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「余分」と「余計」の違いを解説!実は意外な差があるよ!

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「余分」と「余計」。

似ています…。

「余分」も「余計」も、「あまる」という意味の「余」が共通していますので、どちらも「あまる」という部分は共通していると思うのですが…。
 
 
でも、よく考えると余計痛くなる」とはいいますが、余分痛くなる」とはいいません。

しかも、この余計痛くなる」は「あまり」のことではありませんし…。

ということは、「余分」と「余計」には違いがあるということか…??
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「余分」と「余計」には確かな違いがありました!
 
 
本記事では、「余分」と「余計」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「余分」と「余計」の意味の違い!

最初に、「余分」と「余計」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「余分」とは、必要以上のもの、余りのこと。

「余計」とは、必要以上のもの、余りのことですが、ただしそれ以外に。

「余計」には、邪魔であり不必要という意味と、さらに増す・よりいっそうという意味があります。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「余分」と「余計」の共通の意味とは!

まず、「余分」と「余計」の共通している意味から説明します。

「余分」と「余計」はどちらも、必要以上のもの、余りのこと。
 
 
 
たとえば、「チケットを人数分より余分に買ってしまった…」という使い方をします。

これは、「チケットを人数分より余計に買ってしまった…」というように「余分」を「余計」に置き換えが可能。

ちなみに、この例文は「必要以上のもの」という意味での使い方です。
 
 
 
それから、「余り」という意味での使い方として以下のとおり。

「売れ残った余分なケーキは、皆さんで持って帰ってください」

「売れ残った余計なケーキは、皆さんで持って帰ってください」
 
 
この例文は、どちらも「余ったケーキ」のことを表現しています。

「余分」と「余計」、置き換えが可能です。

バースデーケーキ
 

②「余計」の別の意味とは!

そして「余計」には、必要以上のもの、余り以外の意味もあります。

一つ目が、邪魔であり不必要という意味。

二つ目が、さらに増す・よりいっそうという意味です。
 
 
 
一つ目の、邪魔であり不必要という意味から解説します。

「邪魔であり不必要」となると、「必要以上のもの、余り」と似ていますが、微妙に違いますよ。

「必要以上」よりも、強い拒絶反応があるのが「邪魔であり不必要」ということ。
 
 
たとえば、「それはいくら何でも、余計なお世話だ!」といった使い方をします。

その他には、「なぜお前は、そこまで余計なことを言ってしまうのか!」といった使い方も。

どちらも、怒りの感情がわき上がるくらい邪魔だ、という意味として使っています。
 
 
ちなみに「余分」には、この「邪魔で不必要」という意味はありません。

余分なお世話」「余分なことを言うな」とはいいませんよね。
 
 
 
二つ目の、さらに増す・よりいっそうという意味について説明します。

たとえば、「腰が痛くてマッサージをお願いしたのに、余計痛くなった…」といった使い方をする「余計」。

その他には、「ただでさえ心配なのに、そんな不吉なことを聞くと余計心配になる…」といった使い方も。
 
 
これは、最初の方は「痛みがさらに増す」で、次のが「心配がさらに増す」ということです。

もちろん、この意味は「余分」にはありません。

余分痛くなった」「余分心配」とはいいません。

足裏マッサージ
 

③「余分」と「余計」の違いを整理!

それでは、ここで一度「余分」と「余計」の違いを整理します。
 
 
「余分」と「余計」はどちらも、必要以上のもの、余りのこと。
 
 
ただし、「余計」にはそれ以外に以下の二つ意味があります。

・邪魔であり不必要

・さらに増す、よりいっそう
 
 
「余分」と「余計」は同じ意味のようで、実は完全に一致しているわけではありません。

 

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2.「余分」と「余計」の辞書での意味!

続いて、辞書による「余分」と「余計」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「余分」の辞書での意味!

【余分】

①必要以上のもの。余計。「―な経費がかかる」

②余り。残り。「―がある」「―の品」

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。

ピザ
 

②「余計」の辞書での意味!

【余計】

①物がたくさんあって余るさま。余分。「―に買う」

②じゃまなさま。不必要。「―なお世話だ」

③よりいっそう。もっと。「―(に)会いたくなる」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明どおりですね。
 

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3.「余分」と「余計」の使い方!

次に、「余分」と「余計」の使い方を例文で紹介します。
 

①「余分」の使い方!

・ジャッキアップした状態で力をかけると余分な力が伝わって、ジャッキが外れる。

余分な荷物で車体が重くなると、結果してガソリンを多く消費することになる。

・来客の減少や、学校の休校などで余分な食品を抱えた飲食店や企業が対象。

・健康的な減量の基本は、筋肉を減らさずに余分な脂肪を落とすことです。

・キッチンにプロ仕様の設備を導入したため、余分なコストが1000万円かかりました。
 

②「余計」の使い方!

・福袋を分解して売店商品へと戻せば、余計な仕入れコストをかけずに済む。

・後輩への気づかいが「余計なおせっかい」になってしまった。

・黙っておけばいいのに、つい余計なことを言ってしまい雰囲気を壊してしまう。

・目的なくだらだら過ごすと余計にストレスがたまる。

・売れ残りはただのロスでは済まなくて、余計な廃棄コストがかかる。

陳列棚
 

4.「余分」や「余計」には似た意味の言葉がたくさんある!

「余分」や「余計」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「ゆとり」と「余裕」の違い!微妙な差をわかりやすく解説!

「余剰」と「剰余」の違いは?意外な事実を徹底解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「余分」と「余計」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
【余分】

・必要以上のもの、余り。
 
 
【余計】

・必要以上のもの、余り。

・邪魔であり不必要。

・さらに増す、よりいっそう。
 
 
「余分」と「余計」は共通の意味もありますが、微妙な違いがありますよ。

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