会話などで時々使われる言葉、「もはや」。
漢字では「最早」と書きます。
意味は、「ある事態が実現しようとしているさま」「早くも」「まさに」ということ。
ただし、その他に「ある事態が変えられないところまで進んでいるさま」「今となっては」「もう」という意味もあります。
では、この「もはや」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「もはや」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「もはや」の例文を簡単な短文で!
・明日が娘の初めての誕生日だ。私たちにとって初めての子供がうまれ、もはや一年ということか。はやいものだ…。(早くも)
・あっという間に20代が終わったと思っていたら、来年はもはや40代に足を踏み入れる。時間が進むのははやいよ。(早くも)
・今年は早い時期に雪が降った。リゾート地各地ではもはやスキー場がオープンしているとのこと。異常気象なのか?(早くも)
・先月、新発売された話題の製品なのだが、売り上げが想定を大きく下回っているらしい。もはや値下げが始まったようだ。(早くも)
・柔道を始めてたったの3年。才能に恵まれた彼は、もはや敵なしの状態だ。いったい彼はどこまで登りつめるのだろう…。(早くも)
・まだ5月なのだが、今日は凄く熱い!車での移動ではもはやエアコンを全開にしている。窓を開けただけでは耐えられない。(早くも)
・注目された将棋の対局だったが…。飛車角金銀の駒を全てとられてしまっては、もはや勝負はこれまでか…。(今となっては)
・1万メートル走では周回遅れどころか、2週も差をつけられた。もはや勝利は難しいだろう。(今となっては)
・息子はもう17歳になった。あなたは子供扱いしているが、もはや子供とはいえない。もう少し考えて接した方が良いと思う。(今となっては)
・入試で肝心な受験番号を書き忘れてしまった。しかし、もはやどうにもならない。あきらめるしかないだろう。(今となっては)
・これほど多くの証拠が出ているのに、彼は未だに犯行を否認しているようだ。普通に考えても彼が犯人であることは、もはや誰が見ても明らかだ。(今となっては)
・2年を費やした研究が完全に行き詰まり、開発スタッフはもはや打つ手なしの窮状を迎えていた。(今となっては)
2.「もはや」の類義語!
続いて、「もはや」と似た意味の言葉を紹介しますね。
冒頭でも触れましたが、「ある事態が実現しようとしているさま」という意味では「早くも」「まさに」が当てはまります。
その他は、「既に」「とっくに」など。
そして、「ある事態が変えられないところまで進んでいるさま」という意味では、「今となっては」「もう」が当てはまります。
その他は、以下のとおり。
「いまや(間に合わない)」
「今はもう(間に合わない)」
などがあります。
まとめ
以上が、「もはや」の例文についてでした。
参考にしてください。
冒頭でも説明しましたが、「もはや」には意味が2つあります。
使う際は、気をつけてください。