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「たかをくくる」の例文!簡単な短文でわかりやすく紹介!

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慣用句である「たかをくくる」。

漢字では「高を括る」と書きます。
 
 
意味は、「その程度だろうと予測する」ということ。

つまりは、「たいしたことはないと見くびる」という意味です。
 
 
では、この「たかをくくる」、どのような場面でどのように使うべきなのか?

ということで、「たかをくくる」の使い方を例文で紹介していきます。

特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
 

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1.「たかをくくる」の例文を簡単な短文で!

・試合は「楽勝だろう」とたかをくくっていた。この試合の完敗を機に、これからは決して油断することなく試合に臨みたい。
 
 
・地元の大人からは神童と呼ばれていた。将棋の奨励会もたかをくくっていたのだが、会員の予想をはるかに上回る実力に驚いた。
 
 
・得意な数学だっただけに、高得点をとれるものとたかをくくっていた。しかし予想外の難問ばかりで、全く想定通りにはいかなかった。
 
 
・レスリングは「初めて」と言っていたので、たかをくくっていた。しかし、いざ練習をしてみたら、かなりの実力に驚いてしまった。
 
 
・サッカーの小学生チャンピオンとの練習試合だったのだが…。まさか中学生の自分たちが負けるわけがないとたかをくくっていたが、意外に強く引き分けで終わった…。
 
サッカー
 
・あなたはたかをくくっているのだろうが、そもそもそれが大きな間違いだ。ライバル企業をなめてかかると、痛い目にあうぞ。
 
 
・昔から事を成すときの戒めとして、「たかをくくるな」という言葉がある。予断を持って相手となる人間を軽く見てはいけないということだよ。
 
 
・一昔前の日本企業の経営陣には、株主が経営に変革を迫ったところで、実行しなくても会社が倒産することはないとたかをくくるような雰囲気があったのではないでしょうか。
 
 
・話をきくと「誰か感染した人を知っているか」とよく聞かれるらしい…。周りに感染した人がいないことから「感染症はたいしたことない」とたかをくくる人も多いということだ。
 
 
・記念写真を3枚撮影したのですが、全員目を開けている写真はありませんでした…。次からは3枚あれば大丈夫だろうとたかをくくるのはやめておきます。
 

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2.「たかをくくる」の類義語!

続いて、「たかをくくる」と似た意味の言葉を紹介します。
 
 
似ているのが、「侮る」

「侮る」は「たかをくくる」と同じ「見くびる」という意味がありますが、その他に「馬鹿にする」「見下す」という意味もあります。
 
 
それから、「軽んじる」

「軽んじる」は「軽く見る」という意味の他に、「大切に思わない」という意味もあります。
 
見下す
 
その他は、以下のとおり。

「軽視する」

「過小評価する」
 
 
「なめてかかる」

「甘く見る」

「楽観視する」

などがあります。
 

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まとめ

以上が、「たかをくくる」の例文についてでした。

参考にしてください。
 
 
ちなみに、「たかをくくる」という言葉は、戦国時代の米の生産量である「石高(こくだか)」がもとになっています。

当時、相手の戦力は「石高」で見積もっていたのです。

戦力を誤って低く見積もってしまうことを、「たかをくくる」といっていたのですね。
 

ここで質問を一つ。

「地鳴り」を平仮名にした場合、「ぢなり」なのか?「じなり」なのか?ご存知ですか?

実は、答えは「じなり」の方。
 
 
「地鳴り」の「地」は「し」と読まないのに、なぜか「し」に濁点で「じなり」が正解。

そういった不思議をスッキリと紐解いた記事が、下のリンクです。

「ずつ」と「づつ」はどっちが正しい?違いを解説するよ!

誤りが多い「ぢ・じ・づ・ず」、それぞれの使い方を詳しく解説していますよ。

ぜひ、覗いてみてください!

 

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