時々使われる言葉、「筆舌に尽くしがたい」。
「文章や言葉で表現できない」ということ。
つまりは、「なんとも表現のしようがない」という意味です。
では、この「筆舌に尽くしがたい」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「筆舌に尽くしがたい」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「筆舌に尽くしがたい」の例文を簡単な短文で!
・愛犬がこの世をさりました。これは私にとって、一番耐えられないことであり、筆舌に尽くしがたい悲しみにずっと襲われています。
・あなたからこんなお土産をもらうとは思っていませんでした。開けた瞬間の感動は筆舌に尽くしがたいものでした。
・ロンドン西部の高層住宅で発生した大規模火災で、ロンドン警視庁は筆舌に尽くしがたい建物内部の惨状を伝える映像と画像を公開した。
・ボードの上に立ったときの浮遊感と、波に押されたときに感じる筆舌に尽くしがたい快感。サーフィンに取り憑かれたら元には戻れない。
・長きにわたって、いわれなき厳しい偏見、差別のもとにおいて筆舌に尽くしがたいご苦労、ご苦難、いろいろあったと思います。深く反省しおわびを申し上げたいと思います。
・地震による被害状況は、筆舌に尽くしがたい。そのため、捜索活動はあと数週間かかる長い作業となる見込みだ。
・本年の感染症の対応で、各医療機関ならびにそこで働く方々のご尽力は筆舌に尽くしがたいものがあることをご理解ください。
・2007年、J2への降格が決まった時にチームに降り掛かってきた現実は、筆舌に尽くしがたいものだった。サポーターの心は荒れ、すさみ、クラブを批判が覆った。
・筆舌に尽くしがたい経験をされた家族の苦労を、これ以上長引かせるわけにはいかない。一刻も早く解決したいと思う。
・職人の高度な加工技術と、多くの試行錯誤の末に生み出されたチタンタンブラーは、筆舌に尽くしがたいほどの存在感を放つ。
・今、あなたに大切な人がいるとして、いつかはその人とも別れる日がくる。そのときには筆舌に尽くしがたい心の痛みに、もがくかもしれない。
2.「筆舌に尽くしがたい」の類義語!
続いて、「筆舌に尽くしがたい」と似た意味の言葉を紹介します。
まずは、「えもいわれぬ」。
「えもいわれぬ」は、言葉で言いあらわすことができないという意味です。
次に、「名状しがたい(めいじょうしがたい)」。
「名状しがたい」は、「言葉にできない」「表現できない」「説明できない」という意味です。
その他は、以下のとおり。
「たとえようのない」
「形容しがたい」
「言葉にならない」
「言葉が見つからない」
「言いようのない」
などがあります。
まとめ
以上が、「筆舌に尽くしがたい」の例文についてでした。
参考にしてください。
「筆舌に尽くしがたい」は、例文で紹介したとおり「悪い状況」と「良い状況」の双方で使うことができます。
例文も、悪い意味と良い意味を載せました。