「プラチナ」と「白金」。
…ん?同じもの?と思っていましたが…。
もしかして、違うのか?
しかも、「白金」に似た言葉で「白色金」もあるらしい…。
ちなみに、白い金を英語にすると「ホワイトゴールド」。
この「ホワイトゴールド」も、聞いたことがあるぞ…。
ということで、これらの意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の意味の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の意味の違い!
最初に、「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の違いを簡潔にお伝えします。
そして「白色金」と「ホワイトゴールド」も同じもの、「金」に「パラジウム」「銀」などを混ぜ合わせてつくった合金のことです。
一言で表現すると、こういった違いです。
それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
①「プラチナ」と「白金」とは!
「プラチナ」と「白金」は同じ金属。
指輪などに使われる貴金属のことです。
この「プラチナ」は、非常に人気のある高価な貴金属です。
劣化が起こりにくい金属で、宝飾品の他に工業製品として多く使われています。
しかも、採掘量が「金」と比較しても極端に少なく、希少価値が高いのですね。
あとは、「金」も重い金属なのですが、「プラチナ」は「金」よりも重いというのも高価な理由の一つ。
ずっしりとしたものは、それだけで高級感がありますよね。
ちなみに、最近では1グラム当たりで「金」が約5000円台、「プラチナ」が3000円台、「銀」が60円台。
現在は「金」の人気が高く高価ですが、昔は「プラチナ」の方が高価だったんですよ!
②「ホワイトゴールド」「白色金」とは!
「ホワイトゴールド」は、和名で「白色金」。
「白金」ではなく、「白色金」です。
ですから、「プラチナ」とは全くの別物。
金色に輝く「金」を、白色に輝かせるために「金」に別の金属を混ぜて加工した合金。
混ぜる金属は、「パラジウム」「銀」「銅」など。
他の金属を混ぜる理由は、色の他に硬さを補強する意味もあります。
ですから、高価な「金」を使って、「プラチナ」の輝きをプラスした他、「金」の柔らかさを補った金属ということですね。
ちなみに、合金ですので普通の「金」と比較すれば安価。
価格は、「金」の含有量で違ってきます。
「K24」が純金ですので、「K18」のホワイトゴールドだと「24分の18」ということになります。
ですから、「K18」だと純金が75%、「K14」で純金が約58.3%、「K10」で約41.7%。
この純金の含有量で決まってくるのですね。
純金の価格が1グラム当たりで5000円だとすると、「K18」のホワイトゴールドだとその75%。
ですから、だいたい3750円ということになります。
ただし、これはあくまでも机上の計算の値であり、必ずこのとおりというものではありませんよ。
あくまでも、目安です。
③「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の違いを整理!
それでは、ここで一度「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の違いを整理します。
「プラチナ」と「白金」は同じもの、どちらも「プラチナ」。
「ホワイトゴールド」は「金」を使った合金で、和名は「白色金」。
「白金」と「白色金」の違いは、「プラチナ」と「ホワイトゴールド」の違いということです。
2.「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の辞書での意味!
続いて、辞書による「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「プラチナ」の辞書での意味!
【プラチナ(platina)】
・はっきん(白金)
引用元:旺文社国語辞典
説明は一言、「はっきん」となっています。
②「白金」の辞書での意味!
【白金】
・[化]金属元素の一つ。銀白色で重く、展性・延性に富み、融点が高く、化学的に安定。触媒・理化学機械・装飾品などに用いる。プラチナ。元素記号Pt
引用元:旺文社国語辞典
「プラチナ」のことですね。
③「ホワイトゴールド」の辞書での意味!
【ホワイトゴールド(white gold)】
・白金の代用とする、金に白金・パラジウム・銀・ニッケル・銅・亜鉛などを加えた銀白色の合金。装飾品や歯科材料に用いる。模造白金。
引用元:デジタル大辞泉
説明どおり、合金です。
④「白色金」の辞書での意味!
「白色金」では、辞書への掲載はありませんでした…。
ですが、「白色金」は「ホワイトゴールド」のことです。
3.「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」と似た言葉は多い!
「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
下の関連記事も、覗いてみてください。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「プラチナ」「白金」「ホワイトゴールド」「白色金」の意味の違いについてでした。
「プラチナ」=「白金」
「ホワイトゴールド」=「白色金」
「白色金」は「金」を使った合金であり、「白金」とは全くの別物ですよ。