暑い夏はやっぱり「スイカ」!!
冷やして食べると美味しいですね。
トイレが近くなるのは難点ですが…。
ところで、この「スイカ」ですが…、普段は平仮名かカタカナで表記されています。
でも、そんな「スイカ」にも実は漢字が存在しますよ!
しかもその漢字の数、なんと1つだけではありません!
ということで本記事では、「スイカ」の漢字表記とその由来について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「スイカ」を漢字で書くと?
冒頭でお伝えしたとおり、「スイカ」の漢字は1つだけではありません!
漢字は下のとおり、2つもあります!
水瓜
この「西瓜」「水瓜」、ともに「スイカ」のこと。
「西瓜」の方は、時々目にすることがありますよね。
ちなみに、私の辞書で「スイカ」の漢字を紹介しているのか調べてみました。
【すいか(西瓜)】
・[植]ウリ科のつる性一年草。アフリカ原産。葉は長卵型で深く裂け、茎は長く地上をはって巻きひげがある。初夏に淡黄色の合弁花を開く。雌雄異花。果実は大きな球形または楕円形で、水分が多く甘い。
引用元:旺文社国語辞典
ということで、漢字の「西瓜」の方は記載されていました。
ただし、「水瓜」は記載されていません。
それでは、次項ではこの漢字に由来について説明します。
2.「スイカ」の漢字の由来!
「スイカ」を漢字で書くと、「西瓜」「水瓜」の2つ。
それでは、それぞれの漢字の由来について説明していきます。
①「西瓜」の由来!
まず、辞書にも載っている「西瓜」という字から。
「西瓜」は、中国由来の漢字、つまり漢名です。
中国語では、「スイカ」のことを「西瓜」と表記。
その中国語の「西瓜」が、日本伝わって普通に使われるようになりました。
では、中国においてなぜ「西瓜」という名称になったのか?
「スイカ」はアフリカ原産で、そこからヨーロッパや中近東へと広がりました。
そして、11世紀ごろにウイグルから中国へと伝わったのです。
このウイグルの位置ですが、中国にとっては西側。
つまり、西の方角のウイグルから伝わった瓜(ウリ)ということで、「西瓜」がスイカの名称になったのです。
ですから、西方から日本に伝わったのではありません。
あくまでも、中国における名称です。
②「水瓜」の由来!
そしてもう一つの「水瓜」。
この「水瓜」は、日本独自の名称。
実は、「西瓜」の方は中国名なのですが、「スイカ」そのものが日本にどのように伝わったのかは、ハッキリしていません。
中国から伝わったという説もあれば、ポルトガル人が持ち込んだという説も…。
ただし、江戸時代に「スイカ」を「水瓜」と表記していたことは間違いないようです。
ですが、当時は「西瓜」という漢字も使われていました。
おそらく、地域によって呼び名が違っていたものと考えられます。
そして、「水瓜」の由来は「スイカ」の持つ多量の「水分」。
「スイカ」は英語で、「watermelon(ウォーターメロン)」ですので、つまりは「水メロン」です。
要するに、「水分が多い瓜」ということで「水瓜」という漢字が使われました。
まとめ
以上が、「スイカ」の漢字表記とその由来についてでした。
参考にしてください。
「スイカ」を漢字で書くと、「西瓜」「水瓜」です。
「西瓜」は、中国語での漢字表記がそのまま伝わったのが由来。
「水瓜」の方は、日本独自の漢字で、「水分が多い瓜」というスイカの特性が由来です。