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「迅速」と「早急」の違いを解説!実は確かな差があったよ!

更新日:

 
「迅速」と「早急」。

どちらも職場でよく使いますよね…。

でも、意味が似ていてまぎらわしいです…。
 
 
普段は、ほとんど同じ意味で使っているような印象が…。

だって、迅速に処理する」といいますし、早急に処理する」ともいいます…。
 
 
これ、どちらも処理の時間が短くなるような…??

…いやいや、言葉の意味が有耶無耶のままではいけません!!
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

実は、似ている「迅速」と「早急」ですが、決定的な違いがありました!
 
 
本記事では、「迅速」と「早急」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「迅速」と「早急」の意味の違い!

最初に、「迅速」と「早急」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「迅速」とは、物事が非常に速いこと、また、そのさま。

「早急」とは、物事を非常に急ぐこと、また、そのさま。

 
一言で表現すると、この「速い」と「急ぐ」の違いです。

「速い」と「急ぐ」は、似ているようで違いますよ。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「迅速」の意味とは!

「迅速」は、物事が非常に速いこと、また、そのさま

一言でいうならば、「速いこと」「速いさま」ですね。
 
 
 
たとえば、「会計業務を迅速に処理する」といった使い方をします。

これは、「速く処理する」ということ。

仮に、1時間かかる会計業務を40分で済ませれば20分の時間短縮になりますよね。
 
 
要するに、仕事の「スピード」が上がり速くなったということ。

これが「迅速」です。
 
 
 
では、ここで使った例文をよく覚えておいてくださいね。

その上で、事項をご覧ください!

パソコン
 

②「早急」の意味とは!

「早急」は、物事を非常に急ぐこと、また、そのさま

一言でいうならば、「急ぐこと」「急ぐさま」ですね。
 
 
「迅速」は「速い」でしたが、「早急」は「急ぐ」

「速い」と「急ぐ」は似てはいますが、違いますよ。
 
 
 
たとえば、「会計業務を早急に処理する」といった使い方をした場合。

これは、「急いで処理する」ということ。

前の項目でも説明しましたが、1時間かかる会計業務を40分で済ませれば20分の時間短縮になります。
 
 
20分も時間を短縮させましたので、「急いで処理をした」その成果ということ。

でもこれ、よく考えれば「迅速」と同じですよね…。

と、思いきや、実は違いますよ!
 
 
 
この20分の時間短縮は、実は「急ぐ」という「作用」が最初にあり、「速くなった」という「結果」にあらわれたということ。

「作用」とは、「きっかけ」「発端」と言い換えるとわかりやすいでしょうか?
 
 
要するに、「作用」としての「早急」があるということ、何かのきっかけで急ぐ必要性がうまれるということです。

そして、その急ぐ必要性がうまれ、その「結果」として「迅速」になるということ。
 
 
 
たとえば、「火事だ!早急に避難しろ!」の場合は「作用」が「急げ!という言葉」つまり「早急」、それがきっかけですね。

そして、その急いだ「結果」として迅速に非難することができる」ということになります。

ようは、避難のスピードが速くなったということ。
 
 
「作用」と「結果」の関係、覚えておいてくださいね。

火災報知器
 

③「迅速」と「早急」の違いを整理!

それでは、ここで一度「迅速」と「早急」の違いを整理します。
 
 
物事が、非常に速いことが「迅速」。

物事を、非常に急ぐことが「早急」。
 
 
「急ぐ」と「速い」は、「作用」と「結果」の関係です。

「急ぐ」ことで、「速く」なるということ。
 
 
 
ただし、「迅速」は「急ぐ」という「作用」が存在しなくても成立します。

たとえば、「A君の仕事はいつも迅速だ」「A君の仕事は、B君より迅速だ」といった場合。

これは、「急ぐ」という「作用」がなくても、もともと非常に「速い」ということになります。
 

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2.「迅速」と「早急」の辞書での意味!

続いて、辞書による「迅速」と「早急」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「迅速」の辞書での意味!

【迅速】

・物事の進め方や動作がたいへん速いこと。また、そのさま。すみやか。「―に処理する」

引用元:旺文社国語辞典

「速いこと」ということで、説明したとおりの内容です。

時間短縮
 

②「早急」の辞書での意味!

【早急(さっきゅう)】

・ひどく急なこと。非常に急ぐこと。また、そのさま。早急(そうきゅう)。「―に善処します」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明どおりですね。
 

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3.「迅速」と「早急」の使い方!

次に、「迅速」と「早急」の使い方を例文で紹介します。
 

①「迅速」の使い方!

・いじめの情報を学校や市教委、保護者間で共有し、迅速な対応につなげる。

・大規模な自然災害が発生した際、迅速で的確な救助活動を行うための訓練。

・床の素材やレイアウトなど、現場を確認しながら迅速に掃除するロボット。

・ひき逃げ事件で逃走車両の特定を迅速化する新システムを導入した。

・製品ごとのご要望のほか、お急ぎの案件や大量発注などにも迅速にお応えすることが可能です。
 

②「早急」の使い方!

・大雨が降って洞窟内の水位が上がれば、早急に潜水による救出を試みると述べた。

・大きな打撃を受けている中小企業や飲食店の個人事業主を早急に救済する。

・今後早急に対応方針を検討し、政府や全国の都道府県と一体で取り組んでいく。

・登録の方は早急にご案内を送付させていただきますので、今しばらくお待ちください。

・火災発生時は、パニックにならないように声をかけながら早急に非常口へ促す。

非常口
 

4.「迅速」や「早急」には似た意味の言葉がたくさんある!

「迅速」や「早急」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「初期」と「早期」の違いを解説!実は意外な差があったよ!

「非常」と「緊急」の違いを解説!意味を徹底的に深掘り!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「迅速」と「早急」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「迅速」は、物事が非常に速いこと、また、そのさま。

「早急」は、物事を非常に急ぐこと、また、そのさま。
 
 
「早急」という「作用」があり、「迅速」という「結果」につながります。

ただし、「早急」というきっかけが無くても、元々「迅速」という場合もありますので気を付けましょう。

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