時々使われることがある「持て余す」という言葉。
「取り扱い方や処置に困る」という意味です。
つまりは、「手に負えない」ということ。
では、この「持て余す」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「持て余す」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「持て余す」の例文を簡単な短文で!
・既に世の中の固定観念に縛られ、自分の過去の栄光にしがみついて生きる人。その共通点は、才能や能力を持て余した日々を過ごし、なんとなく不満をかかえているということ。
・外に出る機会が減り、思い切り遊べず、力を持て余している子どもたちが増えているのではないでしょうか。子どもにとって「遊び」は心身を育てるために必要なこと。
・時間が止まっているのかと思うほど退屈な仕事があります。時計を見ても全く動いておらず、完全に時間を持て余すような状態です。
・休校で暇を持て余す息子のため、テントを購入したところ、「昨日まで暇だとボヤいていた小5男児が中でジッとし、食事をして朝まで過ごすと…」と、効果があったそう。
・乾物や調味料など家で持て余しがちな食材を料理人のアイデアで救い出す「サルベージ・クッキング」をライブ配信しました。
・このタブレットは、機能が多すぎて高齢のスタッフには難しいのではないかと思いました。おそらく、せっかくの機能を持て余してしまうだろうと思います。
・トレイルランやトレッキングなどに使える本格派を求める人にはうってつけだが、日常使用には高機能で持て余してしまうかもしれません?
・普段料理をする習慣のある人にとって、「なんで買ったかわからない」といったような調味料を持て余しがちな割合はどれくらいいるのだろうか?
・急ピッチで進んだ市街地再建ですが…。実は土地や建物を持て余す自治体もあるのは確かです。その背景にあるのは?
・不要な物を捨てると、いつも気分良く過ごせます。物を探し回ることもなくなり、掃除も楽。集中力が高まり、物を持て余していたストレスがなくなります。
・ともかく使いこなしの難しいレンズで、ぼくもその存在感に惹かれて入手したものの、すっかり持て余してしまっていた。
2.「持て余す」の類義語!
続いて、「持て余す」と似た意味の言葉を紹介します。
冒頭でも触れましたが、「手に負えない」も類義語。
あと、「処置に困る」も当てはまります。
その他は、以下のとおり。
「扱いに困る」
「処分に困る」
「扱いにくい」
「始末の悪い」
「手を焼く」
「手に余る」
などがあります。
まとめ
以上が、「持て余す」の例文についてでした。
参考にしてください。
「持て余す」という言葉の由来は…。
類義語でも紹介した、「手に余る」と言われています。
「手に余る」は、元々は手で持ち切れないということから生まれた言葉。
しかし「手に余る」も「持て余す」も、「持ち物」とは関係のない意味として使われています。