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「周辺」と「周囲」の違いを解説!実は微妙な差があったよ!

更新日:

 
「周辺」と「周囲」。

似ています…、というか同じ意味では??
 
 
しかし…。

「周囲25キロ」といった使い方はしますが…。

「周辺25キロ」という使い方はしないような…。

ということは、「周辺」と「周囲」には微妙な違いがあるということか???
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「周辺」と「周囲」には微妙な違いがありました!
 
 
本記事では、「周辺」と「周囲」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「周辺」と「周囲」の意味の違い!

最初に、「周辺」と「周囲」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「周辺」とは、基本的に場所が対象で、単なる「近く」「そば」と「取り囲む近く」「一周する近く」の双方の意味を持つ。

「周囲」とは、物と場所が対象で、物であれば「外周」、場所であれば「外周」「取り囲む近く」「一周する近く」の意味が強い。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①場所に対する「周辺」と「周囲」の違い!

場所を対象とした「周辺」と「周囲」の意味は非常に似ています。

実際にお互いを入れかえて使用しても、大きな不都合は発生しません。

ですから、「自宅の周辺」といっても「自宅の周囲」といっても指している物はほぼ同じ。

また、「目の周辺がかゆい」といっても「目の周囲がかゆい」といってもその場所に変わりはありません。
 
 
 
ですが、言葉の奥底にはそれぞれが持つ独自の意味合いがあります。

「周辺」は単なる「近く」「そば」と「取り囲む近く」「一周する近く」の双方の意味を持つのに対し、「周囲」は「外周」と「取り囲む近く」「一周する近く」の意味が強くなるということ。

つまり、「周辺」は「近く」「そば」の意味があり、「周囲」には「外周」の意味があるということです。

ただし、だからといって「周囲」に「近く」「そば」の意味が全くないというわけではありませんので気をつけてくださいね。
 
 
 
「周辺」の「近く」「そば」の意味を示す言葉でわかりやすいのは、「周辺機器」という言葉。

たとえば、「パソコン周辺機器」といいます。

具体的には、パソコンに関係する「プリンター」や「マウス」などのこと。
 
 
「プリンター」や「マウス」は、パソコンを「一周」して取り囲んでいるわけではありません。

つまり、パソコンの「近く」「そば」という意味で使われているということ。
 
 
 
それから、「周囲」独自の意味で「外周」があります。

たとえば、「周囲25キロの国立公園が広がっている」といった使い方。

これは完全に、取り囲む近く、そばのことをいっているのではありません。

公園のふち、外周のことを指しています。

散歩
 

②物に対する「周囲」とは!

前の項目で「周囲」は「外周」の意味を持つと説明しました。

物に対する「周囲」も「外周」の意味があります。

たとえば、「周囲90センチの皿が、棚に収まるだろうか」といった使い方。

これは、皿の「外周」のことです。
 
 
 
ただし、「皿の周囲を片付ける」といった場合は、皿を「取り囲む近く」「一周する近く」という意味になります。

ただし、この場合は「物」が対象ではなく「場所」が対象。

このように、「周囲」には「物」と「場所」2種類の意味がありますので、気をつけてください。
 
 
 
これが、「周囲」ではなく「周辺」に置き換えるとどうなるか?

たとえば、「皿の周辺」。

これを、無理矢理「外周」の意味として用いると「皿の周辺は90センチだが、棚に収まるだろうか」となります。

おかしいですよね…。

やはり、「周辺」は場所が対象ですので、「皿の周辺を片付ける」といった使い方が正しくなります。
 
 
 
ただし、数学の世界に限っては「周辺」が「外周」の意味で使われることがありますので、気をつけましょう。

大皿
 

③「周辺」と「周囲」の違いを整理!

それでは、ここで一度「周辺」と「周囲」の違いを整理します。
 
 
場所が対象となるのが「周辺」、場所と物が対象となるのが「周囲」。

「取り囲む近く」「一周する近く」という意味に加え、単なる「近く」「そば」の意味があるのが「周辺」。

「取り囲む近く」「一周する近く」という意味に加え、「外周」の意味があるのが「周囲」。
 
 
すごく似た意味の言葉ですが、微妙な意味合いの違いがあります。

 

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2.「周辺」と「周囲」の辞書での意味!

続いて、辞書による「周辺」と「周囲」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「周辺」の辞書での意味!

【周辺】

・まわりの部分。ある物の近くをとりまく場所。「都市の―」

引用元:旺文社国語辞典

説明が抽象的で、正直わかりにくいですね…。

街並み
 

②「周囲」の辞書での意味!

【周囲】

①物のまわり。四囲。「池の―」

②そのものを取り巻く人や事物、また環境。「―の目がうるさい」

引用元:旺文社国語辞典

意味①は、「取り囲む近く」「一周する近く」と「外周」のこと。

意味②は「人や環境」に対して比喩的に使った意味ですので、あえて説明しませんでした。

この比喩的な使い方は、「周辺」でも使えます。
 

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3.「周辺」と「周囲」の使い方!

次に、「周辺」と「周囲」の使い方を例文で紹介します。
 

①「周辺」の使い方!

周辺はバス、タクシー待ちの大行列だ。

・ゲームの周辺機器を専門に扱っている会社がある。

・琵琶湖のそばに立つ安土城の天主とその周辺の様子が描かれている。

・盛岡市の観光地周辺で見られる案内看板。
 

②「周囲」の使い方!

・テーブルの細い脚のラインと天板周囲のラインの形に一目惚れして購入した。

・コンクリートにより周囲を固めたりして崩落しないようにする。

・自宅の周囲には大豆やトウモロコシの農場が広がっている。

・大和堆は周囲に比べ水深も浅く魚やカニが集まる絶好の漁場。

海
 

4.「周辺」や「周囲」には似た意味の言葉がたくさんある!

「周辺」や「周囲」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「周辺」と「近隣」の違い!微妙な差を具体例で解説するよ!

「付近」と「附近」の違いは?使い分けには決まりがあったよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「周辺」と「周囲」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「周辺」は場所が対象で、単なる「近く」「そば」と「取り囲む近く」「一周する近く」の双方の意味があります。

「周囲」は物と場所が対象で、物であれば「外周」、場所であれば「外周」「取り囲む近く」「一周する近く」という意味。
 
 
すごく似ている「周辺」と「周囲」ですが、微妙な違いがあるということです。

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