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「有効」と「効果」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

更新日:

 
「有効」と「効果」。

似ていて、まぎらわしいです…。

ほとんど同じ意味に思えてしまうのですが…。
 
 
でもよく考えると、有効な方法」とはいいますが、効果な方法」とはいいません。

また、効果が出る」とはいいますが、有効が出る」とはいいません…。

ということは、「有効」と「効果」は全く違うということか…??
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「有効」と「効果」には決定的な違いがありました!
 
 
本記事では、「有効」と「効果」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「有効」と「効果」の意味の違い!

最初に、「有効」と「効果」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「有効」とは、ききめがあること。

「有効」は、形容動詞として「親切だ」「親切な」のように「だ」「な」を最後につけることができ、「有効だ」「有効な」といった使い方が可能。

「効果」とは、ききめのこと。

「効果」は名詞で、「効果があらわれる」「効果が出た」というように、物事の「結果」としての使い方が可能。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「有効」と「効果」の違いをわかりやすく!

「有効」は「ききめがある」ことで、「効果」は「ききめ」のこと

意味はすごくまぎらわしいのですが、使い方に違いがあるということです。
 
 
 
まず、「有効」は「ききめがある」という意味として、「形容動詞」としての使い方が可能

形容動詞とは、物事の状態や性質をあらあわす意味の品詞で、最後に「だ」「な」で終わる言葉のこと。

「親切だ」「親切な」「静かだ」「静かな」といった言葉です。
 
 
そして、形容詞のような「物事の状態」をあらわし、動詞のような「物事の動きに近い」ものを表現するのが形容動詞。

ですが、形容動詞は「動詞」ではありませんので、「動き」ではなく「動きに近い」です。
 
 
「だ」「な」を付けることが可能なので、「有効」は有効だ」「有効な」といった使い方ができますが、「効果」の方は効果だ」「効果な」といった使い方はできません。

時間の有効活用

一方の「効果」は「ききめ」という意味であり、「名詞」です。

そして、「有効」のような「物事の状態」「動きに近い」というよりは、「効果」は「物事の結果」として使うことが多い言葉。
 
 
たとえば、効果があらわれる」「効果が出た」といった使い方をします。

「有効」は有効があらわれる」「有効が出た」といった使い方はできません。
 
 
 
「有効」は「有」と「効」で「効き目を有する」、「効果」は「効」と「果」で「効き目の結果」と覚えるとわかりやすいかもしれませんね。

たとえば、「このソフトは会計処理には有効だが、全社員の労働時間短縮という効果が出るかわわからない」といった使い方。

ソフトは「効き目を有する」、短縮という「効き目の結果」です。

働き方改革
 

②「有効」や「効果」には他の意味も!

「有効」や「効果」には、前項で説明した以外の意味もあります。
 
 
 
「有効」は、柔道の一つの判定のこと

柔道は相手に技をしかけ、その技が完全に決まることで勝利となります。

ただし、技は完全ではないが、ある程度の影響を相手に与える技でポイントを得ることが可能。
 
 
技が完全に決まると「一本」で、試合は技をしかけた方が勝利となります。

完全ではないがそれに近い技の場合は「技あり」で、決着はしませんがそれなりのポイントが加算。
 
 
その「技あり」には満たない技の場合が「有効」で、「技あり」よりも少ないポイントが加算されます。

「有効」は「ききめがある」という意味ですが、この場合は「技のききめがある」ということですね。
 
 
 
「効果」には、演劇や映画などで、その場面にふさわしい雰囲気などを人工的につくることという意味があります

これは、「音響効果」「効果音」の「効果」。

人間の感覚に対し様々なテクニックを使うことで、臨場感という「ききめ」を得ることができるということです。

観覧席
 

③「有効」と「効果」の違いを整理!

それでは、ここで一度「有効」と「効果」の違いを整理します。
 
 
ききめがあることが「有効」で、ききめが「効果」。
 
 
「有効」は形容動詞として、物事の状態をあらわす「有効だ」「有効な」といった使い方が可能です。

「効果」は名詞で、物事の結果をあらわす「効果があらわれる」「効果が出た」といった使い方が可能。
 

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2.「有効」と「効果」の辞書での意味!

続いて、辞書による「有効」と「効果」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「有効」の辞書での意味!

【有効】

①効力・効果のあるさま。役に立つさま。「―期間」「時間を―に使う」↔無効

②柔道で、かけた技が「技あり」に近いと認める判定。

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。

柔道
 

②「効果」の辞書での意味!

【効果】

①ききめ。よい結果。「薬の―があらわれる」「―覿面(てきめん)」

②映画・演劇などで、その場面の感じをよりいっそう増すために、視覚的・聴覚的な工夫をこらすこと。また、それに用いる擬音・音楽・照明など。「音響―」「―音」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明どおりですね。
 

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3.「有効」と「効果」の使い方!

次に、「有効」と「効果」の使い方を例文で紹介します。
 

①「有効」の使い方!

・製品の開発目標値を決める方法として有効な「品質機能展開」を活用。

・法令で定める手続に則り行われた適法かつ有効なものである旨を主張。

・自分のパソコンの「ファイル共有」機能が有効になっていないかチェックを。

・新ルールでは技の評価ポイントの「有効」が廃止、「一本」と「技あり」だけとなる。
 

②「効果」の使い方!

・水虫菌に抑制効果を発揮することを実証した。

・心が静まりリラックスできる、集中力が増すといった効果があるといいます。

・映画の4DXの特殊効果により、車に乗っているかのような臨場感を得た。

・温室効果ガスである二酸化炭素などを測定し温暖化対策に貢献する日本の人工衛星。

地球
 

4.「有効」や「効果」には似た意味の言葉がたくさんある!

「有効」や「効果」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「有効」と「有用」の違いを解説!実は明確な差があったよ!

「実効」と「実行」の違い!わかりやすく例文で解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「有効」と「効果」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「有効」とは、ききめがあること。

「効果」とは、ききめのこと。
 
 
「効き目を有する」のが「有効」、「効き目の結果」が「効果」です。

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