慣用句である「気が気でない」。
「心(気)が、通常の心(気)の状態ではない」ということ。
つまりは、「気がかりで落ち着かない」という意味です。
では、この「気が気でない」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「気が気でない」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.慣用句「気が気でない」の例文を簡単な短文で!
・今日は高校受験の合格発表の日。そのため朝からずっと気が気でない。食事も美味しく食べることができないほどだ。
・ワールドカップの観戦チケットは抽選で、明日が結果発表日となっている。前の日から落選が怖くて気が気でない…。
・父母が住む実家の地域で大地震が発生した。急いで電話したが全くつながらない…。父母の安否はどうなのか気が気でない。
・息子のテニスの試合を観戦しているが、ハッキリ言って自分のことより緊張する。ショットのたびに気が気でない。
・交通渋滞でバスが全く進まない…。このペースだと会社の始業時間ギリギリだ。間に合うかどうか気が気でない。
・もしかして、家のアイロンをつけっ放しにしたまま出掛けてしまったような気がする…。それが、気が気でない。
・農道を歩いていたら、やたらと「クマ出没注意」の看板がある…。看板を見るたびに、クマが出るのではないかと気が気でない。
・苦手な科目で全く授業についていけない…。一番嫌なのが、先生が何度も生徒に当てること。自分に当たるのではないかと毎回授業のたびに気が気でない。
・サーバーの運営をしているのだが、一番怖いのが落雷などによる停電。バックアップ用の電源はあるが、それでも雷注意報が発表されると気が気でない。
・応援している力士が来場所はカド番だ。なんとしても勝ち越してもらいたのだが、今から気が気でない。
2.慣用句「気が気でない」の類義語!
続いて、「気が気でない」の似た意味の言葉を紹介します。
同じ「心(気)」に関するものでは、「心ここにあらず」。
「気もそぞろ」。
「気をもむ」。
「心中穏やかではない」もそうですね。
あと、「足」に関するものもあります。
「足が地につかない」。
「浮足立つ」。
それから、全体的な視点では、「居ても立っても居られない」。
あとは、「あたふたする」。
「そわそわする」といったものも。
まとめ
以上が、「気が気でない」の例文についてでした。
参考にしてください。
「気が気でない」と似た言葉で、「気が滅入る」があります。
「気が滅入る」は、気持ちが沈む、憂鬱になるということで、「気が気でない」とは意味が全く異なりますよ。