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「根本」と「本質」の違い!微妙な差をわかりやすく解説!

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「根本」と「本質」。

似ています…。

「違いはないのでは?」と思ってしまいます…。
 
 
たしかに、「お祭りの根本は…」といいますし、「お祭りの本質は…」ともいいますよね…。

この「お祭り」に、違いはあるのだろうか??
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

似ている「根本」と「本質」なのですが、実は微妙な違いがありました!
 
 
本記事では、「根本」と「本質」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「根本」と「本質」の意味の違い!

最初に、「根本」と「本質」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「根本」とは、物事が成り立っている基礎になるもののこと。

「本質」とは、物事の本来の姿のこと。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「根本」の意味とは!

「根本」は、物事が成り立っている基礎になるもののこと。

「根本」は「ねもと」と書くとおり、植物であれば「ねもと」のことであり、物事でいえば「基礎」「土台」ということができます。
 
 
 
わかりやすくするために、「お祭りの根本は何か?」ということを考えてみましょう。

「根本」は「基礎」「土台」ですので、お祭りの「根本」を知るためには、歴史を遡ることが必要です。
 
 
「お祭り」とは、そもそも神に対し、穀物が豊かに実ったことを感謝したり、豊かに実ることを祈願したりしたのが始まり。

また、流行り病の防止を神に祈願するといった意味の場合もあるようです。
 
 
ということでお祭りの「根本」は、神に対する「豊穣への感謝」「豊穣祈願」「悪疫退散祈願」ということ。

こういったことが、お祭りの「基礎」「土台」になっているということです。
 
 
ですから、お祭りは夜店もたくさん出て楽しい行事なのですが、実は「根本」にあるのは夜店の買い物ではありません。

お祭りの「根本」は、神に感謝の気持ちを伝えたり、祈願したりすることです。

祭り
 

②「本質」の意味とは!

「本質」は、物事の本来の姿のこと。

「本質」は、「基礎」や「土台」ではありません。
 
 
その物事の、本来の「性質」「要素」「姿」ということです。

「本性」といってもよいかもしれませんね。
 
 
 
この「本質」も「お祭り」にたとえて、「お祭りの本質とは何か?」について考えてみましょう。

現代の「お祭り」の多くは、観光客で賑わっています。

ですから、観光客に対していかに宣伝するか、また観光客にいかに楽しんでもらうかに多くの労力を使っているのが現状。
 
 
しかし、お祭りの本来の「性質」は、実は観光客が楽しむためのものではありません。

お祭りの本来の「性質」は、お祭りをしている側が楽しむものです。

要するにお祭りの「本質」は、観光客が主役ではなく、主催者側が主役ということ。

まつり
 

③「根本」と「本質」の違いを整理!

それでは、ここで一度「根本」と「本質」の違いを整理します。
 
 
物事が成り立っている、基礎になるものが「根本」。

物事の、本来の姿が「本質」。
 
 
「基礎」「土台」が「根本」で、本来の「性質」「要素」が「本質」です。

 
 
 
「根本」と「本質」の違いを「お祭り」にたとえましたが、実はこの「お祭りの根本」と「お祭りの本質」は私個人の主観です。

ですから私の主観とは逆に、神への感謝や祈願が「お祭りの本質」であり、主催者側が主役であることが「お祭りの根本」と考える人がいてもおかしくはありません。

「基礎」と「本来の姿」は言葉の意味の違いはありますが、それを物事にたとえると微妙な位置づけになる場合があるということです。

「基礎である根本」と「本来の姿である本質」の違いを説明するための、一つのたとえとして捉えてください。
 

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2.「根本」と「本質」の辞書での意味!

続いて、辞書による「根本」と「本質」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「根本」の辞書での意味!

【根本】

・物事を成り立たせている大もと。「―原理」

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。
 

②「本質」の辞書での意味!

【本質】

・そのものが存在するうえで、欠かすことのできない根本的な性質・要素。「―に迫る」「―を見失う」

引用元:旺文社国語辞典

説明どおりですね。

ただし、「根本的な性質」とあるとおり、「根本」と「本質」は非常に似た意味であるということがいえます。

仮面
 

3.「根本」と「本質」の使い方!

次に、「根本」と「本質」の使い方を例文で紹介します。
 

①「根本」の使い方!

・流行におもねることを嫌い、常に物事の根本を探りつつ実践を重ねてきた。

・名前ではなく物事の根本を見なくてはいけない。

・そもそも問題解決のためには、問題の根本的な原因の解明というプロセスを要します。

・直接原因を生み出した根本原因が分からないと、事故の再発を防げない。
 

②「本質」の使い方!

・ガイドブックを作った歴史を紐解きながら、そのビジネスの本質を探る。

・事件の本質になかなか踏み込めなかった裁判だが、貴重な証言もたくさんあった。

・決して本質から逸脱しないこと、そこが「確からしさ」の唯一の基盤となる。

・持続可能な社会保障制度を築くことこそ、本質的な課題と言える。

社会保障
 

4.「根本」や「本質」には似た意味の言葉がたくさんある!

「根本」や「本質」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「元来」と「本来」の違いを解説!実は確かな差があったよ!

「実物」と「現物」の使い分け!実は確かな違いがあったよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「根本」と「本質」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「根本」は、物事が成り立っている基礎になるもののこと。

「本質」は、物事の本来の姿のこと。
 
 
「基礎となるもの」と「本来の姿」の違いです。

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