時々目にすることがある「もとより」という言葉。
「初めから」「以前から」「もともと」という意味。
また、その他に「言うまでもなく」「もちろん」という意味もあります。
では、この「もとより」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「もとより」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「もとより」の例文を簡単な短文で!
・もとよりインターネット通販は好んで使っていました。ですが、感染症の流行とともに休日でも家にいる時間が長くなり、通販アプリで頻繁に物色するようになりました。【もともと】
・イギリスはどういういきさつでEUの仲間入りをしたのでしょうか?さらに言えば、もとよりイギリスはヨーロッパなのでしょうか?【もともと】
・糸島市では、もとより市民の憩いの場である公園が少なかった。このことは糸島市運動公園整備事業の整備計画作成時点における、都市公園等面積からも明らかである。【もともと】
・もとよりアフリカ全土にその触手を伸ばしてきた中国ですが、両者の関係は経済のみならず、テクノロジーやカルチャーにまで及んでいます。【もともと】
・もとより、弁護士の後継者の確保と養成に向けた活動は、何よりも日弁連が今後とも率先して取り組んでいかなければならない課題だろうと思います。【もともと】
・当店では、地元の京都の銘菓はもとより、北海道から沖縄まで全国各地の銘菓を取り揃えております。ぜひご覧ください。【もちろん】
・当法人では、会員の皆様に寄り添います。法人の会員の皆様はもとより、広くダンスに関わる全ての皆様に対して、出来得る事を模索してまいります。【もちろん】
・作品は、日本国内はもとより、ウィーン、ヨハネスブルグ、ナイロビ、ダルエスサラームなど海外でも個展の形で発表されました。【もちろん】
・メディアサービスを通じた防災や災害情報の提供はもとより、eコマースや募金などのサービスを活用した復興支援にも注力してまいりました。【もちろん】
・世界各国の開発、製造、営業拠点と連携する事で、お客様が必要とする高品質な製品の供給はもとより、迅速な技術サポートをご提供しております。【もちろん】
2.「もとより」の類義語!
続いて、「もとより」と似た意味の言葉を紹介します。
冒頭でも触れましたが、「初めから」「以前から」「もともと」も類義語。
この意味では、他に「元来」「本来」「当初」などが当てはまります。
それから、もう一つの意味である「言うまでもなく」「もちろん」も類義語。
この「もちろん」という意味では、他は以下のとおり。
「当然」
「むろん」
「言わずもがな」
「当たり前だが」
「自明のことだが」
などがあります。
まとめ
以上が、「もとより」の例文についてでした。
参考にしてください。
「もとより」は、漢字で書くと「元より」。
ただし、「素より」や「固より」と書く場合もあります。
当然ですが、「元より」「素より」「固より」は、全て意味は同じですよ。