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「いきなり」と「突然」の違いを解説!使う場面に差があった!

更新日:

 
「いきなり」と「突然」。

似ているというより、同じ意味か??

たとえば、いきなり部屋に入って来た」でも突然部屋に入って来た」でも、違和感がありません。
 
 
しかし、同じ意味と思いきや…。

「パソコンを買っても、設定せずにいきなり使おうとしても無理」はいいのですが…。

「パソコンを買っても、設定せずに突然使おうとしても無理」は何か変です…。

ということは、「いきなり」と「突然」は使う場面に違いがあるということか…。
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「いきなり」と「突然」には明確な違いがありました!
 
 
本記事では、「いきなり」と「突然」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!

それから、「突然」と「急に」の違いを解説した記事もありますが、後半で紹介しますので、そちらもご覧ください!

実は「急に」もまた微妙に違います!
 

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1.「いきなり」と「突然」の違い!

最初に、「いきなり」と「突然」の意味と使い分け方法を簡潔にお伝えします。

「いきなり」とは、「突然」「急に」という意味で、「①順番が狂った場面」「②何の前触れもない場面」の両方で使うことが可能。

「突然」とは、「不意なさま」という意味で、「②何の前触れもない場面」でのみ使うことが可能。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①順番が狂う時は「いきなり」?「突然」?

物事には順番があるものが多いです。

そういった順番が狂う場面で使うのが「いきなり」。

順番が狂う場面で、「突然」は使えません。
 
 
 
たとえば、パソコンを購入した時には、最初に配線を行いその後に設定します。

様々な設定が完了して、初めてパソコンが使える状態になりますが…。

「配線が終わっただけで、いきなりパソコンを使おうとしても無理だよ…設定が終わってないし」

ということになります。
 
 
それから、下のような順番間違いにも使えます。

「パソコンが届いたからといって、いきなり使おうとしても無理。まず配線と設定が先」

つまり、「①パソコン購入」→「②配線」→「③設定」→「④使用」、という順番が正解。

これが、①→②→④、もしくは①→④のように順番が狂った場合に「いきなり」が使えるのです。
 
 
 
ちなみに、こういった順番が狂うケースで「突然」は使うことができません。

「配線が終わったからといって、突然パソコンを使おうとしても無理だよ…設定が終わってないし」

「パソコンが届いたからといって、突然使おうとしても無理。まず配線と設定が先」
 
 
なんとなく変ですよね…。

ということで、順番が狂う場合は「いきなり」だけ、これしか使えません。

順番
 

②前触れなく起こる時は「いきなり」?「突然」?

順番が全く関係のないケース、つまり、何の前触れもなく起こることもあります。

こういった、前触れなく起こることに対しては「いきなり」と「突然」両方使えますよ。
 
 
たとえば…。

「彼は、いきなり部屋に入って来た」

「彼は、突然部屋に入って来た」

ということで、人が何の前触れもなく部屋に入って来た場合、「いきなり入って来た」でも「突然入って来た」でもオッケーになります。
 
 
 
これが、「何の前触れもない」状態から、「順番」を植え付けると違いがよくわかりますよ。

たとえば、「①ノック」→「②許可」→「③入室」としましょう。

「彼はノックしたが、私の返事を待つことなくいきなり部屋に入って来た」

というのは違和感ありませんよね。
 
 
「彼はノックしたが、私の返事を待つことなく突然部屋に入って来た」

こうなると、少し違和感が生まれます。
 
 
ノックしたとこまでは順番を守っていたにも関わらず、「突然」はないですよね…。

つまり、「ノック」が前触れということです。

未来
 

③「いきなり」と「突然」の違いを整理!

それでは、ここで一度「いきなり」と「突然」の違いを整理します。
 
 
「①順番が狂った場面」で使えるのが「いきなり」。

「②何の前触れもない場面」で使えるのが「いきなり」と「突然」、どちらでもオッケー。
 
 
 
ただし、「順番が狂う場合」と「前触れなく起こる場合」の双方に通じる場合があります。

たとえば、いきなり強い酒を飲め、と言われても…」突然強い酒を飲め、と言われても…」といった場合。
 
 
これは、「①空腹を満たす」→「②ビール」→「③強い酒」といった順番があるとも取れますので「いきなり」を使うのはオッケー。

さらに、何の前触れもなく「強い酒を飲め」と言われているとも取れますよね。

ですから、「突然」もオッケーということになります。
 

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2.「いきなり」と「突然」の辞書での意味!

続いて、辞書による「いきなり」と「突然」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「いきなり」の辞書での意味!

【いきなり】

・突然。急に。「―怒りだす」

引用元:旺文社国語辞典

言葉の意味は、このとおり。

ただし、これだけでは「突然」との使い分け方法がわかりません。

ワニ
 

②「突然」の辞書での意味!

【突然】

・不意なさま。いきなり起こるさま。「―現れる」「―の出来事」

引用元:旺文社国語辞典

「不意なさま」なので、「何の前触れもない」ということですね。
 

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3.「いきなり」と「突然」の使い方!

最後に、「いきなり」と「突然」の使い方を例文で紹介します。
 

①「いきなり」の使い方!

・車を運転していたら、いきなりタイヤが破裂した。
(突然○:前触れなく起こること)

・新任の教師であっても、4月からいきなり教壇に立つのは当たり前。
(突然×:4月に教壇に立つことは前からの決定事項)

・投票に行ったこともない人が、いきなり選挙に立候補するのは厳しい。
(突然×:最初に意思決定があり前触れなく起こるものではない)

・保育園がいきなり閉園されることになった。
(突然○:前触れなく起こること)
 

②「突然」の使い方!

・運動会の予行練習で突然倒れた。(いきなり○)

・今日の朝に、突然トイレが使えなくなった。(いきなり○)

・街中で突然トランペットを吹き出したのは今話題のあの人。(いきなり○)

突然の猛吹雪と豪雪により車が立ち往生してしまう。(いきなり○)
 

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まとめ

以上が、「いきなり」と「突然」の違いと使い分けについてでした。
 
 
「いきなり」は、「①順番が狂った場面」「②何の前触れもない場面」の両方で使うことが可能。

「突然」は、「②何の前触れもない場面」でのみ使うことが可能。
 
 
予期せぬ事態が、「突然」起きるということですね。

「いきなり」と「突然」の違いを説明しましたが、「突然」と似た意味の言葉で「急に」があります。

「突然」と「急に」も微妙な違いがありますよ!

もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。

「突然」と「急に」の違いを解説!実は明確な差があったよ!

 

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