時々、会話や文章などで使われる「脈々と」という言葉。
意味は、「途切れることなく長く続いていくさま」ということ。
特に、「力強く続いている」ことを表現する時に使われます。。
では、この「脈々と」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「脈々と」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「脈々と」の例文を簡単な短文で!
・長い年月に渡って脈々と継承されてきた筆記文化を再構築し、全世界で永く人々に愛される筆記ブランドであるために、心地よさと快適さを日々追求しています。
・私はオランダ生まれではありません。それでもオランダ人の両親に育てられたためか、やはり「オランダ人気質」みたいなものは脈々と受け継いでいると感じています。
・本連盟発足当時からの諸先輩方の情熱や想い、その精神が今もなお、色あせることなく脈々と継承されていることの証明にもなっております。
・ここ数年の自然災害をはじめとした不測の事態を迅速に乗り越え、生産や販売を継続してきた様子にも、自動車産業が脈々と受け継いできた人の力の大きさが浮かび上がる。
・テニス経験者や上級生が初心者の部員に対して、ネットの張り方から打ち方まで丁寧に教えるという姿勢は、歴代のテニス部員から脈々と継承されております。
・永きにわたって災害救護活動をはじめとした人道活動を脈々と継続してこられましたのも、ひとえに県民の皆様のご理解とご支援があってこそであり、心より感謝申し上げます。
・大会を脈々と築いてきた諸先輩、選手、大会を支えてきた地域のみなさんの思いを考え、何とか継続できないかと知恵を出し合ったが、現状では困難という結論に達した。
・長きにわたって継続しているということはすなわち、創業者の力だけではなく、脈々と受け継いできた方々がいらっしゃったということ。
・こうした多様な現象を目視によって脈々と観測が続いてきましたが、今季から地方気象台でも観測機器による自動観測へ変わりました。
・今後も、これまで脈々と培ってきた革新の歴史に誇りを持ち、多彩なアプローチにより探究を続けていきます。
・商品を提案するにしても、社員に生活を豊かにする製品を提供しているという意識があることが大切。そうした発想が当社の文化活動にも脈々と息づいています。
2.「脈々と」の類義語!
続いて、「脈々と」と似た意味の言葉を紹介します。
同じような、「○○と」といった使い方ができるのが「綿々と」。
「綿々と」の意味は、「長く続いて、絶えないさま」ということで、「脈々と」と同じ意味です。
その他は、以下のとおり。
「連々と」
「連綿と」
「永続的に」
「継続的に」
「持続的に」
などがあります。
まとめ
以上が、「脈々と」の例文についてでした。
参考にしてください。
ちなみに、「脈々と」の言葉の語源は、人間の「脈拍」といわれています。
脈拍は、生きている間は永久的に継続されるもの。
また、「山脈」という言葉があるとおり「連なるもの」という意味がありますが、それが語源であるという説もあります。