ニュースなどに時々登場する「模倣」という言葉。
「似せること」という意味です。
では、この「模倣」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「模倣」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短い文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「模倣」の例文を簡単な短い文で!
・政府は、海外から流入する偽ブランド品など模倣品の取り締まりを強化する方針を固めた。商標権を侵害している場合、没収対象にする方向で検討する。
・来年4月に放送予定だったテレビアニメが、キャラクターの衣装デザインなどに模倣があった問題を受け、放送時期を延期することを公式サイトで発表した。
・ルーマニア北部に金属製の「モノリス」が出現し、関心を呼んでいる。数日前には米の砂漠で似た金属柱が発見されたばかりで、ネット上では「模倣」作品という声も上がった。
・著作権は確かに大事だが、パロディや模倣から新しい作品が生まれてくるし、規制し過ぎることは、新しい表現を妨害し、読者の楽しみ方を規制することになるのではないか?
・過去の優れた作品や表現の模倣から、新しい表現が生まれてくるという言説もしばしば教育の現場ではなされますし、これは事実としてそうであると思います。
・模倣は、最も基本的な学習の手段であり、例えば赤ちゃんは親の真似をすることで言葉を話すようになります。これはオリジナリティの追求するあまりに見過ごされがちなこと。
・クラシックの作曲家たちは昔の巨匠たちの作品を文字通り譜面に写し取り、解釈し、模倣することを通して研究した。
・その前に単独犯によるフィッシングサイトが摘発され犯人が逮捕されていますが、これは詐欺グループによる犯行の模倣犯と思われます。
・報道で手口が公開されると、それを模倣した犯罪が増える。ひったくりは短時間で簡単に行うことができ、過去の逮捕者の多くが「簡単そうだからマネした」と供述している。
・日本の公的機関を模倣した多数のサイトが確認されています。偽サイトには、本物と同様の見た目のものがあります。見た目で本物のサイトであると判断しないでください。
・特許庁が「模倣品・海賊版撲滅キャンペーン」を実施します。今年度は特に、インターネット通販を利用する消費者に対して働きかけます。
2.「模倣」の類義語!
続いて、「模倣」と似た意味の言葉を紹介します。
まずは、「ものまね」「見よう見まね」といった使い方をする「真似(まね)」。
「真似」の意味は、「模倣」とほぼ同じです。
ただし、微妙な違いがありますので、詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
その他は、以下のとおり。
「模造」
「盗用」
「パクる」
「盗作」
「コピー」
「模範」
「規範」
などがあります。
まとめ
以上が、「模倣」の例文についてでした。
参考にしてください。
ちなみに、「模倣」の「模」は、「かたどる」「のっとる」「まねる」という意味です。
そして、「模倣」の「倣」は、「ならう」「まねる」という意味。
まさに、どちらにも「似せる」という意味があります。