時々使われる言葉、「○○にすぎない」。
意味は「すぎる」の逆なので、「それ以上」の逆ということ。
つまりは、「それ以上のものではない」という意味。
また、そこから「ただ○○であるだけのことである」「○○でしかない」という意味でもあります。
要するに、程度などが「それほどでもないよ」という意味で使われるということ。
では、この「にすぎない」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「にすぎない」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「にすぎない」の例文を簡単な短文で!
・お客さまのご希望に基づいて、商品サンプルをお持ちしました。ただこれらは全体のほんの一部にすぎませんのでご了承ください。
・確かに私はあなたに投票したのですが、30万票の中のたった1票にすぎません。でも1票でも力になれて良かったです。
・確かに私は苦しんでいるあなたをみつけて救急車を呼びました。ですが、人として普通のことをしたにすぎません。別にたいしたことではありませんよ。
・ただのアルバイトにすぎない私に対して、サービス残業を強いるのはおかしいと思いませんか?仕事を辞めた理由はそれです。
・今や無敗を誇るボクサーになったのは確かだ。ただ、私はコーチとしてプロになることを進めただけであり、きっかけにすぎない。強くなったのは彼の努力のたまものだ。
・君の意見は理解した。ただ、その意見は全体の何パーセントの意見なのか?あなた一人の意見にすぎないのではないか?
・彼女のあなたに対する態度はわかったよ。嫌われてと思っているようだが、もしかしたら、それはあなたの思い込みにすぎないのでは?
・被告に、賄賂を渡したとして起訴された企業の元顧問は初公判で、私は連絡役にすぎない、などと無罪を主張しました。
・市長選挙の不正については、「明確な証拠は提出されておらず、推論にすぎない」と述べました。
・5ラウンド以降、ディフェンスに徹していたチャンピオンの反撃が始まった。しかし5ラウンド目の攻撃は単なる序章にすぎなかった。試合が進むほど攻撃力が増していく。
・「量子超越性」の実証に成功したというのは、目覚ましい成果のように聞こえる。だが実際は、原理的に全く新しいこのコンピューティングの実用化に向けて、第一歩を踏み出したにすぎない。
2.「にすぎない」の類義語!
続いて、「すぎない」と似た意味の言葉を紹介します。
意味がほとんど同じなのは、「でしかない」。
あとは、「以上のものではない」「以外のものではない」も。
これらの意味は、「すぎない」とほぼ同じです。
その他は、以下のとおり。
「所詮」
「せいぜい」
「たかがしれてる」
「その域を出ない」
「関の山」
などがあります。
まとめ
以上が、「にすぎない」の例文についてでした。
参考にしてください。
「すぎない」は漢字で「過ぎない」と書きます。
つまり、程度などが「こえない」「超過しない」という意味ともいえますね。