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「そば」を漢字で書くと?表記を由来も含め徹底解説するよ!

更新日:

 
私、麺類大好き人間ですので…。

特に「ラーメン」「そば」「うどん」は、絶対になくてはならないもの。

美味いです。
 
 
ところで、平仮名で表記されることが多い「そば」ですが…。

時々、お店の看板や製品名に漢字表記されます。
 
 
でも、結構画数が多くて難しい漢字…。

しかも、まれにおそば屋さんの暖簾に読めない3文字の漢字で表記されることもあります…。
 
 
 
ということで本記事では、「そば」の漢字表記とその由来について、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「そば」を漢字で書くと?

最初に、「そば」の漢字を端的にお伝えします。

漢字は下のとおり!

蕎麦

 
 
この「蕎麦」が、「そば」の正式な漢字です。
 
 
それから、おそば屋さんの暖簾にある読めない漢字の正体は「幾楚者」

下の暖簾ですね。
 
そば
 
そして、「幾楚者」の読み方は「きそば(生そば)」です。
 
 
ただし、現代の辞書に「幾楚者」という漢字は存在しません。

なぜ「幾楚者」が「生そば」と読むのかは、次の項で詳しく解説します。
 
 
 
ちなみに、私の辞書で「そば」が漢字を含めてどのように紹介しているのか調べてみました。

【そば(蕎麦)】

①[植]タデ科の一年草。中央アジア原産。茎は赤く、葉は三角形で互生。夏ソバと秋ソバに大別され、初夏と秋に白色・淡紅色の花を開く。種子からそば粉をとる。

②そば粉に小麦粉・やまいも・卵白などをまぜて、打ち延ばし、糸状に切った食品。そば切り。ゆでて食べる。「もり―」「手打ち―」

引用元:旺文社国語辞典

 
ということで、漢字はやはり「蕎麦」と紹介されていました。

当然ですが、「幾楚者」という漢字はありません…。
 
 
それでは、次項でこれらの漢字の由来について説明します。
 

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2.「そば」の漢字の由来!

「そば」を漢字で書くと「蕎麦」、あと現在は辞書にも存在しない「幾楚者」もあります。

それでは、それぞれの由来について説明していきますね。
 

①「蕎麦」の由来!

「蕎麦」という漢字の由来は、「そばの実」が関係しています。
 
 
そばの実は三角形で、「角」がある珍しい形状

下の写真が「そばの実」。
 
そば
 
その角がある形状から、「稜麦(そばむぎ)」と呼ばれていました。

「稜麦」の「稜」という字は、「かど」「すみ」という意味があり現在は「りょう」「ろう」「かど」と読みますが、過去には「そば」とも読まれていたのです
 
 
「稜稜(りょうりょう)」という言葉がありますが、これは「かど立つさま」という意味。

この「稜稜」、元々は「稜稜し(そばそばし)」とい言葉が語源で、「かど立っていて、よそよそしい」という意味です。

ですから、確かに「稜」は「そば」と読んでいた時代があったということ。
 
 
 
あと、「麦」という字に「稜」が加わった理由は、「小麦」や「大麦」と区別するためだったといわれています。

やがて、「稜麦」を「そばむぎ」と読んでいたものが、「むぎ」という部分が省略されて「そば」と呼ばれるようになりました。

「むぎ」が省略されて「そば」になったのは、室町時代といわれています。
 
 
また、そばは背が高く130センチ程に実ることから、「高層建築物の上の草」を意味する「蕎」という漢字が使われるようになりました

ちなみに、「蕎」の「喬」は「高い」「そびえる」という意味で、その上に草を意味する「くさかんむり」がつきます。
 
 
それから、「蕎麦」は「そば」と読みますが、「蕎」単独では「そば」や「そ」とは読みません。

「蕎」の正しい読み方は「きょう」。
 
 
面白いですよね、こういった読み方を「熟語訓」というそうです。

熟語訓は、他にも「田舎(いなか)」「大人(おとな)」「五月雨(さみだれ)」「竹刀(しない)」「山車(だし)」などたくさんありますよ。

そば
 

②「幾楚者」の由来!

続いて、「幾楚者」ですが、これは「きそば」と読みます。

そして、この「幾楚者」は「生そば」だけを意味する漢字であって、他の「そば」には使いません。
 
 
では、「生そば」とは何か?

「生そば」とは、基本的にそば粉だけでつくったそばのこと

つまり、他に添加物などを混ぜない純粋なそばのことです。
 
 
 
そして漢字の「幾楚者」ですが…、一文字ずつ分解すると意味がわかりますよ。
 
 
「幾」は、「量」を表す意味がありますが、元々は「細かな気づかい」を表す漢字でした。

「楚」は、「スッキリしている状態」を意味した漢字で、つまり「混ざっていない」ことを表しているともいえます。

「者」は「人」という意味で、元々は「人が火をたく」という象形文字。
 
 
まとめると、「細かな気づかい(幾)」で「混ざりものをなくし(楚)」、「人が火を使い(者)」作ったものということ

なんとなく、「幾楚者」が「生そば」のイメージにつながります。
 

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まとめ

以上が、「そば」の漢字表記とその由来についてでした。

参考にしてください。
 
 
「そば」を漢字で書くと、「蕎麦」。

「蕎麦」の由来は「角がある実」が由来で、元々は「稜麦(そばむぎ)」という字が使われていました。
 
 
また、おそば屋さんの暖簾などには「幾楚者(きそば)」という漢字も使われます。

「幾楚者」は、「人が細かい気づかいでつくった、混ざりものがないそばですよ」という意味。

ところで、普段は平仮名やカタカナで表現する言葉でも、実は漢字がありますよ!

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