会話などで使われる「まるで」という言葉。
意味は2つあります。
一つ目が、違いがわからないほどある物などに似ているということで使う「あたかも」「さながら」という意味。
もう一つが、下に否定的な意味の語を伴って、まさしくその状態であるということで使う「まったく」「すっかり」という意味。
では、この「まるで」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「まるで」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「まるで」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・このモデルの肌はスベスベしていてとても綺麗だ。しかも、まるで雪のように白い。いったいどういったお手入れをしているのだろう?【あたかも】
・ディズニーリゾートの一泊二日の旅行はとても楽しかった。まるで、夢の国にでもいるような不思議な感覚だった。【あたかも】
・カラオケが趣味だとは聞いていましたが、これほど歌が上手だとは思いませんでした。まるで、プロの歌手のようで驚いた。【あたかも】
・これは、本当に「絵」なのですか…??あまりにも細かくて、まるで写真のようだ。本当に素晴らしい。【あたかも】
・物凄い暴風雨だ…。今回は低気圧の影響だといわれているが、まるで、台風のような風だね。屋根とかは大丈夫だろうか?【あたかも】
・ちょっと待って!そんな包丁使いでは、まるでダメだ。はっきり言って怪我するよ。包丁を持つのはまだ早い。【まったく】
・この映画は、20年前のリメイクらしい。ストーリーは確かに同じなのだが、監督が違うとまるで違う印象を受けるね。【まったく】
・最初の1ラウンド目は相手の出方を伺ってほとんど手を出さなかった。しかし、2ラウンド目に入ったら、勢いが最初とまるで違う。【まったく】
・突然照明が落ちて真っ暗になってしまった…。明りは全くなくなり、どっちがどっちなのかまるで感覚を失ってしまった。【まったく】
・マラソンでは、スタート段階から大きく出遅れてしまい差は縮まらない。結局、先頭集団にはまるで届かずじまいでレースは終わった。【まったく】
2.「まるで」の類義語!
続いて、「まるで」と似た意味の言葉を紹介します。
「あたかも」という意味では、冒頭でも紹介したとおり「さながら」。
また、「いわば」「例えるならば」「まさに」などが当てはまります。
それから、「まったく」の意味では以下のとおり。
「すっかり」
「まるっきり」
「かいもく」
「全然」
「さっぱり」
「更々」
などがあります。
まとめ
以上が、「まるで」の例文についてでした。
参考にしてください。
「まるで」は、漢字にすると「丸で」と書きます。
「丸」は「円」のことなのですが、「円」は角も欠けた部分もありません。
そこから、「完全」「全部」という意味を持っています。
つまり、「完全に似ている」「全部そっくりだ」という意味で「まるで」が使われるようになりました。