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「損傷」と「破損」の違いを解説!実は微妙な差があったよ!

更新日:

 
「損傷」と「破損」。

同じような意味に思える2つの言葉…。

まぎらわしいです…。
 
 
「車体を損傷といいますし、「車体を破損ともいいますよね…。

これはつまり、同じ意味なのか…??
 
 
でも人間の体である「靭帯を損傷する」とはいいますが、「靭帯を破損する」とはいいません…。

ということは、「損傷」と「破損」の意味には違いがあるということか…???
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「損傷」と「破損」には微妙な違いがありました!
 
 
本記事では、「損傷」と「破損」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「損傷」と「破損」の意味の違い!

最初に、「損傷」と「破損」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「損傷」とは、人や物などが壊れたり傷がついたりすることですが、壊れ方は比較的小さい。

「破損」とは、物などが壊れたり傷がついたりすることですが、壊れ方は比較的大きい。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「損傷」の意味とは!

「損傷」は、壊れたり傷がついたりすること。

この部分は「破損」と同じ意味なのですが、「破損」との違いのポイントは2つあります。
 
 
それは、1つ目が「破損」は「物」に対して使いますが、「損傷」は「物」以外に「人」も対象としているということ。

そして、2つ目が「壊れる」「傷つく」のうち、「傷つく」方が重点であるということ。

つまりは、「壊れ方」が小さいともいえます。
 
 
 
たとえば、「物」であれば「車庫入れを誤り、車体を損傷させてしまった」という使い方をします。

要するに、車をこすって傷をつけてしまったということ。
 
 
それから、「人」であれば「膝の靭帯が損傷しています」という使い方をします。

これは、人体の膝の靭帯を傷つけるという、怪我のことですね。

医師
 

②「破損」の意味とは!

「破損」も、壊れたり傷がついたりすることです。

「破損」の意味ポイントは、「人」ではなく「物」だけが対象となるということ。

そしてもう1つのポイントは、「損傷」に比べて「破損」の方が、壊れ方が大きいということです。
 
 
 
たとえば、前項で説明した「人」が対象である「膝の靭帯が損傷しています」という使い方。

この例文を、「破損」に置き換えることはできません。

「膝の靭帯が破損しています」とはいいませんよね。
 
 
 
それから、「物」を対象とした「車庫入れを誤り、車体を損傷させてしまった」という例文を紹介しました。

これを「破損」に置き換えることが可能です。

「車庫入れを誤り、車体を破損させてしまった」といっても違和感はありません。
 
 
しかし、この「車体の損傷「車体の破損ではその壊れ方に違いがあります。

「損傷」の方が「こすって傷をつける」イメージで、「破損」の方は「ぶつけてサイドミラーが壊れて外れてしまう」イメージ。

「壊れ方」の大きさに違いがあるということです。
 
 
 
この壊れる大きさのイメージの違いは、「破損」という漢字に隠されています。

「破損」の「破」は、「やぶれる」「こわれる」という意味。

たとえば、「破壊」「撃破」「大破」「破滅」というように、結構大きく壊れる意味で使われます。
 
 
しかも、「やぶれる」ですので、紙などがバラバラになるイメージ。

こういった漢字の持つ意味により、「破損」は「大きく壊れる」「バラバラになる」という意味合いで使われます。
 
 
一方の「損傷」の方は「傷」ですので、同じ「こわれる」であっても「傷がつく」意味合いが強くなるということ。

交通事故
 

③「損傷」と「破損」の違いを整理!

それでは、ここで一度「損傷」と「破損」の違いを整理します。
 
 
「損傷」と「破損」は、どちらも壊れたり傷ついたりすること。
 
 
ただし、人や物を対象としているのが「損傷」です。

そして、物を対象としているのが「破損」。
 
 
さらに、壊れ方が小さいのが「損傷」で、壊れ方が大きいのが「破損」です。

 

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2.「損傷」と「破損」の辞書での意味!

続いて、辞書による「損傷」と「破損」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「損傷」の辞書での意味!

【損傷】

・物や人体がこわれ、傷つくこと。また、こわし傷つけること。「―を受ける」

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおり、「物や人体が…」となっています。

ジーンズ
 

②「破損」の辞書での意味!

【破損】

・壊れて、いたむこと。壊して、いためること。破って傷つけること。破れ傷つくこと。「家屋の―」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明どおりですが、「物だけ」という表記は特にありません。

しかし、基本的に「破損」は人体には使いません。
 

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3.「損傷」と「破損」の使い方!

次に、「損傷」と「破損」の使い方を例文で紹介します。
 

①「損傷」の使い方!

・空気圧に過不足があるとタイヤの損傷や事故につながる可能性がある。

・ユニセフは、損傷を受けた学校や幼稚園の修復支援を行った。

・パソコンが発する熱は、パソコン内部の回路に深刻な損傷をもたらす可能性がある。

・アキレス腱を損傷したため、試合を欠場することになった。

・糖尿病患者の血管損傷を治療できないのか?
 

②「破損」の使い方!

・音波振動がクリップに伝わってクリップが破損する恐れがある。

・地震により貯水タンクが破損した。

・貴重品については、紛失や破損等の責任は負いかねます。

破損してしまったことによるトラブルを解決するためのポイントを解説します。

・パソコン破損や情報漏えい、テレワークのリスクに一括対応の保険です。

パソコン
 

4.「損傷」や「破損」には似た意味の言葉がたくさんある!

「損傷」や「破損」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「損害」と「損失」の違い!確かな差をわかりやすく解説!

「汚損」と「破損」の違い!わかりやすく具体例で解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「損傷」と「破損」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「損傷」は、人や物などが壊れたり傷がついたりすること。

「破損」は、物などが壊れたり傷がついたりすること。
 
 
小さく壊れるのが「損傷」で、大きく壊れるのが「破損」。

「損傷」は「傷」、「破損」は「破」です。

ですから、「傷つく」のが「損傷」で、「破れる」のが「破損」、と覚えておくとわかりやすいですよ。

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