「講演」と「講義」。
なんとなく、「講義」は「大学の授業のこと?」といった気がしますが…。
では、「講演」と「講義」の境界は?
と言われれば、今一つ…。
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「講演」と「講義」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「講演」と「講義」の意味の違い!
最初に、「講演」と「講義」の意味の違いを簡潔にお伝えします。
「講義」とは、書物や学説などの内容について説明し教えること。
一言で表現すると、こういった違いです。
それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
①「講演」の意味とは!
「講演」は、大勢の人に向かって話すこと。
ですから、「説明」や「教える」といった概念はありません。
難しい内容をわかりやすく説明したり、学問を教えてりといったものではありませんよ。
そして、ある「テーマ」に基づき話をします。
たとえば、「人生経験」「リーダーシップ論」「目標の実現」などなど。
テーマは、様々です。
一例をあげると、講師がホンマでっか!?TVの「重太みゆき」さんで、テーマは「成功のための第一印象」といった感じ。
たとえば、ですよ。
講師は、比較的有名人が多く、テーマも興味をそそるものが多くなります。
②「講義」の意味とは!
「講義」は、ただ話すだけではなく、書物や学説などの内容を説明し教えること。
大学の授業ともいえます。
つまり「講義」は、それを受ける人たちに対し学問などを身につけてもらうことが目的。
ですからその内容も、「講演」と比較すると、難解な専門的な内容となります。
まあ、大学生が学ぶのですから、当然と言えば当然ですね。
講師も、大学の教授などの専門家が多くなります。
③「講演」と「講義」の違いを整理!
それでは、ここで一度「講演」と「講義」の違いを整理します。
大勢の人に向かって話をするのが「講演」。
書物や学説などの内容について説明し教えるのが「講義」。
「話す」と「教える」の違いですね。
2.「講演」と「講義」の辞書での意味!
続いて、辞書による「講演」と「講義」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「講演」の辞書での意味!
【講演】
・ある題目について大勢の人に向かって話をすること。また、その話。「―会」
引用元:旺文社国語辞典
前の項目で説明したとおりの内容です。
「話をすること」ですね。
②「講義」の辞書での意味!
【講義】
・書物や学説の意味・内容を説き教えること。また、大学の授業。
引用元:旺文社国語辞典
「説き」「教える」こと、ということで説明したとおりの内容です。
3.「講演」と「講義」の使い方!
次に、「講演」と「講義」の使い方を例文で紹介します。
①「講演」の使い方!
・宗教団体が行う「幸せ講演会」とはどういった内容か。
・腰痛予防に関する講演会の講師を依頼された。
・部活の監督を対象とした「リーダーのあり方」に関する講演会。
・ニュースキャスターの辛坊治郎氏の講演会が開催された。
②「講義」の使い方!
・新学期の講義が始まる。
・経済学についての講義に出席する。
・夏季集中講義で単位をとる。
・講義中に私語は慎んでいただきたい。
4.「講演」や「講義」には似た意味の言葉がたくさんある!
「講演」や「講義」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
下の関連記事も、覗いてみてください。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「講演」と「講義」の意味の違いと使い分けについてでした。
「講演」は大勢の人に向かって話をすることで、「講義」は書物や学説などの内容について説明し教えることです。
説明し教える「講義」は難解な内容となりますので、講師も誰でもできるというものではありません。
「講義」の講師は、大学教授や専門家が多くなります。