時々使われることがある「偏見」という言葉。
「かたよった見方」「かたよった考え方」という意味です。
特に、「特定の集団や個人に対しての、根拠がなく公平性を欠いている先入観や判断」のこと。
では、この「偏見」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「偏見」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、面白いものも含め簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「偏見」の例文を面白いものも含め簡単な短文で!
・日本の女性は差別されているといわれているが、これは偏見ではないか?世界の中でも、女性の幸福度ランキングでは日本は常に上位だし、「生まれ変わるなら再び女性になりたい」という意見が大勢だ。
・報道の自由度ランキングでは、日本はかなり低い評価。これには「国境なき記者団は偏見で政治を見ている」といった意見がある。それは、実際にテレビや新聞などの報道でも、堂々と自由に政権批判しているからだ。
・「ソ連や中国の核は『きれいな核』だけれども、アメリカの核は『汚い』」といった発言をした人物がいたそうだ。これこそが偏見ではないだろうか?
・欧米はレディーファーストで、日本はその逆だといった意見があるが、もしかしたら偏見かもしれない。そもそもレディーファーストは「毒見役」や「待ち伏せによる襲撃の回避」が原点といった意見もある。
・「差別や偏見を持たず、多様性を認める寛容な社会の実現」を訴えている政党があるが、その政党の党員が自分の意見と異なる人物に寛容ではないのは笑ってしまうほど面白い…。
・感染症の災厄が始まって1年余。国内では75万人以上が感染し、患者らへの差別偏見や自粛警察といった私的制裁が依然続く。
・B型の人がもたれがちな偏見についてアンケートをとってみました。1位がわがままで自己中心的、2位が細かい事は気にしない、3位が個性的といった結果になりました。
・都会人に「これだから田舎者は…」と言われたらしい…。でも、出身の地域を区別して人の性格などを判断するのは偏見だよね…。
・女子力の低い理系女子、いわゆる「リケジョ」が美を追求して奮闘する姿を描くラブコメ。しかし、このドラマに対しては、本物の理系女子たちからブーイングも出ている。「リケジョ=女子力がない」は単なる偏見で、そんなことはないというのだ。
2.「偏見」の類義語!
続いて、「偏見」と似た意味の言葉を紹介します。
冒頭でも触れましたが、「先入観」が類義語。
あとは、「バイアス」も当てはまります。
その他には、以下のとおり。
「固定観念」
「凝り固まった価値観」
「思い込み」
「決めつけ」
「偏執」
などがあります。
まとめ
以上が、「偏見」の例文についてでした。
参考にしてください。
「差別」や「偏見」という言葉は、政治的な場面でよく使われます。
ただしこの言葉、討論の時の相手の口封じではないか、と言われることもあるようです。
「差別だ!」「偏見だ!」と言われ時こそ、「本当に差別なのか?」「本当に偏見なのか?」ということを振り返るべきなのかもしれません。