よく使われる「わりに」という言葉。
漢字では、「割に」と書きます。
「比較の対象を特別にあげないで、普通と比べてどうであるかということを示す」言葉。
つまりは、「思ったよりも」「比較的」という意味です。
では、この「わりに」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「わりに」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「わりに」の例文を簡単な短文で!
・都心が近いわりに、家賃は手頃なイメージです。生活に必要な買い物に関しても、お店が充実していそうに感じました。
・ここのメーカーの服は、デザイン性が無難なわりには値段が高いイメージ。私の50代の父親が愛好者です。無難なデザインなので服を選ぶのが面倒な人にとってはピッタリかも。
・スープがしっかりみそ味で濃くてやみつきになる味。麺は喉ごしがよくて低価格のわりにはとても美味しいです。一味付きで一味をかけると更に美味しくなります。
・年齢ときゃしゃな体格のわりには、日常的に身体を動かす仕事をしているので、体力があります。そう簡単には負けませんよ。
・本日キャンプインし、新たにキャプテンに指名された鈴木選手が、フリーバッティングで強い打球を飛ばし「初日のわりにはしっかり振れていた」と、まずはプレーでチームを引っ張りました。
・今日は、強めの風のせいで気温のわりには肌寒い体感。最近の暖かい日差しで、除雪の雪山もだいぶ溶けてきたけど、完全に無くなるにはまだまだ時間がかかりそう。
・成功する人は「時機」「好機」「勝機」などタイミングを自らつかんでいます。忙しいと言うわりに成果の出ない人や、まわりに流され「やらされ感」が強い人たちは必読です。
・信頼する、そして敬愛する仲間たちとまずこの1日を最高の1日にできるように、全力で準備をしてきました!活動休止中のわりに、とても忙しく過ごしています。
・あれだけの前評判のわりに全然売れていませんよね。あの車は何が魅力なのでしょうか?価格的にもどうしても購入する気にはなりません。
・会員制スーパーで販売中のオフィスチェアがお値段のわりになかなかの座り心地という情報を得て、行ってきましたよ。やはり、座り心地は素晴らしい。
2.「わりに」の類義語!
続いて、「わりに」と似た意味の言葉を紹介します。
冒頭でも紹介した、「思ったよりも」「比較的」も類義語。
それから、「わりと」も当てはまります。
その他は、以下のとおり。
「想像とは違い」
「けっこう」
「わりあい」
「わりかし」
「~にしては」
などがあります。
まとめ
以上が、「わりに」の例文についてでした。
参考にしてください。
「わりに」は、漢字で「割に」。
語源は、「割合に」といわれています。
「割合」なので、全体と比べた比率ということ。
その比率が、最初の想像とは違っていたという意味ですね。