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「元来」と「本来」の違いを解説!実は確かな差があったよ!

更新日:

 
「元来」と「本来」。

意味が似ていて、紛らわしいですよね…。
 
 
といいますか、自分は同じ意味だと思っていました…。

だって、「この小説は元来、売り物ではなかった」といいますし、「この小説は本来、売り物ではなかった」でもおかしくないですよね…。
 
 
でもよく考えると、本来ならば退学だ!」といいますが、元来ならば退学だ!」となると何かおかしいです…。

ということは、「元来」と「本来」には違いがあるということなのか??
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「元来」と「本来」には決定的な違いがありました!
 
 
本記事では、「元来」と「本来」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「元来」と「本来」の意味の違い!

最初に、「元来」と「本来」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「元来」とは、もともと、また、初めからそうであること。

「本来」も、もともと、また、初めからそうであること。

ただし「本来」はその他に、当然そうあるべきこと、それが当たり前であることという意味もあります。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「元来」と「本来」の共通の意味とは!

「元来」と「本来」はどちらも、もともと、また、初めからそうであることという意味です。

この部分の意味は、お互いの共通点。
 
 
 
たとえば、「この小説は元来、売るつもりで書いたものではない」といった使い方をします。

これを、「この小説は本来、売るつもりで書いたものではない」と置き換えても違和感はありません。

この場合は、どちらも「もともと」「初めは」という意味で使われています。
 
 
しかし、「本来」だけには他の意味が存在するのです!

万年筆
 

②「本来」独自の意味とは!

「本来」には、当然そうあるべきこと、それが当たり前であることという意味があります。
 
 
この「本来」の意味は、「もともと」「初めからそうであること」と一見意味が似ているのですが、実は全くの別物。

「もともと」「初めからそうであること」というのは、過去のことであり、実際の物事を表現しています。

ただし、「当然そうあるべきこと」「それが当たり前であること」というのは、実際に起きた物事ではありません。
 
 
たとえば、本来ならば退学とするところだが、事情を考慮して停学とする」といった使い方をします。

この例文は、「退学処分が当たり前である」ということを意味しており、実際に退学になったわけではありません。

つまり、実際に起きた物事ではないということ。
 
 
 
ちなみに、この例文の「本来」を「元来」に置き換えると以下のようになります。

元来ならば退学とするところだが、事情を考慮して停学とする」

違和感満載の文章になってしまいます。

規則
 

③「元来」と「本来」の違いを整理!

それでは、ここで一度「元来」と「本来」の違いを整理します。
 
 
もともと、また、初めからそうであること、という意味は「元来」と「本来」の共通の意味。

ただし「本来」はその他に、当然そうあるべきこと、それが当たり前であることという意味があります。
 
 
 
それから、基本的に「もともと」という意味では、「元来」と「本来」は置き換えが可能。
 
 
しかし、「本来」の方が深く日常生活に浸透している関係上、置き換えしにくい場合があります。

たとえば、本来の目的に立ち返る!」本来の持ち主に返すべき!」といった使い方がありますが…。
 
 
この例文を「元来」に置き換えると、違和感がうまれます。

違和感はありますが、どちらも「もともと」という意味であり、「元来」を使用しても間違いではありません。
 

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2.「元来」と「本来」の辞書での意味!

続いて、辞書による「元来」と「本来」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「元来」の辞書での意味!

【元来】

・もともと。初めから。本来。「―気が弱い」

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。
 

②「本来」の辞書での意味!

【本来】

①初めからそうであること。もともと。元来。「―の調子を取りもどす」

②物事の道理からみてそうあるべきこと。「―、参上すべきところですが」

引用元:旺文社国語辞典

意味が2つあり、内容も説明どおりですね。

非常識
 

3.「元来」と「本来」の使い方!

次に、「元来」と「本来」の使い方を例文で紹介します。
 

①「元来」の使い方!

元来、蜂蜜は巣の中に閉じ込められたままの状態が鮮度、味、栄養共に非常に良い。

・ヨーロッパでは元来スポーツラジアルタイヤというマーケットが明確には無かった。

・手袋や靴も元来は、身体を守る道具だった。

・日本は元来、多くの地域が温暖湿潤性気候であり、微生物が成育・繁殖しやすい。
 

②「本来」の使い方!

・シルバー本来の輝きが長く持続するジュエリー用銀合金を開発しました。(もともと)

・メンバーそれぞれが最適な環境で本来の能力を発揮する。(もともと)

本来ならば社会のお手本となって人々のために尽くさなければならない年代。(当たり前)

本来なら直接お伺いすべきですが、メールでのご連絡をお許しください。(当たり前)

メール
 

4.「元来」や「本来」には似た意味の言葉がたくさんある!

「元来」や「本来」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「根本」と「本質」の違い!微妙な差をわかりやすく解説!

「実物」と「現物」の使い分け!実は確かな違いがあったよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「元来」と「本来」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「元来」と「本来」はどちらも、もともと、また、初めからそうであること。

ただし「本来」だけには、当然そうあるべきこと、それが当たり前であることという意味もあります。
 
 
「もともと」は過去のこと、「当然そうあるべきこと」は実際に起きた物事ではありません。

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