「令和の時代」とか「平成を振り返る」など、テレビなどで目にします…。
ところで、この「令和」や「平成」って、いったい何なのでしょうね…。
現在は日本だけらしいのですが…、記入の機会は結構あります…。
いやいや、これではいけませんね…。
「年号」や「年」の意味をハッキリさせなくては!
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「年号」と「年」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「年号」と「年」の意味の違い!
最初に、「年号」と「年」の意味の違いを簡潔にお伝えします。
「年」とは、地球が太陽のまわりを一回りする期間、一年のこと。
一言で表現と、こういった違いです。
それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
①「年号」の意味とは!
「年号」は、「昭和」「平成」「令和」などの年につける呼び名のこと。
2019年が西暦で、令和元年が和暦といった使い分けがされていますが、この和暦で使う「令和」が「年号」ですね。
この「年号」は、「元号」とも呼ばれます。
中国から伝わり、日本では西暦645年の大化の改新、この時の「大化」が日本最初の「年号」。
この「年号」は、昔は様々な理由で改められてきました。
現在のような皇位継承のほかに、自然災害といった不幸な出来事の後や、おめでたい出来事なども改めるきっかけになっていたそうです。
現在では皇位継承の時だけ、つまり天皇陛下がかわる時にだけに改められるといった法律になりました。
ちなみに、この「年号」は、現在では「ふさわしい意味」「読みやすい」「漢字2文字」「再使用禁止」「人名・地名・商品名・企業名などは禁止」といった決まりがあります。
②「年」の意味とは!
「年」は、地球が太陽のまわりを一回りする期間のこと。
要するに、一年のことです。
ただし、接尾語としての「年」は、数字の後に「年」を付けて年数を数えるのに用います。
具体的には、「西暦2019年」の「年数」や、「中学2年生」といった「学年」、そして「人生100年の時代が…」といった「年齢」など。
もしかしたら、一年という意味の「年」よりも、年数を数える時に使う接尾語の「年」の方が多く使われているかもしれませんね。
③「年号」と「年」の違いを整理!
それでは、ここで一度「年号」と「年」の違いを整理します。
皇位継承の時に改める「昭和」「平成」「令和」など、年につける呼び名が「年号」。
地球が太陽のまわりを一回りする期間が「年」。
「年号を記入してください」といった場合は、たとえば「令和」や「平成」と記入します。
「年を記入してください」といった場合は、たとえば「2019年」や「元年」と記入します。
2.「年号」と「年」の辞書での意味!
続いて、辞書による「年号」と「年」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「年号」の辞書での意味!
【年号】
・年につける呼び名。元号。昭和・平成など。
引用元:旺文社国語辞典
年につく称号のことですね。
②「年」の辞書での意味!
【年】(接尾)
・年数・年齢・学年を示すのに用いる語。「平成十七―」「中学三―」
引用元:旺文社国語辞典
これが、接尾語の「年」です。
【年】
①とし。一年。元日から大晦日までの期間。地球が太陽を一巡する期間。「―に一度の祭り」
②年季奉公の期間。「―が明ける」
引用元:旺文社国語辞典
こちらが、「一年」を意味する「年」ですね。
3.「年号」や「年」には似た意味の言葉がたくさんある!
「年号」や「年」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
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ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「年号」と「年」の意味の違いと使い分けについてでした。
「年号」は、「昭和」「平成」「令和」などのこと。
「年」は、地球が太陽のまわりを一回りする期間のこと。
「生まれた年号」とは、「生まれた時は昭和ですか?平成ですか?」ということです。
「生年月日」とは、生まれた日のことで、たとえば「1998年5月30日」や「平成10年5月30日」と記入します。