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「瑕疵」と「過失」の違い!例文でわかりやすく解説するよ!

更新日:

 
豊洲市場に関するニュースを読んでいたら、「瑕疵担保責任」といったワードが…。

この「瑕疵」、欠陥商品とか不良品のような意味合いらしいのですが…。
 
 
でも「この玩具には瑕疵があるので、交換してください」とは言いませんよね…。

よくわからない「瑕疵」という言葉…。
 
 
この「瑕疵」の意味と、なんとなく似ている「過失」との違いを徹底調査してみましたよ!

ということで、本記事では「瑕疵」と「過失」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「瑕疵」と「過失」の意味の違い!

まずは、「瑕疵」と「過失」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「瑕疵」とは、キズや欠点のことで、完全な状態ではないことを意味しています。

「過失」とは、不注意による過ちのことです。

 
こうして説明すると違いがハッキリするのですが、両者はすごく似ている言葉。

「瑕疵」と「過失」の違いを、もう少し詳細に紐解いていきますね。
 

①「瑕疵」の意味とは!

「瑕疵」とは、キズや欠点のこと。

キズや欠点があること、つまりある物事が完全な状態ではないことを意味します。
 
 
そして、そのキズや欠点がどういった経緯で発生したものなのか、その部分は「瑕疵」という言葉の意味には関係のないことなのです。

この部分が、「瑕疵」と「過失」の違いを理解する上でのポイントとなりますので、覚えておいてくださいね。

訳あり
 

②「過失」の意味とは!

「過失」とは、不注意による過ちのこと。

過ちですので、「犯してしまった罪」や「間違い」ともいいます。
 
 
しかも、その「過ち」にいたる経緯が重要なポイントとなります。

不注意による、ついうっかりやってしまった!といった過ちが対象となるのですね。
 
 
「わざと間違って、相手を困らせてやろう!」といった過ちの場合は対象外ですよ。

わざと間違う場合の法律用語は、「過失」ではなく「故意」になります。
 
 
そして、この「過失」や「故意」の過ちの結果として生まれるキズや欠点は「瑕疵」ということになるのです。

つまり、要因が「過失」「故意」で、その結果が「瑕疵」ということ。
 
 
ちなみに、「過失」でも「故意」でもない自然発生したキズや欠点も「瑕疵」ですよ。

いじめ
 

③「瑕疵」は物の状態「過失」は人の行動は間違い?

間違ってはいけないのが、「瑕疵」は物の欠陥であり「過失」は人の行動といった説。

こういった情報を目にしますが…。
 
 
「過失」は確かに人の行動であり、これは間違いありません。

しかし、「瑕疵」は物であるとは限らないのですね。
 
 
たとえば、「少しの瑕疵のない人間などいるわけもない」といった使い方をします。

これは、人間の性格上の欠点を意味しており、物ではありません。
 
 
また、「あなた説明の内容には瑕疵がある」といった使い方もします。

これも、人間の発言の内容のことであり、物ではありません。

嫌いな人
 

④「瑕疵」と「過失」の違いを整理!

ということで、ここで一度「瑕疵」と「過失」の違いを整理します。
 
 
キズや欠点があり、完全ではない状態のことを「瑕疵」といいます。

これは、人間の行動であるか物であるかは問いません。
 
 
そして、不注意による過ちのことを「過失」といいます。

これは、ついうっかり不注意が原因の過ちだけが対象であり、わざと起こした過ちは「過失」とはいいません。
 
 
「過失」という要因があり、その結果「瑕疵」が発生します。
 

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2.「瑕疵」と「過失」の辞書での意味!

今度は、「瑕疵」と「過失」の意味が辞書ではどうなっているのか確認していきます。
 

①「瑕疵」の辞書での意味!

【瑕疵】

①きず。欠点。「一点の―もない」

②完全な条件を備えていない状態。

引用元:旺文社国語辞典

前の項で、説明したとおりの内容となっています。

意味②は法律用語としての「瑕疵」の意味です。

ジーンズ
 

②「過失」の辞書での意味!

【過失】

①不注意によるあやまち。しくじり。「―を認める」

②不注意のためにある行為の結果を予見しなかったこと。「―傷害罪」↔故意

引用元:旺文社国語辞典

最初の項目で説明したとおりですね。

意味②は法律用語です。

法律用語の説明って、わかりにくいですね…。
 

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3.「瑕疵」と「過失」の使い方!

最後に、「瑕疵」と「過失」の使い方を例文で紹介します。
 

①「瑕疵」の使い方!

・不動産に瑕疵がある場合は売主が責任を持たなくてはいけない。

・車に重大な瑕疵があることをメーカーが認めた。

・いつでも彼の言動には瑕疵がある。

・将来この家の当主となるお前に、家名を汚すような瑕疵があってはいけない。

・このビル倒壊の原因に、設計上の瑕疵がなかったか調査をしている。

設計図
 

②「過失」の使い方!

・2台の車が事故を起こした場合に過失割合がポイントになる。

・違法なことはしていないが過失責任主義として賠償請求された。

・自分の偶然の行為で相手が怪我をした場合は過失傷害罪に問われる場合がある。

・仕事上の過失が原因で退職することになった。

・小さな過失だから必ず許されるというものでもない。
 

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まとめ

以上が、「瑕疵」と「過失」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「瑕疵」は、キズや欠点があり完全ではない状態のこと。

物であっても人間の言動であってもキズや欠点があれば「瑕疵」です。
 
 
「過失」とは、不注意による過ちのこと。

ついうっかりやってしまった過ちが「過失」であり、わざとやったものは含まれませんよ。
 
 
「過失」によって「瑕疵」が発生することがありますし、「過失」がなくても「瑕疵」が発生する場合があります。

ところで、「瑕疵」や「過失」と似たような言葉が「間違い」や「失敗」です。

同じような場面で使う「間違い」と「失敗」なのですが…。

実はこの「間違い」と「失敗」、微妙に意味が違いますよ!

詳細については、下の関連記事をご覧ください。

「間違い」と「失敗」の違いを解説!実は意外な差異があるよ!

 

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