言葉の使い方や意味などを深掘りしてご紹介いたします!

贈る言葉情報館

文書

「当時」と「当初」の違い!意味を徹底的に深掘りしてみた!

更新日:

 
「当時」と「当初」。

似ています…。

どちらも、過去のことを表現する時に使うような…。
 
 
でもよく考えると、「終戦当時とはいっても、「終戦当初となるとなんだかおかしい…。

これはつまり、意味も使い方も違うということか…??
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

本記事では、「当時」と「当初」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

スポンサードリンク

 

1.「当時」と「当初」の意味の違い!

最初に、「当時」と「当初」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「当時」とは、過去のある時点のこと。

「当初」とは、物事のはじめの時点のこと。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「当時」の意味とは!

「当時」は、過去のある時点のこと。

「当初」は「はじめの時点」を指していますが、「当時」は「ある時点」ということで幅が広がります。

ですが、いずれも「過去のこと」を指す時に使う言葉。
 
 
 
「当時」は、過去の「あの頃」「その時期」「昔は」といったことを表現する時に使います。

つまり、過去を振り返る時、過去を説明する時に使うのですね。
 
 
たとえば、「終戦当時は食べるものがなくて苦労した」といった使い方。

これは、過去である「終戦の時期」のことを「終戦当時と表現しています。
 
 
ちなみに、「終戦当時「終戦当初とはいいません。

「当初」の使い方は、次項をどうぞ。

マッカーサー
 

②「当初」の意味とは!

「当初」は、物事のはじめの時点のこと。

「当初」も過去をあらわしているのですが、過去は過去でも「はじめの時点」限定です。
 
 
つまり、「出発点」「起点」のことですね。

「はじめの時点」以外は使えません。
 
 
それから、もう一つの特徴は「ある物事」がなければいけないということ。

ただ単に、過去を表現することはできません。

そもそも、「出発点」「起点」は何かの物事のはじまりのことですから。
 
 
 
たとえば、「この計画は、当初の予算は現在の倍はあった」といった使い方。

これは「計画」という物事に対し、その初めの頃を指しています。
 
 
それから、当初は社員2人だけの会社だった」といった使い方。

これも、「会社の設立」という物事の最初のことを表現しています。
 
 
 
ただし、ここで注意点が一つ。

当初は社員2人だけの会社だった」という例文の「当初」を、「当時」に置き換えることができます。

「会社を起業した当時は社員2人だけの会社だった」といった具合。
 
 
「当時」の場合は「過去のある時点」を指していますので、「はじめの時点」も含まれるのです。

ですから、「この計画は、当初の予算は現在の倍はあった」「最初に計画した当時の予算は、現在の倍はあった」という使い方もできるということ。
 
 
 
ところで、前の項目では「終戦当初とはいわないと説明しました。

「当初」を使う場合は、戦争という物事の起点ということで「戦争当初」「開戦当初といった使い方になります。

「終戦」という、「終わり」を「当初」で表現することはできません。

ゼロ戦
 

③「当時」と「当初」の違いを整理!

それでは、ここで一度「当時」と「当初」の違いを整理します。
 
 
過去のある時点が「当時」。

物事のはじめの時点が「当初」。
 
 
「当時」は「1986年当時」というように物事がなくても使えますが、「当初」は必ずある物事の起点がなくてはいけません。

 

スポンサードリンク

 

2.「当時」と「当初」の辞書での意味!

続いて、辞書による「当時」と「当初」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「当時」の辞書での意味!

【当時】

①過去のある時点。そのころ。「維新の―」

②現今。現在。当節。

引用元:旺文社国語辞典

意味①は説明したとおりですね。

意味②は説明しませんでしたが、「現在」という意味もあるそうです。

最近では、あまり使う意味ではありませんが、一応覚えておいてください。
 

②「当初」の辞書での意味!

【当初】

・はじめ。はじめのころ。最初。「入学―」

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。

スタート
 

3.「当時」と「当初」の使い方!

次に、「当時」と「当初」の使い方を例文で紹介します。
 

①「当時」の使い方!

当時の量産タイヤとしては非常に先進的な商品として登場した。

当時の新聞記事を掘り起こすと、ウイルス禍の類似点と相違点が見えてきた。

・厩舎には当時技術調教師だった青木氏(現調教師)もいた。

・足を運んで激励してくださったことなど当時の記憶がよみがえります。
 

②「当初」の使い方!

当初はこれも一つの選択肢と思っていたが、よく考えたら問題に気付いた。

・映画館を引き継いだ当初は良かったが、ここ数年は利益が出ず赤字が続いている

・天候悪化の際は登頂を目指さないなど、当初の予定を変更する柔軟性が大切です。

・七飯町では当初、7日から通常どおり授業を行う予定でした。

学校
 

4.「当時」や「当初」には似た意味の言葉がたくさんある!

「当時」や「当初」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「定時」と「定期」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

「歳月」と「月日」の違い!わかりやすく徹底解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

スポンサードリンク

 

まとめ

以上が、「当時」と「当初」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「当時」は、過去のある時点のこと。

「当初」は、物事のはじめの時点のこと。
 
 
「当時」は、「はじめた当時」「はじまった当時」というように「当初」と同じような使い方が可能です。

関連記事と広告

-文書

Copyright© 贈る言葉情報館 , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.