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「格差」と「差別」の違い!意味を徹底的に深掘りしてみた!

更新日:

 
「格差」と「差別」。

どちらも、よくメディアなどに登場する言葉。

「格差社会が問題」とか「性差別は解消すべき」といった具合に…。
 
 
どちらも「差」が使われていて、なんとなくカテゴリーも似ていますよね…。

でも、「違いは?」といわれれば……。
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

本記事では、「格差」と「差別」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「格差」と「差別」の意味の違い!

最初に、「格差」と「差別」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「格差」とは、同類のものの間における、水準や等級などの程度の差や違いのこと。

「差別」とは、不当に差をつけて取り扱うこと。

ただし「差別」には、正当な違いで区別することという意味もあります。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「格差」の意味とは!

「格差」は、同類のものの間における、水準や等級などの程度の差や違いのこと

「差別」は、「不当に」つまり道理に合わないような「差」をつけることですが、「格差」は「不当」なものではありません
 
 
 
たとえば、二人の同級生がいたとします。

一人は猛烈に努力を重ねるとともに、コツコツと資金を集めて会社を立ち上げ大きな富を手に入れました。

もう一人は、全く努力をすることなく、職にも就きません。
 
 
この二人に間には、明確な収入の「差」がうまれていますが、これが「格差」です。

ただし、一人は努力を重ね、もう一人は全く努力をしていませんので、この「差」は不当なものではありません。
 
 
 
もう一つ例をあげると、「恋愛格差」という言葉があります。

これは、簡単にいうと「モテる人」と「モテない人」との「差」のこと。

要するに、モテる人間に異性が集中し、モテない人には恋愛のチャンスが少ないということ。

この「差」は、「容姿」や「コミュニケーション能力」など様々な要因でうまれます。
 
 
一見「不当」に思えてしまいますが、「不当」ではありません。

これは、動物の世界で、何万年も前から当たり前にあること。
 
 
たとえば、動物園の「猿山」を思い浮かべてください。

群れをつくる動物の中では、ボスが絶対的権力を保持し子孫を残す仕組みになっています。

つまり、動物はより強い者が多くの子孫を残す仕組みになっているということ。
 
 
弱い動物がボスになるためには、現在のボスを打ち負かすしかありません。

実は、これは逆に全ての動物にチャンスが平等にあるということもできます。
 
 
人間の「恋愛格差」の場合も、個人の努力で差は埋められるといった意見も多くあります。

実際に、「容姿」は今一つであっても、モテまくる人はたくさん存在しますから。

サル
 

②「差別」の意味とは!

「差別」の意味は大きく2種類あります。

一つが、不当に差をつけて取り扱うこと。

もう一つが、正当な違いで区別すること。
 
 
 
まず、「不当に差をつけて取り扱うこと」の「差別」から解説します。

ポイントは「不当に」という部分。
 
 
たとえば、様々な人種が住んでいる国で、肌の色の違いだけでレストランへの入店を禁止するというのが一つの「差別」です。

これは、過去に実際にあったことで、公衆トイレの使用なども制限されていました。

現在では信じられませんが、事実なのです。
 
 
この場合、肌の色の違いで入店を禁止する理由を合理的に説明できません。

したがって「不当」、要するに道理に合わないということになります。

このように、取り扱いに「違い」「差」がありながら、その理由を合理的に説明できないものが「差別」です。
 
 
 
続いて、「正当な違いで区別すること」の「差別」を解説します。

この「差別」は、「不当」ではありません。
 
 
たとえば、炊飯器メーカー2社が競合していた場合、お互いに売り上げをいかにのばすかを考えます。

一方が「低価格」を最大のセールスポイントにし、他方が「美味しいご飯」をセールスポイントにしました。

これが、炊飯器のセールスポイントの違いであり、「差別」です。
 
 
これはつまり、会社が戦略的に「差別化」をはかったということ。

この「差別」は、単なる「違い」「差」であり、「不当」なものではありません。
 
 
 
ちなみに、この「差別」は、前項の「格差」と意味が似ています。

ですが、この「差別」は「差で区別すること」。

そして、「格差」は区別することではなく「差」のことです。

男女平等
 

③「格差」と「差別」の違いを整理!

それでは、ここで一度「格差」と「差別」の違いを整理します。
 
 
同類のものの間における、水準や等級などの程度の差や違いが「格差」。

「差」はあるのですが、基本的には「不当」ではありません。
 
 
そして、不当に差をつけて取り扱うのが「差別」。

この「差」は、「不当」であり道理に合いません。

ただし「差別」には、正当な違いで区別することという意味もあります。
 

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2.「格差」と「差別」の辞書での意味!

続いて、辞書による「格差」と「差別」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「格差」の辞書での意味!

【格差】

・価格・資格・等級などの差。「賃金―」

引用元:旺文社国語辞典

様々な「差」ということですね。

負け組と勝ち組7
 

②「差別」の辞書での意味!

【差別】

①差をつけて区別すること。「―化」

②偏見などによって他と区別し、不平等な扱いをすること。「―待遇」「男女―」

引用元:旺文社国語辞典

意味が2つ、内容も説明どおりです。
 

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3.「格差」と「差別」の使い方!

次に、「格差」と「差別」の使い方を例文で紹介します。
 

①「格差」の使い方!

・親の経済力で子供の学習機会に格差が生じないようにすることが狙いだ。

・最低賃金を大幅に引き上げたが、むしろ格差が広がる皮肉な現象も起きている。

・スポーツをする子としない子の体力格差が広がっている。

・地域の経済格差拡大などの社会課題解決にも取り組む。
 

②「差別」の使い方!

・アマゾンが自社で開発した人材採用AIが、女性差別的傾向が発生し停止した。(不当)

・唾をかけられるなどのアジア人差別が、アメリカの大都市でも起きている。(不当)

差別化戦略を構築することで、携帯電話用ビジネスで高成果を実現。(正当)

・パッケージ、イベント、ネーミングといった差別化の技術は不可欠。(正当)

打ち合わせ
 

4.「格差」や「差別」には似た意味の言葉がたくさんある!

「格差」や「差別」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「識別」と「区別」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

「分別」と「区別」の違いを解説!実は明確な差があったよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「格差」と「差別」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「格差」は、「差」のこと。

「差別」は、「差をつけて取り扱う」こと。
 
 
ただし「差別」には、不当に差をつける場合と、正当に差をつける場合の2とおりあります。

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