試合の前に、自分やチームを勇気づける言葉はないものか…。
また、試験の時、心強くなるような言葉がないものか…。
そういった、場面でお手伝いをするのがこのブログ!
ピッタリなことわざや四字熟語、格言などをご紹介します。
ということで、本記事では「強い」に関することわざを厳選して、意味も含めてわかりやすく解説していきます!
また、「強い」に関することわざの他に、後半では「強い人」に関するものもご紹介しますよ。
ご期待ください!!
1.「強い」に関することわざ!
最初は、「強い」を意味することわざをご紹介します。
①「ペンは剣よりも強し」
「ペンは剣よりも強し」は、「ぺんはけんよりもつよし」と読みます。
これは、どんな強大な武力よりも、言論の力の方が強いという意味。
使い方は、以下のとおりです。
「新聞記事が発端で、彼は会社を退職せざるを得なくなった。『ペンは剣よりも強し』でマスコミにはかなわない」
②「先鞭をつける」
「先鞭をつける」の読み方は、「せんべんをつける」です。
馬に先にムチをあてるということ。
これはつまり、他人よりも早く馬にムチを当てて進み、より早く手柄をたてるという意味です。
ですから、何事も他人より早く行動すべきということですね。
「仮想通貨で利益を出した人は、話題になるはるか前から目を付けていた。『先鞭をつける』ということ」といった使い方をします。
③「大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず」
「大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず」は、「たいてきとみておそれずしょうてきとみてあなどらず」と読みます。
敵が強そうであっても恐れてはいけない、また敵が弱そうに見えても油断してはいけないということ。
つまり、勝負ごとなどでは、相手を見た目で判断してはいけないという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「彼はプロチームに所属した経験がある実力者だそうだ。でも『大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず』で、平常心で試合に臨もう」
④「佚を以て労を待つ」
「佚を以て労を待つ」の読み方は、「いつをもってろうをまつ」です。
「佚」は気楽に過ごすことで、「労」は疲労のこと。
これは、休養することで疲れをいやし、敵が来たら迎え撃つという意味です。
要するに、勝負ごとは自分の体調を万全にすることが大切であるということ。
「明日は試合本番だが、今日は無理な練習はやめておく。『佚を以て労を待つ』でコンディション第一」といった使い方をします。
⑤「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」は、「かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず」と読みます。
敵と自軍の状況をキチンと把握しその状況にあった作戦を立てることで、何度戦っても負けることはないということ。
ですから、勝負ごとは相手と自分の戦力分析が大切という意味です。
使い方は、以下のとおり。
「相手チームが視察に来ているが、なるべく本来の力を隠そう。『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』で分析されれば負けるはずのない相手でも危険だ」
⑥「地の利は人の和に如かず」
「地の利は人の和に如かず」の読み方は、「ちのりはひとのわにしかず」です。
自分たちの地元であり地理を知り尽くしていたとしても、敵の気持ちや団結力には勝つことができないということ。
つまり、勝負ごとは勝とうとする気持ちや団結力が大切であるという意味です。
「敵にとってはアウェーだったこの試合を落としてしまった。敗因は執念の違い。『地の利は人の和に如かず』だよ」といった使い方をします。
⑦「百戦百勝は善の善なる者に非ず」
「百戦百勝は善の善なる者に非ず」は、「ひゃくせんひゃくしょうはぜんのぜんなるものにあらず」と読みます。
全戦全勝もよいことではあるが、それよりも理想としては戦わずに勝つことであるということ。
これは、高い戦力を見せつけて相手を戦意喪失に追い込み降伏を待つ方が、味方の損害も少なく賢い戦い方であるという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「防衛設備の強化はやめるべきという声もある。だがこういった強大な防衛設備が抑止力につながり、不要な戦いを防ぐことも確か。『百戦百勝は善の善なる者に非ず』とはこのこと」
⑧「兵は神速を貴ぶ」
「兵は神速を貴ぶ」の読み方は、「へいはしんそくをたっとぶ」です。
戦いは、早い決断と兵の素早い行動が勝利につながるということ。
要するに、もたもたと決断を後回しにしてはいけないし、素早い行動が大切であるという意味です。
「新製品の発表がされたばかりなのに、もう店頭に商品が並んでいる。『兵は神速を貴ぶ』で何もかも早すぎる…」といった使い方をします。
2.「強い人」に関することわざ!
続いて「強い人」に関することわざをご紹介します。
①「虎に翼」
「虎に翼」は、「とらにつばさ」と読みます。
トラはただでさえ強いのに、飛ぶことが可能になる翼が加わることでさらに強くなるということ。
ですから、元々強い人がさらに強くなるという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「売り上げナンバーワンの会社に、敏腕コンサルタントがバックについた。もはや『虎に翼』だ」
②「駆け馬に鞭」
「駆け馬に鞭」の読み方は、「かけうまにむち」です。
ただでさえ速く走る馬に、さらにムチを加えて速く走らせるということ。
これも、前項同様で能力が高いのに、さらに高くなるという意味です。
「ただでさえ世界ナンバーワンの実力があるのに、極秘の高性能用具を開発したらしい。まさに『駆け馬に鞭』だ」といった使い方をします。
③「闘う雀人を恐れず」
「闘う雀人を恐れず」は、「たたかうすずめひとをおそれず」と読みます。
スズメは普通怖がりで人が近づくとすぐに逃げるが、喧嘩の最中では人が近づいても逃げないということ。
要するに、無我夢中で頑張ることで実力以上の力を発揮できるという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「信じられない番狂わせが起きた。『闘う雀人を恐れず』で、無心で立ち向かったのが勝因ではないか」
④「鬼に金棒」
「鬼に金棒」の読み方は、「おににかなぼう」。
有名なことわざですね。
ただでさえ強い鬼が武器を持つことでさらに強くなるということ。
「虎に翼」「駆け馬に鞭」と同じような意味です。
「新チームにプロ経験がある人間が加わった。毎年優勝しているチームなのに彼が加わっては『鬼に金棒』、勝てる気がしないな」といった使い方をします。
⑤「柔能く剛を制す」
「柔能く剛を制す」は、「じゅうよくごうをせいす」と読みます。
かたい矛先で攻められたとしても、柔らかいしなやかさがあればかわすことができ勝利できるということ。
つまり、弱い者が強い者に勝利するという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「普段は軽量級の彼が、体重制限がない全日本選手権で勝ち上がっている。まさに『柔よく剛を制す』だ」
まとめ
以上が、「強い」に関することわざと、その意味と使い方についてでした。
自分の好みで13種類、ご紹介させていただきました。
もしよかったら、勝利のためのヒントとして活用してください。
また、試験などに挑む際の心構えにもどうぞ!