しょっちゅう耳にする「感極まる」という言葉。
「感」は「感動」という意味で、「極まる」は「この上なく」という意味。
つまりは、「この上もなく感動する」という意味です。
では、この「感極まる」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「感極まる」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「感極まる」の例文を簡単な短文で!
・スタッフ陣からメッセージ入りの色紙がサプライズプレゼントされた。突然のことに「危ねー!こんなのやめてくださいよ」と感極まった様子で、「嬉しいです」と笑顔で感謝を述べた。
・今季初白星を挙げるとともに、クラブ史上初のJ1ホーム初勝利を手にした。代理でチームを率いる甲本偉嗣ヘッドコーチの感極まる表情に「泣ける」と感動を呼んでいる。
・「今だから笑って話せるが、先生は『余り物だから組ませた』と。その余り物が五輪で一番いい成績。他のペアだったらここまで来られなかった」と感極まった。
・1998年長野冬季五輪フリースタイルスキーのモーグルで冬季五輪の日本女子初の金メダルに輝いた里谷多英選手の引退セレモニーが行われ、最後のスピーチでは感極まって声を震わせた。
・イブラヒモビッチは2016年欧州選手権を最後に代表から引退。母国からの要望を受けて代表復帰を決断したことに対する2人の息子の反応について報道陣から聞かれた際、感極まる場面があった。
・受賞などで評価していただいたときもうれしいですが、自分としては、納得のいくものが書けたという手応えを得た瞬間に、感極まるものがあります。
・目から一気にぼろぼろと涙が溢れ落ちてね。感極まって、涙は流れざるを得なかった。あそこのシーン。思い出しただけでもう切な過ぎてさ。
・ヒルはまだ20歳だが、ギリシャ、ジョージア、コソボと対戦するルイス・エンリケ監督率いるスペイン代表のメンバーの中で大きなサプライズとなった。代表招集が決まった際に選手は感極まり、涙を浮かべていた。
・過去6度のタイトル戦で、3度フルセットの末タイトルを逃してきた木村王位。7度目の挑戦で悲願のタイトル獲得となった木村王位は、終局後のインタビューで感極まって涙を流しました。
・卒業証書授与場面ではスクリーンに授与の様子を映しました。昨年に続き今回も合唱がない中ですが、「卒業生別れの言葉」に3年間の思い出が詰まって感極まるものがありました。
2.「感極まる」の類義語!
続いて、「感極まる」と似た意味の言葉を紹介します。
冒頭でも触れましたが、「この上もなく感動する」も類義語。
あとは、「非常に感動する」も当てはまります。
その他は、以下のとおり。
「感動がこみ上げてくる」
「万感胸に迫る」
「感動が胸に押し寄せる」
「胸がいっぱいになる」
「胸が熱くなる」
などがあります。
まとめ
以上が、「感極まる」の例文についてでした。
参考にしてください。
「感極まる」の「感」は「感動」のこと。
そして、「感極まる」の「極まる」は「この上なく」ですが…。
「極まる」には、「この上なく」の他に「限界に達する」という意味もあります。
ですから、感動が限界に達するという意味でもあります。