「商品」と「賞品」。
読み方はどちらも「しょうひん」です。
まぎらわしいですね…。
読み方が同じ「商品」と「賞品」なのですが…。
意味は、全く違います!!
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「商品」と「賞品」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「商品」と「賞品」の意味の違い!
まずは、「商品」と「賞品」の意味の違いを端的にお伝えします。
「賞品」とは、ごほうびとして与える品物のことです。
簡単に説明すると、こういった違いです。
では、もう少し詳細に紐解いていきますね。
①「商品」と「賞品」の違いを詳しく!
「商品」と「賞品」の違いのポイントとなるのが、「商品」は「売り物」で「賞品」は「ごほうび」であるという部分。
「商品」は、「売る」という目的がなくてはいけません。
ですから、お店に並んでいる品物は「商品」なのですが、購入して自分が使用すると「商品」ではなくなります。
これはつまり、自分が使用した時点で「売る」という目的がなくなるから。
ちなみに、自分で使った物をフリーマーケットで売ることで、再び「商品」になりますよ。
一方の「賞品」は「ごほうび」ですので、売り物ではありません。
「ごほうび」とは、ほめて与える品物や金銭のこと。
ちなみに、「ごほうび」が品物ではなく金銭になると、「賞品」ではなく「賞金」になります。
スポーツ大会や、コンクールなどで優秀な成績をあげることで、主催者からいたでける「ごほうび」が「賞品」ですね。
「賞品」は、優秀な成績がなくても、クジや抽選、懸賞などでも獲得することができます。
ということは、欲しいと思って手に入れることができない、お金を出して手に入れることができないものが「賞品」。
そういった意味では、「賞品」はとても貴重な物であると言えます。
②「商品」には形のないものも!
「商品」は、売る目的の形がある品物のことですが、形がないものもあります。
あんまり一般的ではないかもしれませんが、「商品」の意味には形がない「サービス」も含まれるのですね。
ですから、美容院で美しく施すサービスも厳密には「商品」。
それから、タクシーやバスで人々の移動を手伝ってくれるサービス、これも「商品」です。
③「商品」と「賞品」の違いを整理!
ということで、ここで一旦「商品」と「賞品」の違いを整理します。
売るための品物や、売るためのサービスのことを「商品」といいます。
ごほうびとして与える品物が「賞品」。
「売り物」が「商品」で、「ごほうび」が「賞品」ですね。
それから、形がないサービスも、厳密には「商品」ですよ。
2.「商品」と「賞品」の辞書での意味!
続いて、辞書による「商品」と「賞品」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「商品」の辞書での意味!
【商品】
・売るための品物およびサービス。商売の品物。「―価値」「本日の目玉―」
引用元:旺文社国語辞典
「売り物」と「サービス」とありますので、説明どおりの内容ですね。
②「賞品」の辞書での意味!
【賞品】
・ほうびとして与える品物。
引用元:旺文社国語辞典
説明どおり、「ごほうび」のことですね。
3.「商品」と「賞品」の使い方!
次に、「商品」と「賞品」の使い方を例文で紹介します。
①「商品」の使い方!
・国際商品協定
・商品回転率
・類似商品
・金融商品
②「賞品」の使い方!
・賞品ランキング
・ゴルフコンペ賞品
・豪華賞品プレゼント
・賞品総額1000万円キャンペーン
4.「商品」や「賞品」には似た意味の言葉がたくさんある!
「商品」や「賞品」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
下の関連記事も、覗いてみてください。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「商品」と「賞品」の意味の違いと使い分けについてでした。
「商品」は、売るための品物や、売るためのサービスのこと。
ですから、売る気のない品物や、他人からいただくものは正確には「商品」ではありませんよ。
そして「賞品」は、ごほうびとして与える品物のこと。
ですから、「賞品」はお金を出して手に入れることができない、貴重なものなのですね。