「カレー」は美味しいですよね。
大好きで、3週間に2回くらいのペースで食べています。
しかも、「嫌いだ!」という人を見たことがありません。
ところで、この「カレー」ですが…、言葉の響きからしてどう考えても外来語。
そんな外来語の「カレー」なのですが、実は漢字で表記することができます!
しかも、その漢字の数、なんと1つだけではありません!
ということで本記事では、「カレー」の漢字表記とその由来について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「カレー」を漢字で書くと?
冒頭でもお伝えししましたが、「カレー」の漢字は1つだけではありません!
漢字は下のとおり、2つあります!
咖哩
この「咖喱」「咖哩」、どちらも「カレー」のこと。
ですから、当然ですが読み方も「カレー」です。
ちなみに、私の辞書で「カレー」の漢字を紹介しているのか調べてみました。
【カレー(curry)】
①姜黄・黒こしょう・とうがらしなどを配合して作る、黄色の粉末香辛料。カレー粉。
②カレーライス。
引用元:旺文社国語辞典
ということで、「カレー」の漢字表記は紹介されていませんでした。
ちなみに、この「咖喱」と「咖哩」ですが、言葉を変換して出す方法がないものかと、探ったのですが…。
ひらがなの言葉、たとえば「かれー」や「かりー」などを入力して変換しても出すことができません。
ですから、手間がかかってしまいますが、手書きパッドか漢字コードを入力して出すしかなさそうです…。
それでは、次項ではこの漢字の由来について説明しますね。
2.「カレー」の漢字の由来!
「カレー」を漢字で書くと、「咖喱」「咖哩」の2つ。
それでは、それぞれの漢字の由来について説明していきます。
①「咖喱」の由来!
最初は、少し画数が多い「咖喱」という字から。
この「咖喱」は、中国由来の漢字です。
ですから、中国語で「カレー」は「咖喱」。
要するに、この「咖喱」という漢字は単なる当て字ではありませんよ。
日本では、元々「カレー」はカタカナで表記していたのですが、1991年に「咖喱工房」というレトルトカレーが発売されました。
この「咖喱工房」は、ハウス食品から発売されましたが、この時に初めて日本で中国語の漢字を使ったのです。
そして、読み方は「カレーこうぼう」ではなく「カリーこうぼう」。
「カレー」の外国人の発音に近い「カリー」を採用したということなのでしょうかね…。
そして、発売が開始され、テレビコマーシャルなどで一気にこの「咖喱」という漢字が認知されるようになりました。
②「咖哩」の由来!
続いて、「咖哩」。
前項の「咖喱」とよく似ていますが、少し簡単な漢字です。
そして、実はこの「咖哩」も中国由来の漢字。
ですから、中国語で「カレー」のことを「咖喱」もしくは「咖哩」と表記します。
余談ですが、「カレーライス」の場合は中国語で「咖喱飯」か「咖哩飯」。
それから、「咖喱」「咖哩」以外で「珈竰」という漢字も時々見かけるのですが…。
この「珈竰」については、中国語で探しても存在していませんでした…。
したがって、この「珈竰」がどういった経緯で使われるようになったのか、真相は不明です…。
まとめ
以上が、「カレー」の漢字表記とその由来についてでした。
参考にしてください。
「カレー」を漢字で書くと、「咖喱」「咖哩」と書きます。
「咖喱」と「咖哩」は、どちらも中国由来の漢字。
中国語の「カレー」の意味をそのまま当てたということ。
また、「珈竰」という漢字も使われることがあるようですが、この漢字の正誤も含め由来は不明です…。