慣用句である「耳目を集める」。
読み方は、「じもくをあつめる」です。
意味は、「人々の注目を集める」「多くの人の注意を引きつける」ということ。
では、この「耳目を集める」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「耳目を集める」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「耳目を集める」の例文を簡単な短文で!
・地理を応用すれば、時事ニュースもまた違ったものに見えてくる。たとえばここ数年、世界の耳目を集めつづけているニュースのひとつにイギリスのEU離脱がある。
・「就職活動ルール廃止」は、人事や採用に携わる人や、2021 年度以降に就職活動を控えた学生とその保護者からは、かなり耳目を集めるニュースになっていた。
・2020年の「今年の漢字」は「密」が最多得票だったが、実はもう一つ、耳目を集めた漢字がある。それは、「禍」という漢字。「渦(うず)」ではなく「禍(か)」です。
・2013年、建築関係者の耳目を集めたニュースとして、日本初の国立建築アーカイブ「国立近現代建築資料館」の設立があった。
・経済誌の書評ページを読むと、新刊書の紹介や短い論評が載っているので、これからビジネスマンの耳目を集めるであろう本を探すことができます。
・経済的な困窮に悩む若者たちが、広告料目当てで耳目を集めるフェイクニュースを大量作成し、アクセスを集めることで大量の収入をゲットしていたのだ。
・テック企業と言えば、経営者がTシャツやポロシャツなどを着用し自由な気風で知られるが、時にその経営トップらがスーツに身を包み、耳目を集めることがある。
・メディアの多くは営利団体のため、購読者や視聴者を増やすために人々の耳目を集めるニュースに力を入れ、政治家や役人の失敗や党派対立といった報道に力を入れがち。
・民主党の事業仕分けは、有識者からも異議が上がったようにその手法はいかにも乱暴で、耳目を集める目的のパフォーマンスだった面も否定できません。
・レアメタルが世間の耳目を集めるようになって随分と経つ。液晶ディスプレイに使用されるインジウムなど、レアメタルなくして現代の電子機器は成り立たない。
2.「耳目を集める」の類義語!
続いて、「耳目を集める」と似た意味の言葉を紹介します。
まずは、「関心を集める」。
あとは、「脚光を浴びる」「世間の注目の的になる」なども当てはまります。
その他は、以下のとおり。
「世間をにぎわす」
「注目を浴びる」
「注目の的になる」
「熱い視線が注がれる」
「熱い眼差しが向けられる」
「話題をさらう」
などがあります。
まとめ
以上が、「耳目を集める」の例文についてでした。
参考にしてください。
「耳目」を使った慣用句は多く、「耳目に触れる」「耳目を驚かす」「耳目を属する」などがあります。
「耳目に触れる」は、「見たり聞いたりする」という意味。
「耳目を驚かす」は、「世の人たちをびっくりさせる」こと。
「耳目を属する」は、「目や耳をそばだてて、注意を集中する」という意味です。