「断続」と「連続」。
どちらも「続」が使われていますので、「続く」というのはわかるのですが…。
問題は「続き方」ということか…。
天気予報では、「断続的に雨が降ります」といいます。
また、「2日連続の雨」といった使い方も…。
まぎらわしいですね…。
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「断続」と「連続」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「断続」と「連続」の意味の違い!
最初に、「断続」と「連続」の意味の違いを簡潔にお伝えします。
「連続」とは、とぎれることなく、つらなり続くこと。
一言で表現すると、こういった違いです。
それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
①「断続」の意味とは!
「断続」は、とぎれたり続いたりすること。
また、時々とだえながら続くこと、ともいえます。
たとえば、「断続的に雨が降ります」といった天気予報があったとしますね。
これは、雨が降るのは間違いないのですが、時々雨がやんだりするということ。
降るのが時々とぎれる、とだえながら雨が降り続くということです。
②「連続」の意味とは!
「連続」は、とぎれることなく、つらなり続くこと。
「断続」はとぎれましたが、「連続」はとぎれることなく続きます。
しかも、つらなり続くという部分もポイント。
「つらなる」ということは、「クサリ」のようにパーツが一つ一つ並んでつながるということ。
つまり、ある物事が1度、2度、3度と、とぎれずに繰り返されるということです。
たとえば、プロスポーツの世界で、2年続けて1つのチームが優勝したとしますね。
これが「連続優勝」です。
そして、これが3年続けば「3年連続の優勝」ということ。
途中で優勝がとぎれると、「連続」ではなくなります。
③「断続」と「連続」の違いを整理!
それでは、ここで一度「断続」と「連続」の違いを整理します。
とぎれたり続いたりすることが「断続」。
とぎれることなく、つらなり続くことが「連続」。
とぎれるのが「断続」で、とぎれないのが「連続」です。
2.「断続」と「連続」の辞書での意味!
続いて、辞書による「断続」と「連続」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「断続」の辞書での意味!
【断続】
・とぎれたり続いたりすること。「―的に雨が降る」
引用元:旺文社国語辞典
説明どおりですね。
②「連続」の辞書での意味!
【連続】
・とぎれることなく、つらなり続くこと。また、つらね続けること。「―ホームラン」「不―」
引用元:旺文社国語辞典
こちらも、説明したとおりの内容です。
3.「断続」と「連続」の使い方!
次に、「断続」と「連続」の使い方を例文で紹介します。
①「断続」の使い方!
・アイスバーンでは断続ブレーキを使うのが鉄則。
・何度も断続的に目が覚めるので良い睡眠ではない。
・地震が断続的に発生する。
・工事の騒音が断続的に続く。
②「連続」の使い方!
・不祥事が3度も連続するとトップが責任をとるしかない。
・2日連続で遅刻するとは何事か!
・2試合連続でハットトリックを決め注目を集める。
・衆議院選挙で連続当選を決定づける。
4.「断続」や「連続」には似た意味の言葉がたくさんある!
「断続」や「連続」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
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ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「断続」と「連続」の意味の違いと使い分けについてでした。
「断続」も「連続」も続くこと。
ただし、とぎれながら続くのが「断続」、とぎれないのが「連続」です。
「連続」は1度、2度、3度と、物事を繰り返すということ。