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「姿勢」と「態度」の違いを解説!実は意外な差があったよ!

更新日:

 
「姿勢」と「態度」。

「姿勢」の方は、「猫背だったが姿勢を正した」といった使い方をするとおり、目に見える「姿」のことと思うのですが…。

ただし、「態度」も目に見える「姿」の意味で使うこともあるような…。
 
 
しかも、「姿勢」も「態度」も目に見えないものにも使います…。

たとえば、「相手に敬意をはらう姿勢」とか、「強硬な態度は変わらない」など…。
 
 
「目に見える」「目に見えない」と2通りの意味があるし、なんだか、意味がまぎらわしいですよね…。

ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
 
 
本記事では、「姿勢」と「態度」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「姿勢」と「態度」の意味の違い!

最初に、「姿勢」と「態度」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

精神的な意味での「姿勢」と「態度」は、事に対する構え方、心の持ち方のことでどちらも同じ意味。

物理的な意味での「姿勢」とは、体の構え方のこと。

そして、物理的な意味での「態度」とは、心の動きが体に表れたもののことです。

 
すごく似ていますが、短く表現するとこういった違いです。

大きく「物理的」な意味と「精神的」な意味に分かれるのですが、それぞれについて、さらにわかりやすく紐解いていきますね。
 

①精神的な「姿勢」と「態度」の違いは?

精神的な意味での「姿勢」と「態度」は、どちらも事に対する構え方、心の持ち方のことで同じ意味です。
 
 
事に対する構え方、心の持ち方としての使い方は、以下のとおり。

「講義を受講して、知識を身につける『姿勢』が素晴らしい!」

「講義を受講して、知識を身につける『態度』が素晴らしい!」

ということで、同じですね。
 
 
 
ただし、比較的「姿勢」は良い意味で、「態度」は悪い意味で使われることが多いのが実情です。

たとえば、下のとおり。

「彼の素晴らしい『姿勢』は見習うべきだ!」

「真剣に聞こうとしないお前のその『態度』は全くダメだ!」

こういった、「良い姿勢」「悪い態度」ですね。
 
 
ただし、精神的な意味での「姿勢」と「態度」は、どちらも同じ意味です。

態度
 

②物理的な「姿勢」と「態度」の違い!

物理的な意味での「姿勢」と「態度」は、全く意味が違います。
 
 
 
「姿勢」は、体の構え方のこと

たとえば「背筋を伸ばす」、これが「姿勢」です。

また、「タックルを狙って前傾姿勢になる」、これも「姿勢」。
 
 
そして、「姿勢」は心の動きは全く関係なく、意識的に示すことが可能です。

ですが、無意識であっても「姿勢」には違いありません。
 
 
 
一方の「態度」は、心の動きが体の表面に現れたもののこと

たとえば、「裁判で不利な証言をされた被告人は、焦りが態度に現れた」、これが「態度」。

「挙動不審な態度を続ける彼は職務質問を受けるはめに」というのも「態度」ですね。

「態度」は心の動きが体に現れるものですので、意識的に示すものではありません。
 
 
この辺は、精神的な意味での「態度」と、物理的な意味での「態度」がごっちゃになってしまう部分。

凄くまぎらわしい部分です。

パトカー
 

③「姿勢」と「態度」の違いを整理!

それでは、ここで一度「姿勢」と「態度」の違いを整理します。
 
 
精神的な意味としては、事に対する構え方、心の持ち方のことで、「姿勢」と「態度」はどちらも意味は同じ

物理的な意味での「姿勢」は、体の構え方のこと

また、物理的な意味での「態度」は、心の動きが体に表れたもののこと
 
 
心の動きは関係なく意識的に示すことができるのが「姿勢」、心の動きが自然に現れるもので意識的に示すものではないのが「態度」ということですね。
 

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2.「姿勢」と「態度」の辞書での意味!

続いて、辞書による「姿勢」と「態度」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「姿勢」の辞書での意味!

【姿勢】

①体の構え方。格好。

②事に対してとる態度。心の持ち方。「前向きの―で善処する」

引用元:旺文社国語辞典

意味①が物理的な「姿勢」で、意味②が精神的な「姿勢」。

説明したとおりの内容ですね。

ヨガ
 

②「態度」の辞書での意味!

【態度】

①人や物事に対しての心の動きが、表に現れたもの。身振り。そぶり。挙動。「落ち着いた―をとる」

②事に応じる構え方。身構え。心構え。「強硬な―」「―を決める」

引用元:旺文社国語辞典

意味①が物理的な「態度」で、意味②が精神的な「態度」。

意味①は心の動きが現れるもので、意識的なものではありません。
 

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3.「姿勢」と「態度」の使い方!

次に、「姿勢」と「態度」の使い方を例文で紹介します。
 

①「姿勢」の使い方!

・積極的に話しかけようとする彼女の姿勢は思いやりにあふれている。(精神)

・理解を得ようとひたむきに説明を続ける販売員の姿勢に感動した。(精神)

・初デートということで全ての準備は整えた姿勢だけは素晴らしい。(精神)

・歩く姿勢が悪いせいで腰を痛めた。(物理)

・社交ダンスを続けることで姿勢が良くなった。(物理)
 

②「態度」の使い方!

・二日酔いで出席するとは学ぼうとする態度ではない。(精神)

・いつまでもふてくされた態度では何も始まらない。(精神)

・面接試験の時に嫌な雰囲気を醸し出しているがそんな態度では難しい。(精神)

・空港での入国審査では最初は態度で判断することが多い。(物理)

・声が震えているのは緊張が態度にあらわれたから。(物理)

緊張
 

4.「姿勢」や「態度」には似た意味の言葉がたくさんある!

「姿勢」や「態度」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「態度」と「行動」の違い!わかりやすく徹底解説するよ!

「活動」と「行動」の違いを解説!似ているようで意外な差が!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「姿勢」と「態度」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
精神的な意味としては、「姿勢」も「態度」も同じ意味です。

どちらも、事に対する構え方、心の持ち方のこと。
 
 
物理的な意味となると、「姿勢」は体の構え方のことで、「態度」は心の動きが体に表れたもののこと。
 
 
心の動きは関係なく、意識的に示すことができるのが物理的な意味での「姿勢」。

心の動きが自然に現れるもので、意識的に示すものではないのが物理的な意味での「態度」ということ。

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