時々使われることがある「消え去る」という言葉。
「消えてなくなる」という意味です。
つまりは、「見えなくなる」ということ。
では、この「消え去る」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「消え去る」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「消え去る」の例文を簡単な短文で!
・2020年は多くの複雑で困難な変化をもたらしました。時代に伴う変化で加速するものもあれば、消え去るものもありました。
・水や食品あるいはトイレットペーパーなど生活必需品は、一旦何かが起きれば瞬時に消え去るという「薄氷」の上に私たちの生活は成り立っている。
・テレワークを阻む「ハンコ文化」は政府の「太鼓判」で消え去るのか?それとも日本の文化として残るのか?
・パソコンに保存された膨大なデータは、火災や浸水などの災害であっさり消え去る危険性をはらんでいます。
・この洗剤は、泥汚れがきれいサッパリ消え去る上に消臭力も高いので、部活動などの野外活動に励むお子さんがいる家庭に特におすすめできます。
・試合開始前の川崎Fは、首位の鹿島アントラーズと勝ち点差5の2位。浦和戦で勝ち点3を積み上げないと、逆転優勝の可能性が消え去る状況だった。
・こういう施設があることで、今後何年経とうとも、これらの災害の記憶が人々から消え去ることなく、次の世代の人たちへつながっていくのだと感じました。
・そういった主張は紙媒体の文化に根差したものであり、そんな彼らは自分たちの生活から新聞や雑誌が消え去ることを想像もできないのである。
・ブリガンテを包み込んだかのように見えた光は一瞬にして消え去ると同時に光り輝いていた陣も光を失ってしまった。
・スマートスピーカーによって音声入力が当たり前になっていくと、いずれはキーボードが世の中から消え去るのだろうか。
コーティング剤などがこれだけ普及しているにもかかわらずワイパーは消え去る気配さえなく、ワイパーの代わりになるものがいまだにないということ。
・マジックインクの落書きも、水をかけるだけで消え去る塗装技術が開発されました。壁や窓にコーティングするだけで洗剤を使っての洗浄が不要になります。
2.「消え去る」の類義語!
続いて、「消え去る」と似た意味の言葉を紹介します。
近いのが、「去」が抜けただけの「消える」。
意味は、「去らない」だけで「消え去る」とほぼ変わりません。
その他は、以下のとおり。
「消滅する」
「消え失せる」
「消失する」
「跡形もなくなる」
「失せる」
などがあります。
まとめ
以上が、「消え去る」の例文についてでした。
参考にしてください。
「消え去る」の「消える」は、なくなること。
そして、「消え去る」の「去る」は、離れて行ってしまうことです。
ですから「消え去る」とは、ただ単に「消える」よりも、離れてどこかへ行ってしまってなくなるというイメージが強くなります。