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「会合」と「会議」の違い!意外な差異をわかりやすく解説!

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「今日は10時から会議があって…」

「今日は10時から会合があって…」
 
 
これ、「会議」と「会合」が入れ替わっただけ…。

なんとなく、どちらも同じ意味に感じますよね…。
 
 
ですがこの2つ、実は示している部分に違いがあるのです!

たとえば、「会議がもめる」とは言いますが「会合がもめる」とは言いません。
 
 
ということで、本記事では「会合」と「会議」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「会合」と「会議」の意味の違い!

最初に、「会合」と「会議」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「会合」とは、話し合いなどをするために、人が集まること。

そして「会議」とは、話し合いをすることです。

 
一言であらわすと、こういった違いですが、伝わりましたでしょうか。

それでは、さらにわかりやすく紐解いていきますね。
 

①「会合」と「会議」の違いは何をするかという部分!

「会合」は、話し合いをすることではありません。

「会合」とは、話し合いなどをするために「集まること」を意味しているのです。
 
 
「集まること」なので、人が足や交通機関を使って「集合」すること。

ただし、ただ単に集まるだけなのであれば「集合」なのですが、話し合いという目的があって集まることが「会合」なのです。
 
 
 
一方の「会議」は、「話し合い」をすること

「集まる」ことというのではなく、「話し合い」をすることですね。
 
 
昔の「会議」は、話し合いのためには集まるしかありませんでした。

ですから、ひと昔前は「会議」=「話し合い」=「集まる」だったのです。
 
 
ですが、最近では集まらずにできる「テレビ会議」もありますので、現在は「会議」=「話し合い」です。

「集まる」とは限らないということですね。

ただし、テレビ会議はモニターを通じて全員が顔を突き合わせて話し合いをしますので、もしかしたら「集まっている」といえるのかもしれません。

テレビ会議
 

②「会合」のために集まる目的は幅が広い!

「会議」の目的は「話し合い」。

さらに「話し合い」は、「相談」や「議論」、何かを「決定」するといった目的があります。

少し、堅苦しい内容ですね。
 
 
 
一方の「会合」は「集まる」ことなのですが、その集まる理由が「話し合いなど」。

この「話し合いなど」には、「相談」「議論」「決定」も含まれるので、この部分の目的は「会議」とダブることになります。
 
 
ですが、「会合」の目的はまだありますよ。

たとえば、「パーティー」「集会」「顔見せ」なども含まれます
 
 
さすがに、「パーティー」を「会議」とはいいませんよね。

ですが、「パーティー」を「会合」と表現しても違和感はありません。

パーティー
 

③「会合」と「会議」の違いを整理!

ということで、ここで一度「会合」と「会議」の違いを整理します。
 
 
話し合いなどを目的に、集まることが「会合」

話し合いをすることが「会議」です。
 
 
「会議」は「相談」「議論」「決定」をしますが、「会合」は「相談」「議論」「決定」のほか「パーティー」「集会」「顔見せ」なども含まれます
 

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2.「会合」と「会議」の辞書での意味!

続いて、辞書による「会合」と「会議」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「会合」の辞書での意味!

【会合】

・相談などをするため人が寄り集まること。また、その集まり。

引用元:旺文社国語辞典

「寄り集まること」が「会合」ですね。

前項で説明したとおりの内容です。
 

②「会議」の辞書での意味!

【会議】

・関係者が集まって相談・議論・決定すること。また、その集まりや機関。「―に諮る」

引用元:旺文社国語辞典

「相談・議論・決定」することですので、前項の説明どおりです。

打ち合わせ
 

3.「会合」と「会議」の使い方!

次に、「会合」と「会議」の使い方を例文で紹介します。
 

①「会合」の使い方!

・11時からの会合に間に合わせたいのでお先に失礼します。

・調整のために何度も何度も会合を重ねてきた。

・昨日の会合は美味しいお酒と料理をいただき楽しいものだった。

・○○の誕生日を祝うための会合を計画する。

・新しい会長を決めるための会合を企画する。
 

②「会議」の使い方!

・11時からの会議に出席したいのでお先に失礼します。

・平行線の対立した意見ではあるが、今回の会議で決を採りたい。

・作戦会議を極秘で行う。(作戦会合は存在しない、作戦のための会合はOK)

会議の進行役をつとめる。(会合の進行役は存在しない)

会議が紛糾する。(会合が紛糾することはない)

紛糾
 

4.「会合」や「会議」には似た意味の言葉がたくさんある!

「会合」や「会議」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

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ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「会合」と「会議」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「会合」は、話し合いなどを目的に集まることです。

そして「会議」は、話し合いをすること。

「集まる」と「話し合う」の違いですね。
 
 
また、「相談」「議論」「決定」をするのが「会議」、「相談」「議論」「決定」のほか「パーティー」「集会」「顔見せ」などをするのが「会合」です。

堅苦しいのが「会議」、堅苦しいものとざっくばらんなものが共存するのが「会合」ということ。

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