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「書籍」と「図書」の違いを解説!実は意外な差があったよ!

更新日:

 
「書籍」と「図書」。

どっちも「本」のことなのでは?と思っていましたが…。
 
 
では、なぜ「書籍」「図書」「本」といった違う呼び方が存在するのだろう…??

実は、使い分けがされているのでは…?と思い調べてみることに…。
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「書籍」と「図書」には微妙な違いがありました!
 
 
本記事では、「書籍」と「図書」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「書籍」と「図書」の意味の違い!

最初に、「書籍」と「図書」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「書籍」と「図書」は、どちらも「本」「書物」のことで言葉の意味は同じ。

ただし、「書籍」は主に「広告がない本」、さらに「定期刊行物ではない本」が該当します。

そして、「図書」は主に「知識を伝える本」が該当し、教育的意味合いが強くなります。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「書籍」の意味とは!

「書籍」の言葉の意味は、「本」「書物」「図書」のこと。

ですから、言葉の意味だけで判断するならば、「書籍」と「図書」は同じ意味。
 
 
ですが、実際には「書籍」と「図書」は微妙な使い分けがされています。

まず「書籍」から。
 
 
 
「書籍」は一般的に、「広告がある本」や「定期刊行物である本」は含まれません

ですから、広告がある「雑誌」は「書籍」ではないということになります。
 
 
また、「週刊○○」とか「月刊○○」といったものも「書籍」ではありません。

まあ、この定期刊行物についても、主に雑誌が該当します。

ですから、もちろん定期刊行物である新聞やフリーペーパー的な小冊子も対象外
 
 
辞書で「書籍」を調べると、「雑誌を除く」といった表記があるものも存在するようです。

街中には、「本屋」「書店」はありますが、「書籍屋」「書籍店」はありません。

こういったことも、「書籍」の持つ意味合いが影響しているのかもしれませんね。

くつろぐ
 

②「図書」の意味とは!

前の項目で説明したように、「図書」の言葉の意味は「書籍」と同じ、「本」のこと。
 
 
ですが、「図書」は一般的に「知識を伝える本」が該当します。

つまり、教育的な意味合いが強いということ。

ただし、明確な決まりがあるわけではなく、そういった使い分けがされてきたということです。
 
 
 
もともと、「図書」は「としょ」ではなく「ずしょ」と読みました。

日本の1000年以上も前の本を扱う役所、「図書寮(ずしょりょう)」が「図書」の言葉の由来。

この「図書寮」が、現代の「国立図書館」であり、役割も同じようなものだったそうです。
 
 
そして、「国立」ではない、普通の「図書館」は全国各地に当たり前にありますよね。

この「図書館」、実は元々「本の資料館」のこと。

ちなみに、「実物の資料館」が「博物館」、「文書の資料館」が「公文書館」です。
 
 
要するに、「図書館」の「図書」は、元々は調査研究のための「資料」だったのですね。

こういった由来からも、「図書」の「知識を伝える本」といったニュアンスがご理解いただけるかと思います。
 
 
 
「図書」は、「図書館」の他に「図書室」や「推薦図書」といった使い方をしますが…。

「図書室」「推薦図書」…、何となく学校のにおいがしませんか?

それから「書籍」同様、「本屋」「書店」はありますが「図書屋」「図書店」はありません。

読書
 

③「書籍」と「図書」の違いを整理!

それでは、ここで一度「書籍」と「図書」の違いを整理します。
 
 
「書籍」「図書」「本」「書物」、言葉の意味は全て同じ「本」のこと。
 
 
しかし、「書籍」には雑誌を含まないのが一般的です。

また、「図書」は「知識を伝える本」という意味合いが強くなります。
 

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2.「書籍」と「図書」の辞書での意味!

続いて、辞書による「書籍」と「図書」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「書籍」の辞書での意味!

【書籍】

・本。書物。書籍(しょじゃく)。「―小包」

引用元:旺文社国語辞典

説明どおりです。
 

②「図書」の辞書での意味!

【図書】

・書籍。書物。本。「推薦の―」「―の目録」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明したとおりの内容で、「書籍」と同じ意味ですね。

特許法
 

3.「書籍」と「図書」の使い方!

次に、「書籍」と「図書」の使い方を例文で紹介します。
 

①「書籍」の使い方!

・一度の発言が反響を呼び、書籍化された衝撃作。

・ジャンルやテーマごとにこだわりの書籍が集められた。

・キリスト教関連の書籍を主に取り扱いしている。

・電子書籍は、スマートフォンやタブレットなど様々な端末で楽しめます。
 

②「図書」の使い方!

・壁のない開放的な図書室を中心に据え、教室群は学年ごとに特徴を持たせた。

・民間施設を転用して図書館にする事業は静岡県内初。

・人と自然のつながり、生き物たちとの共存について学べる図書を推薦します。

・国立国会図書館職員が参加する国際会議や当館が行う国際交流に関するニュース。

図書館
 

4.「書籍」や「図書」には似た意味の言葉がたくさんある!

「書籍」や「図書」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「著作」と「著書」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

「書面」と「文書」の違いを解説!実は確かな差があったよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「書籍」と「図書」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「書籍」と「図書」は、どちらも意味は「本」「書物」のこと。
 
 
ですが、一般的に「書籍」には雑誌は含まれません。

また、「図書」は教育的な本の意味合いが強くなります。

「書籍」と「図書」は言葉の意味は同じでありながら、微妙な使い分けがされています。

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