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「メロン」を漢字で書くと?表記を由来も含め解説するよ!

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甘い夏のフルーツといえば、「メロン」もその一つ。

冷やして食べると、美味しくてもうやめられません!
 
 
ところで、この「メロン」はカタカナで表記されることが多いのですが…。
 
 
実は…、なんと「漢字」で表記ができます!!

しかも、その漢字の数、1つだけではありませんよ!
 
 
 
ということで本記事では、「メロン」の漢字表記とその由来について、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「メロン」を漢字で書くと?

冒頭で触れたとおり、「メロン」の漢字は1つだけではありません!

漢字は下のとおり、2つもあります!

甜瓜

真桑瓜

 
 
この「甜瓜」と「真桑瓜」が、「メロン」のこと
 
 
「甜瓜」の方は「てんか」、「真桑瓜」は「まくわうり」とも読みます。

パソコンなどで「まくわうり」と打って漢字変換すると、「甜瓜」が表示されますが、正確には「甜瓜」は「まくわうり」とは読みません。
 
 
 
それから、「甜瓜」の「甜」と似た漢字で、「舐」を使った「舐瓜」という漢字を紹介している方もいるようですが…。

大手の辞書では、「甜瓜」は存在しますが「舐瓜」はありませんでした。
 
 
「舐瓜」が果たして「メロン」の漢字として正解なのかはわかりません…。

「甜」は「あまい」という意味で、「舐」は「なめる」ことであって、意味も全く異なります。
 
 
 
あと、私の辞書では「メロン」は下のとおり紹介されていました。

【メロン(melon)】

・[植]ウリ科のつる性一年草。普通マスクメロンをいう。日本では主に温室栽培される。果実は球形で網目の模様がある。果肉は甘味と芳香があり、美味。

引用元:旺文社国語辞典

 
ということで、漢字表記は紹介されていませんでした。

それから、辞書による「まくわうり」も紹介します。

【まくわうり(真桑瓜・甜瓜)】

・[植]ウリ科のつる性一年草。葉はてのひらに似た形に裂け互生。夏に黄色の花を開く。実は楕円形で食用。

引用元:旺文社国語辞典

 
「まくわうり」は、上のとおりで「メロンのこと」といった記載はありませんし、先に紹介した「メロン」の方は「網目のあるマスクメロンのこと」といった内容です

この辞書によると、「メロン(網目のあるマスクメロン)」と、その他の「甜瓜・真桑瓜(メロン)」は、正確には別物という扱いらしい…。
 
 
実は、このすみ分けには「メロン」の歴史が関係しています。

詳しくは、次の由来の項で説明しますが、メロンは原産地から西に広がった品種が「西洋系」、東に広がった品種が「東洋系」といったように、違う歴史を歩みました

そのため、「西洋系」と「東洋系」を別物といった扱いにしている辞書もあるようです。
 
 
ただし、私達の間では網目があってもなくても、全て同じ「メロン」ですよね…。

ちなみに、「てんか」でも辞書を調べましたが、この読みでは掲載されていませんでした。
 
 
それでは、次項ではこの由来について説明します。
 

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2.「メロン」の漢字の由来!

「メロン」を漢字で書くと、「甜瓜」「真桑瓜」の2種類です。

それでは、それぞれについて説明していきますね。
 

①「甜瓜」の由来!

まず、「甜瓜」という字から。

「甜瓜」は「てんか」とも読みます。
 
 
「甜瓜」は、中国由来の漢字、つまり漢名

要するに、中国語で「メロン」を「甜瓜」と表記するということ。
 
 
「メロン」の原産地はアフリカ・中近東・インドといわれているのですが、そこを中心に西方へ伝わった品種が「メロン」、当方へ伝わった品種が「瓜」と呼ばれ広がりました。

これが、メロンが「西洋系」と「東洋系」に分かれた発端です。

そういったことで、中国に伝わった東洋系のメロンが「甘味がある瓜」ということで「甜瓜」と表記されました。
 
 
 
余談ですが、中国を中心に西方から伝わった瓜が「西瓜」で「スイカ」、南方から伝わった瓜が「南瓜」で「かぼちゃ」です。
 
 
実は、日本の「メロン」の歴史はこの「甜瓜」が最初

当然ですが、日本にも東洋系が伝わったのです。

そして、古くから「甜瓜」としてこの甘いメロンが食されていました。
 
 
日本で、西洋系の「メロン」が栽培され始めたのは明治時代以降なのです。

メロン
 

②「真桑瓜」の由来!

続いて、「真桑瓜」ですが、これは「まくわうり」とも読みます。

「真桑瓜」の由来は、岐阜県の「真桑村(現在の本巣市)」が名産地だったことからこの名称がつきました
 
 
昔は、真桑村でも「甜瓜」という名称で栽培されていたのですが、大正時代後期になるとマスクメロンなどの西洋系メロンが普及し始めます。

ただし、当時は「メロン」という呼称ではなく、西洋系の品種であっても全て「甜瓜」と呼んでいました。
 
 
そこで、西洋系の品種と東洋系の品種を区別するために、西洋系を「甜瓜」、昔から日本で食されていた東洋系を「真桑瓜」という呼称に分けたのです

ですから、「真桑瓜」という名称の歴史は意外に浅いということ。
 
 
 
この由来の項目を読んでいただければ、西洋系と東洋系の歴史をご理解いただけたと思いますが…。

「真桑瓜」は東洋系で間違いないのですが、「甜瓜」については、昔は東洋系でしたが途中で西洋系へ移籍しています…。

この辺は、辞書からは読み取れない部分ですね…。
 
 
ちなみに、西洋系と東洋系を掛け合わせてできたメロンが「プリンスメロン」です。
 

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まとめ

以上が、「メロン」の漢字とその由来についてでした。

参考にしてください。
 
 
「メロン」を漢字で書くと、「甜瓜」「真桑瓜」です。

「甜瓜」の由来は、中国語。

「真桑瓜」は、名産地である岐阜県の真桑村が由来です。
 
 
メロンは、西洋系と東洋系を区別する歴史はありましたが、どっちをどう呼ぼうと間違いありません。

ところで、普段は平仮名やカタカナで表現する言葉でも、実は漢字がありますよ!

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