となっていますが、「国会」そのものを「議会」と表現する場合もあります。
3.「会議」と「議会」の使い方!
次に、「会議」と「議会」の使い方を例文で紹介します。
①「会議」の使い方!
・社内で災害が発生したことから、緊急で対策会議を開催する。
・会議はいつでも開催可能ですが、参加者のスケジュール調整が重要。
・業務推進会議が開催された。
・毎月の社内定例会議は全て意味があるのか。
・まずは、会議室を確保しなくてはいけない。
②「議会」の使い方!
・○○県議会の様子がテレビ中継された。
・国民を代表する議会において決定していく政治方式が採用されている。
・議会運営委員会
・○○市議会議員選挙
・議会基本条例
4.「会議」や「議会」には似た意味の言葉がたくさんある!
「会議」や「議会」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
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ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「会議」と「議会」の意味の違いと使い分けについてでした。
「会議」は、関係する人たちが集まって話し合いをすることです。
誰でも参加可能であり、いつでも開催可能。
「議会」は、選挙で選ばれた議員が、法律やその他案件を決定することです。
しかも、法律に基づいて開催されるのですね。
「会議」は必ず物事が決定されるとは限りませんが、「議決」は必ず決定される運びとなります。