慣用句である「舌を巻く」。
舌を巻くことで、「言葉を発することができない」ということ。
つまりは、「すごく驚いて、言葉がでない」という意味です。
「すごく優れているので驚く」「驚いて、感心してほめたたえる」といった意味で使うのが一般的。
では、この「舌を巻く」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「舌を巻く」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.慣用句「舌を巻く」の例文を簡単な短文で!
・プロボクサーの彼は、飲食店で酔っぱらったチンピラに絡まれても、相手を挑発するようなことはせずにじっと耐えていたのには舌を巻いた。
・彼のマジックは本当に驚く。間違いなくタネがあるのだろうが、それが全く想像できないマジックであり、舌を巻く。
・1年生から2年生にかけて、成績はずっと中間くらいだったのが、3年生になってトップクラスの成績になった。彼女の努力には本当に舌を巻くよ。
・日本人サポーターが、サッカーワールドカップの会場で清掃して帰ったことがニュースになった。海外の報道機関は皆その行動に舌を巻き記事にしたようだ。
・3連投となった守護神が、圧巻の投球で今季25セーブ目、通算99セーブを挙げた。監督も舌を巻くタフネスぶりで、チームの首位を支えている。
・小学6年生の子供が、大学受験に出題されるような難しい数学の問題を解いてしまった!彼の才能には舌を巻く。
・東日本大震災では被災者はみな秩序を守り、整然としていた。また、略奪なども一切起きないことから、海外メディアは日本人の国民性に下を巻いた。
・彼は、子供の頃から野球一筋でプロになった。幼少期から自由に使える時間の全てを野球のトレーニングにつぎ込んできた努力家。彼の姿勢には本当に舌を巻く。
・しかしプレー面においては、NBAの輝かしい時代を知る人物からしても、舌を巻くほど実力と言わざるを得ないようだ。
・サトウキビ畑で、小型トラクターに取り付けた機械を操作して、次々と苗を植え付ける93歳の女性。その運転技術には誰もが舌を巻く。
2.慣用句「舌を巻く」の類義語!
続いて、「舌を巻く」に似た意味の言葉を紹介します。
「舌を巻く」は、言葉に関する慣用句ですが、同じ「言葉」に関するものは以下のとおり。
「言葉をのむ」
「言葉が出ない」
「息をのむ」
「思わずうなる」
それから、「目」に関しては以下のとおり。
「目を丸くする」
「目を見張る」
「瞠目(どうもく)する」
その他では下のとおり。
「脱帽する」
「度肝を抜く」
「感服する」
結構多くありますね。
まとめ
以上が、「舌を巻く」の例文についてでした。
参考にしてください。
「舌を巻く」ということは、言葉が出ないほど驚くということ。
「驚く」ということは、「言葉が出ない」など体に現れるものです。
ですから、類義語も人の表情や行動に関するものが多くなります。