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「学習」と「習得」の違い!具体例でわかりやすく解説するよ!

更新日:

 
「学習」と「習得」。

読み方は違うのですが、どちらも「習」の字が共通点。
 
 
しかも、意味も似ていますよね…。

どちらも一生懸命に頑張るイメージなのですが、違いが今一つわかりません…。
 
 
 
こんなことでは、いけませんね…。

ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
 
 
本記事では、「学習」と「習得」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「学習」と「習得」の意味の違い!

まずは、「学習」と「習得」の意味の違いを端的にお伝えします。

「学習」とは、学問や技術などを学び習うこと。

「習得」とは、習って身につけること。

 
一言であらわすと、こういった違いです。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「学習」と「習得」の違いを詳しく!

「学習」は学び習うことで、「習得」は習って身につけること。

ですから、簡単にいってしまえば「学び習う」と「習う」の違いです。
 
 
 
では、「学ぶ」と「習う」の意味を説明しますね。

「学ぶ」も「習う」も意味が似ており、共通点もあります。

ただし相違点の特徴としては、「自力で身につける」意味合いが強いのが「学ぶ」、「人から教えてもらう」意味合いが強いのが「習う」、ということができます。
 
 
「学ぶ」は、「人生経験から学んだこと」といった使い方をしますよね。

これは、誰かから教えてもらったことではありません。
 
 
「習う」は、「ダンスを習う」「英語を習う」といった使い方をします。

これは、ダンススクールや英語スクールなどで教えてもらうこと。

「ダンスを学ぶ」「英語を学ぶ」ということもできますが、なんとなくニュアンスが変わりますよね。

「ダンスを学ぶ」「英語を学ぶ」というと、教室に通っているのか自分で勉強しているのかが曖昧になってしまいます。
 
 
 
ということで、学び習うのが「学習」、習うのが「習得」です。

つまり、自ら学んだり、人から教えてもらうのが「学習」

人から教えてもらい身につけるのが「習得」です。
 
 
 
人間は、生まれてから時間が経過することで、言葉を「習得」しますよね。

これは、赤ちゃんが言葉を学んで身につけたのではありません。

大人の言葉を耳にして、つまり教えてもらって「習得」したのです。

赤ちゃん
 

②「学習」と「習得」、身につけるものの違い!

「学習」と「習得」では、何を身につけるのか?という部分にも違いがあります。
 
 
「学習」で身につけるものは、基本的には学問や技術

そして「習得」は、学問や技術の他にスポーツや芸など幅が広くなります。
 
 
たとえば、「スタートダッシュの感覚を習得」といっても違和感はありません。

しかし、「スタートダッシュの感覚を学習」というと、どうでしょう?違和感がありませんか?
 
 
「学習」は学問や技術を身につける、「習得」は学問や技術の他にスポーツや芸など様々なものが当てはまります。
 
 
 
ただし、生物学的な意味としての「学習」は少し違いますよ。

たとえば、池のコイは人が近づくとエサをもらえると思ってむらがりますよね。

これは、コイが人間はエサをくれるということを「学習」したから。
 
 
この「学習」です。

この生物学的な「学習」は、学問や技術ではありません。

鯉
 

③「学習」と「習得」の違いを整理!

それでは、ここで一度「学習」と「習得」の意味の違いを整理します。
 
 
学問や技術などを学び習うことが「学習」。

自ら学んだり、人から教えてもらうことです。
 
 
習って身につけることが「習得」。

人から教えてもらい身につけることです。
 
 
「学習」は学問や技術を身につけますが、「習得」は学問や技術の他にスポーツや芸など幅が広くなります。

 

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2.「学習」と「習得」の辞書での意味!

続いて、辞書による「学習」と「習得」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「学習」の辞書での意味!

【学習】

・学問や技術の基礎的知識を学び習うこと。「外国語を―する」

引用元:旺文社国語辞典

「基礎的知識」となっていますが、他の辞書ではこういった記述はありません。

「学び習うこと」という部分は説明どおりですね。
 

②「習得」の辞書での意味!

【習得】

・習って身につけること。「語学を―する」

引用元:旺文社国語辞典

「習って」とありますので、説明どおりです。

また、「何を身につける」かの記述がありません。

つまり、幅が広いということです。

褒める
 

3.「学習」と「習得」の使い方!

最後に、「学習」と「習得」の使い方を例文で紹介します。
 

①「学習」の使い方!

学習能力は生まれもった知性で決まるのか?

・次期学習指導要領の基本方針。

・家庭学習の手引きを参考にする。

学習会が開催された。
 

②「習得」の使い方!

・社会人になってから英語を習得する。

・遠洋カツオ一本釣り漁の技術を習得する。

・知識とスキルを習得した人材をさがす。

・ヘッドスパのハンドテクニックを習得した。
 

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まとめ

以上が、「学習」と「習得」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「学習」は、学問や技術などを学び習うこと。

「習得」は、習って身につけること。
 
 
「学び習う」「学習」と、「習う」「習得」の違いです。

「習得」が身につけるものは、学問や技術だけではなく、スポーツや芸など幅が広くなります。

「学習」と「習得」の意味の違いを説明しましたが、似た意味の言葉で「自学」や「自習」があります。

「自学」と「自習」も、同じようで実は微妙に違いますよ!

もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。

「自学」と「自習」の違い!意味をわかりやすく徹底解説!

 

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