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「実験」と「検証」の違い!例で意外な差を徹底解説するよ!

更新日:

 
「実験」と「検証」。

漢字も全然違いますし、意味も違うはず…。

と思ったら、よくよく意味を考えると似ているような…。
 
 
「実験の結果を報告します」

「検証の結果を報告します」

この場合、違いはあるのだろうか???

ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
 
 
本記事では、「実験」と「検証」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「実験」と「検証」の意味の違い!

最初に、「実験」と「検証」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「実験」とは、物事の仮説の正否などを実際に試すこと、実際に経験すること。

「検証」とは、物事の仮説を実際に調べて証明すること。

 
まぎらわしいのですが、短く表現するとこういった違いです。

それでは、さらにわかりやすく紐解いていきますね。
 

①「実験」と「検証」の微妙な違いとは!

「実験」は実際に試してみることで、「検証」は実際に調べて証明すること。

非常にまぎらわしいのですが、実は「実験」と「検証」では出発点が違うのです。
 
 
 
たとえば、「実験」の出発点は以下のとおり。

「備長炭で電池を作ることができるって本当なの?それとも間違い?」

これをきっかけに、実際に試すのが「実験」です。
 
 
一方の「検証」の出発点は、以下のとおり。

「備長炭で電池を作ることがきることを証明しなくてはいけない」

「備長炭で電池を作ることがきる」という前提で、さらにそのことを証明するということです。
 
 
 
「実験」は「備長炭が電池になるのか?電池にならないのか?」結果が不明確な段階であり、だから試してみるのですね。

「検証」は「備長炭が電池になる」という仮説があり、そのことが本当に正しいか証明するということ。

「実験」は、結果が不明確ですので、当然ですが「証明」ではありません。
 
 
 
ちなみに、備長炭と食塩水、紙とアルミ箔があれば電池になるそうですよ。

炭
 

②「検証」のために「実験」が必要な場合も!

「実験」は実際に試してみることで、「検証」は実際に調べて証明すること。

「検証」の「調べる」とう言葉には様々な意味があります。

たとえば、「調査」「研究」「検査」「測定」「試験」「点検」「尋問」など。
 
 
そして、その中の「試験」が「試す」ことです。

要するに、「実験」の「試す」と同じ意味ということですね。
 
 
 
これはどういうことかというと、「検証(調べて証明)」するためには、「実験(実際に試す)」ことが必要になる場合があるということ。

「検証」の一つの手段が、「実験」の場合があるということです。

前の項目でご紹介した例文に置き換えると、以下のとおり。
 
 
「備長炭で電池を作ることがきることを証明しなくてはいけない」

「証明するための手段は何か?それは実際に試して見せること」

「では、備長炭が電池になるのか?電池にならないのか?実際に試すので見て判断してください」
 
 
こういった感じでしょうか。

最後の行で、証明を求める人に対し、「備長炭が電池になる」という前提を白紙にしているということですね。

実験
 

③「実験」と「検証」の違いを整理!

それでは、ここで一度「実験」と「検証」の違いを整理します。
 
 
物事の仮説の正否などを実際に試す、実際に経験するのが「実験」

仮説の結果が不明確です。
 
 
物事の仮説を実際に調べて証明するのが「検証」

仮説の結果が明確になっていて、それを証明することです。
 
 
また、「検証」の一つの手段が「実験」です。
 

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2.「実験」と「検証」の辞書での意味!

続いて、辞書による「実験」と「検証」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「実験」の辞書での意味!

【実験】

①理論や仮説が正しいかどうかを実際に試すこと。特に自然科学で、自然現象に人為的な条件を設定して変化を起こさせ観察や測定をすること。「化学―」

②実際に経験すること。また、その経験。

引用元:旺文社国語辞典

意味が2つありますが、大きな①があってその中に②があるといった感じでしょうか。

意味①は科学実験のようなものを指しています。
 

②「検証」の辞書での意味!

【検証】

①物事を実際に調べて証明すること。「仮説を―する」

②[法]裁判官や捜査機関が犯行現場や証拠物件を直接調べること。「現場―」

引用元:旺文社国語辞典

意味①は前の項目で説明したとおりの内容ですね。

意味②は意味①とほぼ同じなのですが、法律用語ということ。

調査
 

3.「実験」と「検証」の使い方!

次に、「実験」と「検証」の使い方を例文で紹介します。
 

①「実験」の使い方!

・夏休みの自由研究で科学実験を行った。

実験結果をレポートにまとめる。

実験室にこもって出てこない。
 

②「検証」の使い方!

・お客様間のクレームが本当なのか商品の不具合を検証する。

・工作機械の動作を検証する。

・鑑識官の現場検証

警察
 

4.「実験」や「検証」には似た意味の言葉がたくさんある!

「実験」や「検証」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「評価」と「検証」の違い!わかりやすく具体例で解説するよ!

「実証」と「検証」の違いを解説!実は意外な差があったよ!

「精査」と「検討」の違い!具体例でわかりやすく解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「実験」と「検証」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「実験」は、物事の仮説の正否などを実際に試すこと、また、実際に経験すること。

「検証」は、物事の仮説を実際に調べて証明することです。

仮説の結果が不明確なのが「実験」で、仮説の結果が明確でそれを証明するのが「検証」。
 
 
「実験」は、「検証」の一つの手段ということもできます。

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