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「施行」と「実施」の違い使い分けは?意味を徹底的に深掘り!

更新日:

 
「施行」と「実施」。

似ています…。
 
 
ちなみに、「施行」の読み方は「しこう」。

読み方は他にも「せこう」「しぎょう」「せぎょう」など、いろいろあるようです…。
 
 
そして、意味なのですが…。

普段は「実施」を多く使いますが、「施行」も同じ意味として使える…ような…?

違いはあるのだろうか…??
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

本記事では、「施行」と「実施」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「施行」と「実施」の意味の違い!

まずは、「施行」と「実施」の意味の違いを端的にお伝えします。

「施行」と「実施」はどちらも実際に行うことであり、同じ意味。

ただし、「施行」には公布された法令の効力を発生させるといった意味があります。

この「法令の効力を発生させる」意味は、「実施」にはありません。

 
一言であらわすと、こういった違いです。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「施行」の意味とは!

「施行」は、実際に行うこと。

物事を実際に行う、この意味は「実施」と同じです。
 
 
たとえば、「都市計画事業が施行された」といった使い方ですね。

ですが、「実施」と比較して「施行」は日常生活になじんでいません。

会社の文書でも、「施行」よりも「実施」が多く使われます。

「施行」の方は、「政策の施行」といったように政治の世界で多用されているのが実状。
 
 
 
そして、「施行」のもう1つの意味が、公布された法令の効力を発生させること。

これは、国会や地方議会で決めた法律や条例などを発動させることです。
 
 
たとえば、2029年段階で「歩きたばこ禁止」といった条例が既に決まっており、「2030年1月1日が『施行』日」だったとしますね。

この場合、2029年12月31日までは、「歩きたばこ禁止」という条例はあるもののまだ発動されていませんので、この日までは歩きたばこをしても罰金はとられません。

しかし、2030年1月1日の「施行」日以降に歩きたばこをしたら罰金が発生しますよ、ということ。
 
 
 
実は、「施行」の意味は、こちらの「法令の発動」の意味の方が多用されています。

要するに、「施行」は「法令」的な雰囲気が強いということ。

日常生活に「施行」がなじんでいないのは、もしかしたら「法令的で堅苦しい」といったことが理由になっているのかもしれません…。

タバコのポイ捨て
 

②「実施」の意味とは!

「実施」は、実際に行うこと。

この意味は、「施行」と同じです。
 
 
特に、「実施」は前もって計画した物事に対して多く使われます。

たとえば、「合同説明会を予定どおり実施します」といった使い方。

「予定どおり」とありますの、前もって計画していたものですね。
 
 
 
ですが、前もって計画したものでなくても「実施」は使えますよ。

たとえば、「急遽、打ち合わせを実施した」といった使い方です。
 
 
 
また、「実施」は行うことという意味として仕事などで多用されますが、日常的な物事にはなじみません。

具体的には、「料理を実施する」「歯磨きを実施する」「久しぶりに子供とキャッチボールを実施した」といったもの。

使い方に間違いはないのですが、少し違和感があります…。

会議
 

③「施行」と「実施」の違いを整理!

それでは、ここで一度「施行」と「実施」の違いを整理します。
 
 
「施行」は、実際に行うこと、また、公布された法令の効力を発生させること。

2つの意味があります。
 
 
「実施」は、実際に行うこと。

特に、前もって計画した物事を行う時に多く使われます。

「実施」の意味はこれだけ、1つしかありません。
 

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2.「施行」と「実施」の辞書での意味!

続いて、辞書による「施行」と「実施」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「施行」の辞書での意味!

【施行】

①実際に行うこと。実施。「政策を―する」

②公布された法令の効力を実際に発生させること。

[参考]②は法律用語で「せこう」ともいう。

引用元:旺文社国語辞典

意味が2種類あり、内容も説明どおりですね。

意味に「実施」がありますので、同じ意味ということ。
 
 
「施行」には、「政策・計画などを実行すること」といった限定的な意味もあります。
 

②「実施」の辞書での意味!

【実施】

・実際に施行すること。「―を見合わせる」「入学試験を―する」

引用元:旺文社国語辞典

意味の中に「施行」がありますので、同じ意味ということですね。

ゼミナール
 

3.「施行」と「実施」の使い方!

次に、「施行」と「実施」の使い方を例文で紹介します。
 

①「施行」の使い方!

・本日より新システムでの会計業務を施行

・市制施行50 周年記念プレトークショー。

・働き方改革関連法の施行から1カ月。

・10月1日に改正水道法が施行された。
 

②「実施」の使い方!

・キャンペーンを本日から実施します。

・ユニバーサル・イベント対応セミナーを実施

・10月から実施中のクラウドファンディング。

・世界各地で次世代教育支援活動の100回実施を目指す。

計画
 

4.「施行」や「実施」には似た意味の言葉がたくさんある!

「施行」や「実施」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「実践」と「実施」の違い!微妙な差をわかりやすく徹底解説!

「活動」と「行動」の違いを解説!似ているようで意外な差が!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「施行」と「実施」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
実際に行うこと、これは「施行」と「実施」の共通の意味。
 
 
しかし、「施行」には公布された法令の効力を発生させることという意味があります。

「実施」には、公布された法令の効力を発生させるといった意味はありません。

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