言葉の使い方や意味などを深掘りしてご紹介いたします!

贈る言葉情報館

文書

「景気」と「景況」の違い!微妙な差をわかりやすく解説!

更新日:

 
「景気」と「景況」。

似ていますよね…。
 
 
どちらも、「経済活動」に関係する言葉だと思うのですが…。

実際に新聞記事を読んでも、「景気」と「景況」の違いがよくわかりません…。
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「景気」と「景況」には微妙な違いがありました!
 
 
本記事では、「景気」と「景況」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

スポンサードリンク

 

1.「景気」と「景況」の意味の違い!

最初に、「景気」と「景況」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「景気」とは、売買や取引などに現れる経済活動の状態のこと。

「景況」とは、売買や取引などに現れる経済活動の状態が、移り変わる様子のこと。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「景気」の意味とは!

「景気」は、売買や取引などに現れる経済活動の状態のこと

ですから、この経済活動が良い場合は「好景気」といいますし、逆に悪くなると「不景気」といいます
 
 
 
たとえば、商品がたくさん売れると、その売った会社が大きな収益をあげますよね。

すると、その会社の社員の給料が上がります。

給料が上がったその人はたくさんの買い物をしますが、そのたくさんの買い物のおかげでまたその商品を売っている会社が儲けるという、ループが完成するということ。
 
 
しかも、このループが出来上がると、よく売れることで商品の価値が上がり、徐々に物価が上昇していきます。

この場合は、経済活動が活発になるということで、「景気」が良いということ。
 
 
 
逆に、商品が売れなくなると、売った会社の収益が少なくなり、社員の給料も下がります。

すると、社員は給料が減った関係上節約しなくてはいけませんので、買い物を控えますよね。

そうなると、商品が益々売れなくなり、販売する会社は商品の価格を仕方なく下げます。
 
 
商品の価格を下げることで、会社の収益がさらに少なくなるという無限ループが完成。

この場合は、経済活動が低調になるということで、「景気」が悪いということ。

スーパーマーケット
 

②「景況」の意味とは!

「景況」は、売買や取引などに現れる経済活動の状態が、移り変わる様子のこと
 
 
前項の「景気」は、「経済活動の状態」を示すための言葉ですが…。

その「経済活動の状態」が、良くなっているのか悪くなっているのか、といった移り変わる様子を表す言葉が「景況」です。
 
 
つまり、「景気」の移り変わる様子が「景況」ということ。

ですから「景況」の方は、「時間の経過」「時間の流れ」という概念が加わります。
 
 
 
実はこの「景況」なのですが、「景況」単独で使うよりも「景況感」という形で多く使われます。

「景況感」は、「景気」が移り変わる様子を、人々が感じる印象のこと。
 
 
要するに、「景気」の様子が以前と比べて、好転しているのか、悪化しているのか、停滞しているのかなど、どのように感じているかということです。

まさに、経済活動の変化する様子の印象のことですね。

株価
 

③「景気」と「景況」の違いを整理!

それでは、ここで一度「景気」と「景況」の違いを整理します。
 
 
売買や取引などに現れる経済活動の状態が「景気」。

そして、売買や取引などに現れる、経済活動の状態の移り変わる様子が「景況」。
 
 
ほとんど同じような意味なのですが、時間経過の概念があるのが「景況」です。

 

スポンサードリンク

 

2.「景気」と「景況」の辞書での意味!

続いて、辞書による「景気」と「景況」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「景気」の辞書での意味!

【景気】

①社会の経済状態。商売・取引などの情況。「―が上向く」「不―」

②(転じて)好景気。「あの会社は大変な―だ」

③はつらつとした動きや力。威勢。「―をつける」

引用元:旺文社国語辞典

意味①は説明したとおりの内容です。

意味②③は説明しませんでしたが、「景気が良い」という意味の比喩的な使い方ですね。
 

②「景況」の辞書での意味!

【景況】

①物事の移り変わるありさま。ようす。

②景気の状態。

引用元:旺文社国語辞典

意味②は説明どおりですね。

意味①は説明しませんでしたが、「景気」の移り変わりだけではなく、「物事」の移り変わる様子という意味もあります。

貯金
 

3.「景気」と「景況」の使い方!

次に、「景気」と「景況」の使い方を例文で紹介します。
 

①「景気」の使い方!

・リーマンショックなど急激な景気変動があった場合でも、人員の採用を取りやめない。

・当時は景気が悪く、当社の売り上げも昭和49年から50年の1年で約20%も下がった。

・リアルタイムで景気や物価の動向を把握できるビッグデータを日本銀行が積極的に活用。

・少しずつではあるが景気回復の兆しが見えてきたことは嬉しいニュースである。
 

②「景況」の使い方!

・当社グループの業績は、グローバルな自動車産業の景況による影響を受けております。

・仏の製造業が予想だけでなく景況の強弱を判断する節目50を下回った。

・マレーシアの経済回復計画が自動車産業の景況改善につながると歓迎していると報じた。

・アンケート調査によると、1年前と比べ景況感が「良くなった」と答えた割合が増加。

お金
 

4.「景気」や「景況」には似た意味の言葉がたくさんある!

「景気」や「景況」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「不況」と「恐慌」の違い!わかりやすく徹底解説するよ!

「市場」と「市況」の違い!例文でわかりやすく解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

スポンサードリンク

 

まとめ

以上が、「景気」と「景況」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「景気」は、売買や取引などに現れる経済活動の状態のこと。

「景況」は、売買や取引などに現れる経済活動の状態が、移り変わる様子のこと。
 
 
「状態」をあらわすのが「景気」、「移り変わる様子」をあらわすのが「景況」です。

関連記事と広告

-文書

Copyright© 贈る言葉情報館 , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.