何かイベントなどが開催される時、気になるのが「日時」ですよね。
「日時」が自分の予定と被ってないか…。
このように使う「日時」ですが、漢字の前後を入れ替えた「時日(じじつ)」があります。
この「日時」と「時日(じじつ)」、意味に違いがあるのか…?
ということで、「日時」と「時日」の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「日時」と「時日」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「日時(にちじ)」と「時日(じじつ)」の意味の違いは?
最初に、「日時」と「時日」の意味を簡潔にお伝えします。
「時日」とは、ある時点の「日」と「時刻」の意味と、「日数」と「時間」を重ねたある期間の意味があります。
ということは、つまり意味が同じということ。
ですが、一般的な使い方には少しかたよりがあるようです。
さらに詳しく紐解いていきますね。
①「日時」の意味とは!
「日時」は、一般的にはある一瞬のその「日」と「時刻」を明確にするために使われます。
たとえば、「第25回定時総会の日時は6月5日の10時からで決定しています」といった具合ですね。
ある物事が行わる、または行われた「日」と「時刻」のこと。
ですが、冒頭にもご紹介しましたが、「日数」と「時間」を重ねたある期間といった意味もあります。
たとえば、「これを決めるのに、長い日時を使ってしまった」といった使い方です。
要するに、「長い日数と長い時間を使ってしまった」という意味ですね。
ですが、こちらの「日数」と「時間」の意味は、実はほぼ使われていないのが実情。
もしかしたら、無くなりつつある意味なのかもしれません。
②「時日」の意味とは!
一方の「時日」は、逆に「日数」と「時間」を重ねたある期間といった意味で使われることが多い言葉。
つまり、「時日」は「年月(ねんげつ・としつき)」「歳月」「月日(つきひ)」などと似た意味として使われます。
「長い時日を費やして、ようやく完成させた」
といった使い方。
これは、「長い月日を費やして、ようやく完成させた」といったように「時日」の部分を「月日」と入れ替えることができますよね。
こういったように、「時日」は主に「日数」と「時間」を重ねた期間という意味で使われます。
ただし、「日時」と同じようにある時点の「日」と「時刻」の意味もありますので覚えておきましょう。
ですが、「時日」という言葉自体、最近はあまり目にしなくなりました…。
③「日時」と「時日」の違いを整理!
それでは、ここで一度「日時」と「時日」の違いを整理します。
「日時」と「時日」はどちらも、ある時点の「日」と「時刻」の意味と、「日数」と「時間」を重ねたある期間という意味で同じです。
言葉を入れ替えて使っても問題ありませんよ。
ただし、「日時」は主にある時点の「日」と「時刻」という意味で、「時日」は「日数」と「時間」を重ねたある期間という意味で使われることが多い言葉です。
2.「日時」と「時日」の辞書での意味!
続いて、辞書による「日時」と「時日」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「日時」の辞書での意味!
【日時】
・日付と時刻。時日。「会合の―」
引用元:旺文社国語辞典
「日付と時刻」と記載されていますが、その他に「時日」とあります。
これはつまり、「日時」と「時日」は同じ意味ということですね。
②「時日」の辞書での意味!
【時日】
①日数と時間。「短―」「―を費やす」
②日にちと時刻。日時。「会合の―を知らせる」
引用元:旺文社国語辞典
意味①がある期間のこと。
そして、意味②がある時点の「日」と「時刻」のことで、「日時」の記載もありますね。
3.「日時」と「時日」の使い方!
最後に、「日時」と「時日」の使い方を例文で紹介します。
①「日時」の使い方!
・開催日時を教えてください。
・今年のバスケットボール大会の日時が決定しました。
・申込書には必ず回答する日時を記入してください。
・結婚式の日時は未定です。
②「時日」の使い方!
・短時日とは短い期間という意味です。
・時日を有効に過ごすことができた。
・多くの時日を費やしたが成果はなかった。
・時日がどんどん経過し病状が悪化していく
まとめ
以上が、「日時」と「時日」の意味の違いと使い分けについてでした。
「日時」と「時日」はどちらも同じ意味です。
どちらも、ある時点の「日」と「時刻」の意味と、「日数」と「時間」を重ねたある期間という意味。
ただし、一般的に「日時」は主にある時点の「日」と「時刻」という意味で、「時日」は「日数」と「時間」を重ねたある期間という意味で使われることが多い言葉です。