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「年」と「周年」の違いを解説!考え方覚え方をおさえるべし!

更新日:

 
「年」と「年目」と「周年」。

特に「周年」って、わかりにくいですよね~。

「年」は1年のことで、問題ないのですが「周年」が出てくると、いったい何年たったんだ?となります…。
 
 
ということで、この「年」と「年目」と「周年」の意味を徹底的に分析してみましたよ!

本記事では、「年」「年目」「周年」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
 
 
ただし、教えてもらえばすぐわかるのですが、しばらく経つと忘れてしまいますよね…。

そんなわけで、後々役立つ覚え方・考え方も紹介しますので、ご期待ください!
 

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1.「年」「年目」「周年」の意味の違い!

最初に、「年」「年目」「周年」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「年」とは、地球が太陽を一巡する期間のこと。

そして「年目」になると、2019年5月10日を起点にした場合、2019年5月10日や2019年5月20日は「1年目」、2020年5月10日や2020年5月20日は「2年目」となります。

「周年」とは、まる1年のことで、2019年5月10日を起点にした場合、2020年5月10日で初めて「1周年」となり、2020年5月20日も「1周年」ということ。

 
短くまとめると、こういった違いです。

それでは、さらにわかりやすく説明していきますね。
 

①「年」の意味と「年目」の意味とは!

「年」は、元日から大晦日までの期間のこと。

ですが、起点は必ず1月1日の元旦でなくてもかまいませんよ。

起点がいつであれ、地球が太陽を一巡する期間が「年」です。
 
 
 
そして、ややこしいのが「年目」。

この「年目」は、その「年」に満たない時に使います。

たとえば、1年に満たない時は「1年目」、2年に満たない時は「2年目」ということ。
 
 
具体的に、2019年7月10日を起点にして、実際の日で説明しますね。

2019年7月10日=起点の日

2019年7月10日=1年目
2020年5月17日=1年目
2020年7月10日=2年目
2020年9月25日=2年目

 
2019年7月10日は起点であり、そこから1年目がスタートするということ。

そして、ちょうど1年が経過した2020年7月10日は人間であれば1歳の誕生日です。

1歳の誕生日が、2歳へ向けてのスタートの日。

要するに、1歳の誕生日、2歳へ向けてのスタートの日が2年目のスタートということですね。

バースデーケーキ
 

②「周年」の意味とは!

「周年」は、まる1年のこと

つまり、1年が過ぎた、1年が経過した、1年がたったということです。

逆に、1年に満たない、1年に届かない場合は1周年ではありません。
 
 
「周年」も、具体的に2019年7月10日を起点にして、実際の日で説明しますね。

2019年7月10日=起点の日

2019年7月10日=0
2020年5月17日=0
2020年7月10日=1周年
2020年9月25日=1周年(注)
2021年7月10日=2周年
2021年8月19日=2周年(注)

 
ちなみに、一般的には1年を経過した直後に「周年」のお祝いをします。

ですから、(注)を付けましたが、1年を大きく過ぎた2020年9月25日を1周年、2021年8月19日を2周年というのは、かなり違和感満載ですね…。
 
 
 
されはさておき、「周年」は、誕生日に置き換えることができます。

2019年7月10日は起点であり、人間にたとえるなら生まれた日で0歳。

そして、1年が経過した2020年7月10日は人間であれば1歳の誕生日、そしてこの日が1周年ということ。

2歳の誕生日である2021年7月10日が2周年ということですね。

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③「年」「年目」「周年」の違いを整理!

それでは、ここで一度「年」「年目」「周年」の違いを整理します。
 
 
「年」は地球が太陽を一巡する期間ですが、「年目」となるとその「年」に満たない時に使う言葉。

「周年」は、まる1年のことで、1年が経過した時に使います。
 
 
人間にたとえると、1歳に満たない時は「1年目」、1歳になったら「1周年」ということ。

「1周年は1歳の誕生日!」と覚えてください。
 

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2.「年」と「周年」の辞書での意味!

続いて、辞書による「年」と「周年」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「年」の辞書での意味!

【年】(接尾)

・年数・年齢・学年を示すのに用いる語。「平成十七―」「中学三―」

引用元:旺文社国語辞典

他の単語の後に付くのが接尾語。

接尾語以外では、以下のとおりです。

【年】

①とし。一年。元日から大晦日までの期間。地球が太陽を一巡する期間。「―に一度の祭り」

②年季奉公の期間。「―が明ける」

引用元:旺文社国語辞典

説明どおりの内容ですね。
 

②「周年」の辞書での意味!

【周年】(接尾)

・(数を表す語に付いて)「…回目の年」の意をあらわす。「開校二十―記念」

引用元:旺文社国語辞典

接尾語以外では、以下のとおり。

【周年】

①まる一年。

②一周忌。

引用元:旺文社国語辞典

「まる1年」ということで、説明したとおりの内容です。

ちなみに、「年目」は辞書に載っていませんでした。

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3.「年」「年目」「周年」には似た意味の言葉がたくさんある!

「年」「年目」「周年」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「年間」と「年」の違いは?具体例でわかりやすく解説するよ!

「年号」と「年」の違い!わかりやすく徹底解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「年」「年目」「周年」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
まる1年、1年が経過した時に「1周年」となります。

まる1年とならない、1年に満たない時が「1年目」ということ。
 
 
「周年」は人間の誕生日に置き換えるとわかりやすいですよ。

1歳の誕生日が1周年です。

「1周年は1歳の誕生日!」と覚えてください。

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