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「潤滑」と「円滑」の違い!わかりやすく例文で解説するよ!

更新日:

 
「潤滑」と「円滑」。

どちらも、「なめらか(滑)」という漢字が使われています。

何となく似ていて、まぎらわしいですよね…。
 
 
でも、「会議が円滑に進む」とはいいますが、「会議が潤滑に進む」ってきいたことがない…。

しかし、「会議がスムーズに進むように、潤滑剤の役割を果たす」といった使い方はありそうな…。

う~ん…まぎらわしい…。
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「潤滑」と「円滑」には決定的な違いがありました!
 
 
本記事では、「潤滑」と「円滑」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「潤滑」と「円滑」の意味の違い!

最初に、「潤滑」と「円滑」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「潤滑」とは、物にうるおいがあり、なめらかなこと。

「円滑」とは、物事がとどこおりなく行われること。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「潤滑」の意味とは!

「潤滑」は、物にうるおいがあり、なめらかなこと。

意味のポイントは「物」という部分。
 
 
つまりは、「物」と「物」の間にうるおいがあって、なめらかであるということ。

もしくは、「摩擦が少ない」ということもできます。
 
 
 
たとえば、「機械の動作が鈍くなってきたため、潤滑油を補充する」といった使い方をします。

機械は、部品と部品がこすれ合って動くもの。
 
 
こすれ合う部分の摩擦係数が上がれば、動きはぎこちなくなって場合によっては音が出ることも。

そういった摩擦係数を少なくして、なめらかにする役目が「潤滑油」です。
 
 
 
基本的に「潤滑」は、物に対して使う言葉ですが、時々人間関係に対して比喩的に使われることがあります。

たとえば、「あなたには、このギクシャクしたグループの潤滑剤になってほしい」といった使い方。
 
 
これは、人間関係がうまくいっていないグループを、うまくいくようにまとめてほしいという意味。

ですが、これはあくまでも「比喩」であり、基本的に「潤滑」は「物」に対して使う言葉です。

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②「円滑」の意味とは!

「円滑」は、物事がとどこおりなく行われること。

「潤滑」は「物」が対象でしたが、「円滑」は「物事」。

「物事」といっても、「行われること」という意味ですので、ほぼ「物」ではなく「事」といってもよいのかもしれません。
 
 
 
たとえば、「いつも紛糾する会議が、今日は円滑に進んだ」といった使い方をします。

これは、普段は時間がかかる会議が、とどこおることなくスムーズに進んだという意味。
 
 
この「円滑」ですが、「とどこおりなく行われる」という意味から、「角が立たず、なめらかなこと」という意味でも使われることもあります。

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③「潤滑」と「円滑」の違いを整理!

それでは、ここで一度「潤滑」と「円滑」の違いを整理します。
 
 
物にうるおいがあり、なめらかなことが「潤滑」。

物事が、とどこおりなく行われることが「円滑」。
 
 
「潤滑」は「物」に、「円滑」は「物事」に対して使います。

 

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2.「潤滑」と「円滑」の辞書での意味!

続いて、辞書による「潤滑」と「円滑」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「潤滑」の辞書での意味!

【潤滑】

・うるおいがあり、なめらかなこと。また、そのさま。「―剤」

引用元:旺文社国語辞典

「物」という表記がありませんが、物理的な摩擦に対して使う言葉です。
 

②「円滑」の辞書での意味!

【円滑】

・物事がとどこおりなく行われること。また、そのさま。「事を―に運ぶ」

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。

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3.「潤滑」と「円滑」の使い方!

次に、「潤滑」と「円滑」の使い方を例文で紹介します。
 

①「潤滑」の使い方!

潤滑油タンク内の残量を監視するためのシステムを、リリースいたしました。

・最大許容荷重300Nで、潤滑剤不要でスムーズにあらゆる方向に動かすことができます。

・産業機械で使われるスピンドルベアリングなどへの微小量潤滑を可能にします。

・伝統的ソリューションであるドライサンプ潤滑システムを採用。
 

②「円滑」の使い方!

・自治体間のシステム連携をより円滑にすることを目指す。

・企画やプロジェクトを円滑に進めるには、日ごろから良好な関係を築くことが大切。

・職場の人間関係は円滑であるに越したことはない。

・人と人がコミュニケーションを円滑に行うことによって、大きな仕事を成功させていく。

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4.「潤滑」や「円滑」には似た意味の言葉がたくさんある!

「潤滑」や「円滑」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「順応」と「適応」の違いを解説!意味を徹底的に深掘り!

「適応」と「対応」の違い!微妙な差を徹底的に解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「潤滑」と「円滑」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「潤滑」は、物にうるおいがあり、なめらかなこと。

「円滑」は、物事がとどこおりなく行われること。
 
 
摩擦がなくなるのが「潤滑」、角が立たないのが「円滑」です。

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