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「使命」と「任務」の違いを解説!実は微妙な差があったよ!

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「使命」と「任務」。

どちらもスパイ映画に出てきそうな言葉ですが、似ていますよね…。

なんとなく危険な仕事を思い浮かべます…。
 
 
でも、意味に違いはあるのだろうか…??

「危険な使命を遂行する」ともいいますし、「危険な任務を遂行する」でもおかしくないような…。

もしかして、全く同じ意味だったりして…???
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

実は、「使命」と「任務」には微妙な違いがありました!
 
 
本記事では、「使命」と「任務」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「使命」と「任務」の意味の違い!

最初に、「使命」と「任務」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「使命」とは、責任を持って、果たさなければならないつとめのこと。

「任務」とは、責任を持って、果たすべきつとめのこと。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「使命」の意味とは!

「使命」は、責任を持って、果たさなければならないつとめのこと。

「任務」が「責任を持って、果たすべきつとめのこと」となっていますので、すごく似ています。
 
 
実は、「使命」と「任務」の違いはその「責任」の重さにあります。

「使命」の方がより「責任が重い」ということ
 
 
 
まず「使命」とは、元々の意味が「使者が命ぜられた命令のこと」。

「使者」への「命令」で、「使命」です。

では、「使者」とは何か?ですが、現在は単なる「使いの者」ですが昔は違っていました。
 
 
そもそも、この「使者」が生まれたのが戦国時代までさかのぼります。

戦国時代の通信手段といえば、「手紙」か「直接合う」しかありません。

ですが、遠く離れた場所であれば普通は「手紙」が選択されます。
 
 
しかし、これが戦国時代ならではの「戦に関する交渉」や、「停戦の申し入れ」だったとしたらどうでしょう…。

人命に関わることですので、「確実に伝える」「正確に伝える」ということが求められます。

昔は、手紙の「盗難」「紛失」に加え「偽造」なども行われていました。

つまり、「手紙」の信頼度が低く、相手に正しく伝わらないことがあったということ。
 
 
そこで、その「手紙」の代わりになるのが「使者」です。

「使者」という役目は、こういった手紙の欠点を補う意味で登場しました。

つまり、「使者」というのはその組織の代表者の代理人として相手に要件を伝えるという、重大な役目だったのです。

ましてや戦国時代ですので、仮にそのつとめが果たされなかった場合、多くの人命に関わるということですね。
 
 
 
ということで「使命」とは、使者が命ぜられた命令のことであり、何が何でも果たさなければならないつとめのことです。

伊達政宗
 

②「任務」の意味とは!

「任務」は、責任を持って、果たすべきつとめのこと。

「使命」は「果たさなければならない」で、「任務」が「果たすべき」となりやや重みがなくなります

ですが、これはあくまでも「任務」と「使命」を比較した場合。
 
 
「任務」は、決して「軽いもの」ではありません。

そのつとめは、キチンと責任を持って果たすべきなのです。
 
 
 
「軽いもの」ではない関係上、日常的に頻繁に使われる言葉ではありません。

たとえば、仕事で「業務分担表」といったものがありますが、これには自分の果たすべきつとめが細かく記載されています。

しかし、この「業務分担表」を「任務分担表」とは言いませんし、その分担表の内容にも「任務」という言葉は普通使われません。
 
 
ではそんな場合に使うのか?ですよね…。

具体的には、「自衛隊としての任務を遂行する」「警察官の任務といった危険を伴うような役目に多く使われます。

また、プロ野球では最終回を抑える最後のピッチャーに対して「クローザーとしての任務を果たした」といった使い方も。

こういった、通常の仕事というよりは「重大」な場面が多くなるということ。

野球場
 

③「使命」と「任務」の違いを整理!

それでは、ここで一度「使命」と「任務」の違いを整理します。
 
 
責任を持って、果たさなければならないつとめが「使命」。

責任を持って、果たすべきつとめが「任務」。
 
 
その「つとめ」はどちらも重いものではありますが、「任務」より「使命」の方が重くなります。

 

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2.「使命」と「任務」の辞書での意味!

続いて、辞書による「使命」と「任務」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「使命」の辞書での意味!

【使命】

・与えられた任務。成し遂げなければならないつとめ。

引用元:旺文社国語辞典

「成し遂げなければならないつとめ」はなんとなく伝わりますが、「与えられた任務」だとほぼ「任務」と同じことになってしまいますね…。

使命感
 

②「任務」の辞書での意味!

【任務】

・責任を持って果たすべきつとめ。課せられた仕事。「―を果たす」

引用元:旺文社国語辞典

説明どおりです。

でも辞書の内容だけでは、「使命」と「任務」の明確な違いはわかりません…。
 

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3.「使命」と「任務」の使い方!

次に、「使命」と「任務」の使い方を例文で紹介します。
 

①「使命」の使い方!

・創業者が社是として制定した「最高の品質で社会に貢献」を不変の使命として掲げる。

・原動力は、被災地を走る鉄道会社としての使命感だ。

・私の使命は、「なぜ宇宙にいくのか」を説明すること。

・妻や末娘と引き離されてしまった彼の使命は、家族を取り戻すこと。
 

②「任務」の使い方!

・私の任務は、外国政府の機密情報にアクセスできる協力者を探しだすこと。

・彼に与えられた任務は北朝鮮の実態を探ることでした。

・中東海域での情報収集任務として初めて飛行し、活動を本格化させた。

・自衛官は過酷な任務を伴う特別職国家公務員である。

自衛隊
 

4.「使命」や「任務」には似た意味の言葉がたくさんある!

「使命」や「任務」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「職務」と「任務」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

「責任」と「義務」の違い!意外な差をわかりやすく解説!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「使命」と「任務」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「使命」は、責任を持って、果たさなければならないつとめのこと。

「任務」は、責任を持って、果たすべきつとめのこと。
 
 
「任務」は「果たすべき」で、「使命」は「果たさなくてならない」の違いです。

どうしても果たさなければならないつとめが「使命」です。

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