故事成語である「間髪を入れず」。
「間に髪の毛一本すら入る隙間がない」という意味。
つまりは、「少しの時間も置かない」ということ。
では、この「間髪を入れず」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「間髪を入れず」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「間髪を入れず」の例文を簡単な短文で!
・娘に、「今日の晩御飯は何が食べたい?」ときいたところ、間髪を入れず「カレーライスが食べたい」という返事だった。彼女の夕食希望の8割はカレーだ。
・ボクシングのテクニックにカウンター攻撃がある。相手のパンチの動きに間髪を入れずパンチを繰り出す。当たった場合のダメージは相当大きなものとなる。
・よほどトイレを我慢していたのか、エンジン止めたと思ったら間髪を入れずに車を出て走って行ったよ。
・彼の秘密を暴露するつもりはなかった。しかし、彼は暴露されると勘違いしたらしく、その話題になったとたんに間髪を入れず私の口をふさいだ。
・ドアをノックしたと思ったら、間髪を入れずにドアを開けた。相手に確認するためのノックなのに、それでは意味がない。
・今年6月にグループ初のソロデビューを果たし、3作のシングルをリリース。そして同年7月には間髪を入れずに待望のファーストアルバムが発売された。
・地元の老舗商店が撤退した土地に、間髪を入れずに外資系のスーパーが建設された。あっという間の出来事だった。
・刑事事件の初公判で、発言が伝わらなかったことで弁護人が一時マスクを外した。間髪を入れず裁判官が着用を促し、弁護人は困惑気味に着け直した。
・大阪城ホールで公演を開催したばかりではありますが、間髪を入れず新作に取り掛かかりますよ。休んでいる暇はありません。
・超極太麺なのに締まりがある食感に思わず「最高に美味い!」のリアクション。ですが現代人の目は厳しく、渋谷の女子高生が間髪を入れず「嘘っぽい!」とバッサリ。
・交代出場を果たした同選手は、間髪を入れず自身にとってのセリエAでの初ゴールをネットへと叩き込み勝利を手繰り寄せた。
・おすすめの製品を見せてもらったが、なかなか決まらない。仕方なく店を変え2店目へ。しかし、その店では間髪を入れずに即決した。
2.「間髪を入れず」の類義語!
続いて、「間髪を入れず」と似た意味の言葉を紹介します。
最初は、「言うが早いか」。
これは、表明して発言が終わる前に行動に移すという意味です。
あとは、「するや否や」。
意味は、何かをした後、間隔をおかずに別のことをすることです。
その他は、以下のとおり。
「すかさず」
「即座に」
「矢先に」
「間を置かずに」
「矢継ぎ早に」
などがあります。
まとめ
以上が、「間髪を入れず」の例文についてでした。
参考にしてください。
ところで、この「間髪を入れず」なのですが、実は「かんぱつをいれず」と読むのは間違い。
本来は、「かんぱつ」ではなく「かんはつ」と読みますよ。
気をつけてください。